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体幹、前腕ってどこのこと?人体の部位の名称【体の表面編】

2018.06.21

体幹、前腕ってどこのこと?人体の部位の名称【体の表面編】


皆さんはどこまで「体の部位の名前」をご存じでしょうか?「腕」「脚」「頭」など、大ざっぱな呼び方だけしか知らない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。しかしたとえば、けがをしたときやこうした健康情報を読むときは、正確な名前を知っているとけっこう便利なものです。今回は「人体の部位の名称」をご紹介します。

記事監修



眞鍋憲正 先生


スポーツ医学・整形外科・救急科。信州大学医学部卒業、市中病院で臨床をしながら信州大学大学院スポーツ医科学講座にて研究を行う。医師+(いしぷらす)所属。

■人体の部位の名称(体の前面)

以下は主に体の正面から見える部位の名称です(見えにくい場合もあります)。


・頭部(毛髪部)

頭のうち、額の上の髪の毛が生える部位です。一般的には頭全体を「頭部」ということもあります。


・顔面

一般的に、額から顎までを指します。眉毛、目、鼻、口、こめかみ、耳、顎、頬などの部位を含みます。


・頸(けい)部(首)

胴体の上にあり、頭部を支えている部分です。


・喉頭隆起

喉にある甲状軟骨が成長してできる隆起した部分で、一般的には成人男子特有のものです。女性でも成人すれば喉頭が成長しますが、普通は男性ほど目立ちません。「喉仏」ともいいます。


・体幹

身体の胴体部分を指します。


・肩

腕の付け根の上側に当たる部分です。


・脇の下

腕の付け根の下側に当たる部分です。「腋下(えきか)」「腋窩(えきか)」ともいいます。


・上腕

腕のうち、肘より上の部分です。「二の腕」ともいいます。上腕の後ろ側を「二の腕」ということもありますね。


・肘

腕の関節部分です。


・肘窩(ちゅうか)

肘を曲げた内側にあるくぼみです。


・前腕

腕のうち、肘より下の部分です。


・手首

手と腕をつなぐ部分です。


・手

一般には「肩から先全て」を指して「手」といいますが、解剖学的には手首より先の部分です。


・手のひら

手首の先で、指の付け根までの広い部分です。「手掌(しゅしょう)」ともいいます。


・手指

手の指です。


・上肢(じょうし)

上腕、肘、前腕、手首までの部分です。手を含める場合もあります。


・胸

首と腹部の間の部分です。骨格でいうと脊椎、肋骨、胸骨で構成されています。


・乳房

いわゆる「おっぱい」といわれる部分です。乳汁を生産する「乳腺」があります。胸部に乳房が発達するのは霊長類の特徴です。一般的に女性特有のものですが、男性でも乳房が発達することがあります。男性の場合、乳腺が発達する以外にも胸部の脂肪組織が増えることで大きくなります。


・乳頭(乳首)

乳房の先端にある、乳汁を分泌する部分です。乳頭は授乳をしない男性にも備わっています。


・腹部

胴の部分の胸より下を指します。いわゆる「おなか」と呼ばれる部分です。


・みぞおち

腹部の上にあるくぼんだ部分です。「鳩尾(きゅうび)」「水月」「心窩(しんか)」などの呼び方もあります。腹部に含まれます。


・上腹部

腹部のうち、へそより上の部分です。


・下腹部

腹部のうち、へそより下の部分です。


・右上腹部、左上腹部

へそを中心に腹部を四つに分ける場合、へその右上を「右上腹部」、左上を「左上腹部」といいます。


・右下腹部、左下腹部

へそを中心に腹部を四つに分ける場合、へその右下を「右下腹部」、左下を「左下腹部」といいます。


腹部を細かく分ける分類の場合は、へそ周囲部(下記)と下腹部(中央部分)の右側を「右下腹部」、左側を「左下腹部」といいます。


・心窩(しんか)部

腹部を細かく分ける分類での呼称の一つです。「心窩部」はへそより上、みぞおち周辺です。


・へそ周囲部

腹部のうち、へそ周辺の部分です。「臍部(さいぶ)」ともいいます。


・右季肋(きろく)部、左季肋部

へそ周囲部、心窩部の右側を「右季肋部」、左側を「左季肋部」といいます。


・鼠径(そけい)部

足の付け根部分には溝がありますが、その内側にある三角形状の部分です。下腹部に含まれます。


・恥骨部(陰部)

骨盤の前方下部を指します。


生殖

生殖に関わる器官です。男性と女性で異なります。


・下肢(かし)

一般的に「脚」と呼ばれる部分です。太ももから足の先まで全てを含みますが、足首より先の「足」の部分を除外することもあります。


・大腿(だいたい)部

脚の付け根から膝までの部分です。一般的に「太もも」と呼ばれています。


・膝

脚部の関節です。「膝(しつ)関節」ともいいます。


・下腿(かたい)部

膝から足までの部分です。


・すね

下腿部前面の骨(「脛骨(けいこつ)」)の部分です。「弁慶の泣き所」などといわれます。


・足首

足の付け根部分です。


・くるぶし

足首の関節の両側にある骨の部分です。内側は「脛骨」の末端、外側は「腓骨(ひこつ)」の末端です。


・足

足首より先の部分を指します。


・足の甲

上肢でいえば手の甲に当たる足の上面部分です。


・爪(つま)先

足の先端です。


・足指

足の指のことです。

■人体の部位の名称(体の背面)

以下は主に体の後ろから見える部位の名称です(見えにくい場合もあります)。


・後頭部

頭の後ろ側を指す言葉です。


・うなじ

首の後ろ側です。「後頸(こうけい)部」ともいいます。


・背中

胴体のうち、背面全体を「背中」といいます。「背部」ともいいます。


・腰

胴のくびれた部分(腹部の背面辺り)から尻の辺りまでを指します。


・尻

胴の下後方、肛門周囲の部位のことです。「臀部(でんぶ)」ともいいます。


・ふくらはぎ

下腿部の後ろ側のことです。「腓腹(ひふく)」ともいいます。


・踵(かかと)

足の裏の後ろ側です。


・足底

足の裏のことです。


・土踏まず

足の裏にあるアーチ状になっている部分です。土踏まずが形成されず、足の裏が平らになっている状態を「扁平足(へんぺいそく)」といいます。



呼び方が分からなくて困るのは、上肢・下肢に多いのではないでしょうか。特に「二の腕」は「上腕」の後ろ側として使われていることも多く、混乱しやすいかもしれませんね。肩から肘までが「上腕」、肘から手首までが「前腕」と覚えておくといいでしょう。


(藤野晶@dcp)