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なぜ甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるのか。麹がもたらす美容効果とは?

2018.05.02

なぜ甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるのか。麹がもたらす美容効果とは?


美容や健康のためになるとして、麹(こうじ)が人気になっています。甘酒や酒粕というかたちで口にしている人も多いのではないでしょうか。さて、この「麹」はいったいどんな働きをするのかご存じでしょうか?今回は「麹がもたらす美容効果」について解説します。


麹とは?

麹は、「蒸した米や麦に麹菌というカビの一種が生えたもの」です。カビといっても、有害なものではありません。安心して食べることができ、人間の役に立ってくれるカビです。


米を麹にすると、米自体にはなかった成分が400種ほど生成されます。


その中にある「コウジ酸」という成分は、シミの原因となるチロシナーゼの活性や合成を阻止する働きがあります。そのほか、麹菌は「三大消化酵素」といわれるアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼも生産します。酵素は腸の働きをサポートするため、麹を取り入れることは、美容だけでなく健康のためにもなると考えられるのです。

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれる理由

米と麹から作られた甘酒は、上述の成分や酵素のほか、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビオチン、パントテン酸、イノシトール等が含まれています。


ビタミンB2、B6は肌のハリや保湿の維持を補助し、ビオチンは粘膜保護の働きを担い、パントテン酸はコラーゲンの生成を補助する働きがあります。ビタミンB1は疲れたときに摂取したい栄養成分。イノシトールは「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれており、お酒を飲む際や脂肪分の多い食事をする際に取り入れるといいビタミンです。


こうした多くの重要な栄養素を含むため、甘酒は「飲む点滴」と呼ばれていると考えられます。

麹を使ったレシピ

多くの栄養を含む麹ですが、いつも同じレシピのものばかりでは飽きてしまうかもしれませんね。そこで、麹を使った簡単なレシピをご紹介します。


●麹だけの甘酒

(材料)

・麹…100g

・60℃のお湯…200~250ml

※温度が高過ぎると酵素が死滅し、低いと活動が鈍くなるので、60℃にしてください。


(作り方)

1.保温性が高い水筒にお湯を入れて中を温めておく。

2.水筒のお湯を流し、ほぐしてある麹を入れる。

3.2に60℃に温めたお湯をに入れて、一晩おく。


●しょう油麹

(材料)

・しょう油…200ml

・乾燥米麹…200g


(作り方)

1.容器に米麹を入れて、ひたひたになるまでしょう油を入れる。

2.常温で1週間ねかせ(スプーン等で1日1回混ぜる)、発酵したら冷蔵庫で保存する。


●酒粕ヨーグルトディップ

(材料)

・酒粕…50g

・水切りしたヨーグルト…50g(クリームチーズで代用してもOK)

・レーズン…50~60g


(作り方)

1.酒粕が硬い場合は、耐熱容器に入れて電子レンジで10~20秒ほど温める。

2.すべての材料を混ぜて、冷蔵庫で一晩寝かせる。


今回ご紹介したレシピは、どれも簡単なものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。



麹を上手に活用して、健康で美しい体を目指しましょう!


(執筆 相川香/栄養士-健康検定協会-)