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「肌のくすみ」はどうしたらなくなる?美容整形クリニックの施術

2018.05.10

「肌のくすみ」はどうしたらなくなる?美容整形クリニックの施術


「肌のくすみ」は女性の悩みのひとつですね。さて、この解消方法には美容整形クリニックでの施術もあります。しかしクリニックの施術というとなんだかハードルが高いイメージがあるかもしれません。具体的に、どのような施術が行われるのでしょうか。デメリットはある?今回は、「くすみを治療する施術」について解説します。

記事監修

齊藤真理子 先生


形成外科医、美容皮膚科医、医学博士。

昭和大学医学部卒。2010年に山本メディカルセンターに入職し、皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月~同クリニック院長を務める。女医+(じょいぷらす)所属。


▼山本メディカルセンター

http://www.yamamedi.or.jp/

▼ブログ

http://profile.ameba.jp/zushikeisei/

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/213

■肌のくすみってそもそも何?

一般的にいわれる「肌のくすみ」とは、つや感や透明感が失われた状態のことです。以下のような原因によって起こると考えられます。

  • 加齢や乾燥で肌の保湿性能が低下している

  • 肌のターンオーバー※が乱れ、表面にメラニン色素が蓄積している

  • 血行不良、リンパの流れが悪い(新陳代謝が悪い)

  • 糖分、タンパク質が結合してできた「AGEs」という物質による

※表皮で行われる、肌の新陳代謝のことです。肌の細胞は表皮の最深部「基底層」で生まれ、古い細胞を押し上げていきます。自身も新しい細胞によって押し上げられ、最後は「角質層」から剥(は)がれ落ちます。この代謝のサイクルを「ターンオーバー」といい、健全な状態だと約28日間(生理周期と同様)で生まれ変わります。


美容整形クリニックでは、主に以下のような施術によって「肌のくすみ」を治療しています。

■ケミカルピーリング

「ケミカルピーリング(ケミカルピール)」は、肌に酸性の薬剤を塗布して余分な角質を溶かし、肌の表面を整える施術です。これにより、ターンオーバーをリセットし、正常化を促します。


ケミカルピーリングでは、メラニン色素の沈着によるくすみ、肌の乾燥によるくすみ、ターンオーバーの乱れで古い角質が積み重なってできたくすみを改善できます。


●ケミカルピーリングのメリット

ケミカルピーリングは、肌の新陳代謝を促すための施術です。人間が自然に備えている自然治癒能力を利用するもので、根本的な美肌効果が期待できます。


●ケミカルピーリングのデメリット

酸性の薬剤で肌表面の角質層を削る施術のため、一時的に表皮が薄くなります。そのため肌が乾燥や紫外線によるダメージを受けやすく、注意が必要です。


また、一般的に1回の施術では十分な効果を得るのは難しいと考えられており、長期的な通院が必要になることもあります。


●ケミカルピーリングの費用

ケミカルピーリングの費用は、1回の施術で1-2万円程度です。一般的にケミカルピーリングは複数回通院して繰り返し受けることが多く、クリニックによっては2回目以降の施術に割引価格を設定しています。


●ケミカルピーリングのダウンタイム

ケミカルピーリングにはダウンタイム※はほとんど必要ありません。

■ハイドラフェイシャル

「ハイドラフェイシャル」は水の力を利用した物理的なピーリングの一種です。ケミカルピーリングでは酸性の薬剤で角質を溶かしますが、ハイドラフェイシャルは角質を物理的に削り取るのです。また特徴としては、同時に美容成分などの補給も同時に行えます


ハイドラフェイシャルでは、肌に水分や美容成分を補給しながら余分な角質や皮脂を除去し、毛穴の奥の汚れも洗い流して引き締めます。


●ハイドラフェイシャルのメリット

・ターンオーバーが正常化する

・刺激が弱い

・肌の汚れが落ち、くすみにも効果がある


●ハイドラフェイシャルのデメリット

ハイドラフェイシャルのデメリットとしては、染みや肝斑(かんぱん)がある場合、悪化してしまう可能性があります。また、以下に当てはまる人は、ハイドラフェイシャルを受けられません。

・フラクショナルレーザーの施術を受けた直後の人

・顔に金の糸を挿入している人

・妊娠中の人


●ハイドラフェイシャルの費用

ハイドラフェイシャルの費用は、受ける部位などによって異なります。顔の場合、1回2-3万円程度です。


●ハイドラフェイシャルのダウンタイム

ハイドラフェイシャルにはダウンタイムがほとんど必要ないといわれています。

■フォトフェイシャル

「フォトフェイシャル」は、肌に「IPL」という光を照射して、その刺激でコラーゲンの生成を促進させます。このIPLという光線は、メラニン色素や毛細血管など、肌のトラブルになる部分にだけ反応し、メラニン色素の排出を促進します。その結果くすみが消え、肌に透明感が戻ります。


●フォトフェイシャルのメリット

・肌が受けるダメージが少ない

・染み、そばかす、ニキビなどの肌のトラブルにも効果がある

・「イオン導入」などの施術と併用できる

・痛みがほとんどない(輪ゴムで弾く程度の痛み)

・施術にかかる時間が短く済む

・「イオン導入」などの施術と同時に受けられる


●フォトフェイシャルのデメリット

・高い効果を得るには複数回の施術が必要

・継続して受けるとトータルで高額になることがある

・効果を高めようとして出力を上げ過ぎると、炎症ややけどを起こすことがある


●フォトフェイシャルの費用

フォトフェイシャルの費用は、1回につき1-5万円程度です。ほかの施術と同時に受けられる場合もあり、セット価格を設定しているクリニックもあります。


●フォトフェイシャルのダウンタイム

フォトフェイシャルのダウンタイムはほとんど必要ありません。


※整形手術を受けると、痛みや腫れといった症状が現れます。「ダウンタイム」は、これらの症状が治まるまでの期間のことです。ダウンタイムは施術の種類、規模、個人差によって異なります。



くすみに限らず肌に関する悩みは多く、美容整形クリニックではさまざまな肌トラブルを解決する施術を受けることができます。くすみ以外の悩みもまとめて改善できるかもしれません。とはいえ、デメリットもあります。施術を受ける前には医師の説明をよく聞き、十分に検討しましょう。


(藤野晶@dcp)