身近な疑問を街ゆく人にインタビューするパペット調査団、都道府県イメージ担当のカエルだケロ!
みんなは沖縄県にどんなイメージを持ってるケロ~?
沖縄といえば、ビーチ! 透き通った海はダイビングができて最高だケロ! あとは方言や沖縄タイムといった、独特なゆったり感がある県ケロな〜。
読者に聞いた、沖縄のイメージがこちらだケロ!
今回も東京にいる沖縄出身の人に、このイメージがあっているのか調査してきたケロ~!
まずはきっしーちゃんにインタビューするケロ! きっしーちゃんには県民おすすめのビーチについて聞いてみるケロ!
沖縄といえばキレイな海に囲まれているケロ! きっしーちゃんもよくビーチに行ってたケロか?
もちろんです! でも沖縄本島のビーチもいいですけど、せっかくなら離島に行ってほしい!
本島のビーチとどう違うケロか?
離島は人がいない分キレイで、海の透明度が全然違うんですよ! なかでも私のおすすめは宮古島の「与那覇前浜(よなはまえはま)」ビーチですね! 東洋一美しい海としてガイドブックにのったこともあるんですよ!
日本一どころか「東洋一」だなんてすごいケロ~!
海は底まで見えるぐらい透き通ってるし、パウダーサンドと呼ばれる砂浜は、素足で歩くとめっちゃ気持ちいいんですよ!
パウダーサンド!? パウダースノーみたいな、さらさらした「砂」ってことケロね!
あとおすすめしたいのが阿嘉島(あかしま)! ダイビングで有名なスポットなんですけど、キレイな熱帯魚やサンゴはもちろん、運がいいと野生のウミガメも見ることができるんですよ。
ケロ〜!! ウミガメを生でみれるってすごいケロ!
そうなんですよ! カラフルな魚に囲まれて、ウミガメと一緒に泳ぐと浦島太郎の気分が味わえますよ!
見てみたいケロ、陸に上がったら老けてしまいそうだケロな……。
沖縄には宮古島をはじめ、石垣島や波照間島など、とにかく離島がいっぱいあるらしいケロ。いろんな離島を回って、お気に入りの離島を見つけるのも楽しそうケロな〜!
次は、もなちゃんに話を聞くケロ! もなちゃんには沖縄の方言について聞いてみるケロ!
沖縄の方言ってゆったりしてるイメージだケロ! あのゆるい感じがかわいいケロよな〜!
そうですかね?(笑) でも東京に出てきたときは言葉が全然伝わらなくて焦りましたよ!
たとえばどんな言葉が通じなかったケロ〜?
そうですね〜。「あんまさい」とか「ちゃー」はつい出ちゃうんですけど、みんな「?」って顔しますね……。
どんな意味かまったく想像できないケロ……。
「あんまさい」は「めんどくさい」の意味で、「ちゃー」は「ずっと・すごく」とかっていう意味ですね。「今日のバイトあんまさいやっさー」とか「ちゃーまっすぐ」みたいな。
やっぱり独特な言葉が多いんだケロね……。「やっさー」っていう語尾も特徴的だと思うケロ。
そうそう! 語尾だと「◯◯さ〜」とか「◯◯だば〜」ぐらいはまだ通じるんですけど、「◯◯しましょうね〜」は誤解されることが多かったです。
「◯◯しましょう」って標準語じゃないケロか? 「一緒にお話しましょう!」みたいな……。
沖縄だと「(自分が)◯◯しますね」っていう意思を表す丁寧語として使われることが多いんですよ。そういえば、このあいだバイト先で「先にあがりますね~」って意味のつもりで「帰りましょうね〜」って言ったら、「ひとりで帰れよ!」って言われたんですよ! 別に誘ったわけじゃないのに……。
うーん、たしかに「一緒に帰りましょう」って言われてるんだと思っちゃうケロな……。でも、だいぶ沖縄弁がわかった気がするケロ! 教えてくれてありがとうケロ〜!
んじちゃーびら!
??? やっぱり全然わからないケロ。
沖縄の方言は「ウチナーグチ」と呼ばれているケロ! 沖縄を旅行するときは方言も予習しておくとさらに楽しめそうケロな~!
次は、えいかちゃんに話を聞くケロ~! えいかちゃんには、なにやら世間が抱く沖縄のイメージに対して言いたいことがあるそうだケロ!
えいかちゃんが「沖縄のイメージ」について言いたいことって何だケロ?
まず沖縄出身っていうと、「あっ『めんそーれー』ですね」とか言われるんですけど、「めんそーれー」とかそんなコテコテの言葉使わないですから!
ケロ〜!? 代表的な沖縄弁だと思ってたケロ!
「めんそーれー」はかたい表現になっちゃうので、県民同士ではまず使わないんですよ。
「いらっしゃいませ~」とか「ようこそ!」くらいのラフな使われ方なのかと思ってたケロ!
沖縄では「はいさい」、「はいたい」のほうがよく使うかな!
なるほどケロ〜。
空港や観光地だと、観光客に「めんそーれー」って言う人がいるんですけど、あれば「ビジネスめんそーれー」だと思っていいです。
「めんそーれー」の闇を知ってしまったケロ。
同じく沖縄弁の代表「なんくるないさー」も、コテコテすぎてめったに使わないそうケロ。やっぱり沖縄弁は難しいケロ〜!
次は、かーこちゃんに話を聞いたケロ! かーこちゃんには、県民おすすめの沖縄のグルメについて聞いてみるケロ!
沖縄料理ってたくさんあるけど、かーこちゃんのおすすめはなんだケロ?
そうですね〜。ソーキそばとかラフテーが有名どころですけど、私は「お菓子」をおすすめしたいですね! 沖縄のローカルお菓子はおいしいんですよ!
あんまりイメージがないケロ、どんなお菓子なんだケロか?
私が一番好きなのは『タンナファクルー』です! 黒糖を使ったお菓子で、沖縄のおじーやおばーよく食べてるんですけど、甘い香りと食べたときの食感がたまらないんですよ! フワフワとサクサクの間ぐらいの不思議な食感なんですよね。
名前もだケロ、食感も独特なお菓子なんだケロな〜!
『いちゃがりがり』っていうお菓子もおもしろいですよ。
まず名前が個性的すぎるケロ。どんなお菓子なんだケロ?
原料はイカ(沖縄方言で「いちゃ」)なんですけど、これがもうとにかく硬くて……。
なるほど、噛むと「がりがりする」ほど硬いケロね!!
そうです。最強のお菓子だと思います。小さい子とかが食べたら歯かけちゃうんじゃないかな(笑)。でもなぜか食べたらやめられなくなっちゃうんですよ。
歯がかけそうなのにやめられない……、まさに最恐のお菓子ケロな。
かーこちゃんが紹介してくれた、ふたつのお菓子は沖縄のスーパーにいけば手に入るそうケロ! ローカルのスーパーでお土産を買うのも楽しそうケロな〜!
最後は、ほのたんちゃんに話を聞くケロ! ほのたんちゃんは、沖縄の「お盆」について教えてくれたケロ〜!
ほのたんちゃん、沖縄の風習について教えてケロ~!
沖縄はお盆に「とにかく盛大なお墓参りをする」って風習がありますね。
盛大? どんな感じなんだケロ?
私の地元では、お盆の時期になると、ウサンミっていう重箱の料理を作って、先祖の墓の前で親戚一同ピクニックみたいに楽しむんです!
ピクニック!? お墓の前で騒いでいいケロか?
この時期は先祖が帰ってくるといわれているから、むしろ一緒に楽しむっていう認識なんですよ!
なるほど〜! そう考えると、たしかにご先祖様も喜んでくれそうケロな〜!
お盆の時期は、どこかでいつもエイサー(※盆踊りにあたる伝統芸能)をやってるので、笛の音が鳴り響いて眠らない街になるんです! あー今年も待ち遠しいな〜!
沖縄県民は根がパリピなんだと思うケロ。
沖縄の人はお正月よりもお盆を重きに置いているそうだケロ! 4月頃には、お盆と同じようにお墓の前でピクニックをする「シーミ―(清明祭)」という行事もあるそうケロよ。
■まとめ
取材に応じてくれた沖縄出身のみんな、ありがとうケロ!
実際取材してみたら、沖縄はこんなところだったケロ~。
次回は「福井県民の主張」だケロ! おたのしみに~!
[ライター/カエル カメラマン/カメ 編集/パペット調査団(ヒャクマンボルト)]