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柔道整復師に聞いた!「いかり肩」の原因と対処法

2017.06.05

柔道整復師に聞いた!「いかり肩」の原因と対処法


「いかり肩」だと、がっちりした体型に見えるため、どうにかしたいと思う人もいそうなもの。しかし、このいかり肩は矯正することができるのでしょうか?『ウェルキュア恵比寿』の田母神嘉代先生に取材しました。

取材協力・監修


田母神嘉代先生


1994年(平成6年)柔道整復師(整骨院、接骨院の国家資格)取得。2015年(平成27年)栗原修カイロプラクティックドクターと共にダイエットプログラムを開始させ、「ダイエット」と「整体」両方の施術を行っている。


⇒『ウェルキュア恵比寿』公式サイト

http://welcure.tokyo/

■「いかり肩」って何?

いかり肩とはなで肩の反対で、一般的には首の付け根から肩の付け値を結んだ線が上向いている場合に「いかり肩」と呼ばれます。医学用語辞典には「いかり肩」という項目がないので(WEB版で検索)、これは肩の様子を表す一般的な言葉ですね。広辞苑によれば「高く角張った肩」(『広辞苑第六版』P.131より引用)と説明されています。


田母神先生に伺ったところ、なで肩と同じく、


  • 先天的ないかり肩

  • 後天的ないかり肩


があるとのこと。先天的な場合には遺伝的にそのような形態となっていますので治療方法は基本ありません。ですので田母神先生に伺ったのは「後天的にいかり肩のように見える状態が強くなってしまった場合」のお話です。

■「いかり肩」に症状が伴う場合

後天的に見た目がいかり肩になってしまっている場合には、やはりなで肩と同様に「何か症状を伴っていないか」を確認しましょう。田母神先生によれば、

  • 肩凝り

  • 頭痛

  • 目の奥の痛み

  • 吐き気

  • 手のしびれ

  • 肩回りや背中の鈍痛

  • ほかにも上半身の症状がある

といった場合には一度専門家に診てもらったほうが良いそうです。これら症状の原因としては、

  • 血流不全

  • 神経の興奮

  • 筋肉の過緊張や短縮

  • 筋肉の弱化

  • 関節の可動域・軟部組織の柔軟性の低下

  • 手の使い過ぎ(スマホやパソコン、重い荷物を持つ)

  • 内臓の問題

  • 脊柱のアライメント・全身のゆがみ

といったものが挙げられるとのこと。田母神先生のような整体のプロに受診することで解消されることもあります。昔はそうではなかったのに、上記のような症状とともにいかり肩になってしまった、なんて場合には要注意です。

■体全体のバランスこそ大事

「いかり肩になってしまうのは筋肉の緊張が原因」なんていわれますが、その見方だけでは不十分なようです。


田母神先生によれば、


「『この筋肉とこの筋肉が緊張して硬くなっていかり肩になります。そのストレッチ方法は……』なんて書いてあったりしますが、筋肉は単純に硬いから悪い、硬いから凝ってるということではありません。『関節が柔らかい人は身体が悪くない』といった単純なものではないのです。


筋肉が硬いから悪いのではなく、弱化した筋肉の二次的な作用により、過緊張や短縮が起こってしまったという場合もあります。その場合、硬い肩の筋肉を一生懸命もみほぐしても、ストレッチをしても、弱化してしまった筋肉を正常な状態に戻してあげなくては、その状況は変わりません」


とのこと。「肩回りの筋肉だけに注目するのではなく、体全体のバランスをどのように取るか、どのように改善するのか」に注意すべきだそうです。

  • セルフチェック法

壁にかかと、お尻、背中、頭をつけて立ちます。壁に沿って腕を頭の真上までくるように上げていきます。


田母神先生によれば「途中でつらくて肘が曲がり壁から離れてしまった人は、軽い運動が必要です」とのことです。

また、いかり肩の解消を含む、体のバランスを取り戻す方法として「お尻さすりストレッチ」がおすすめだそうです。

  • お尻さすりストレッチ

自分のお尻を上から下に撫でます。お尻の下まで手が行ったとき、そのもう少し先まで下ろすようにして、肘が伸びるように頑張ります。その位置で5秒キープ。これを最初は5回くらい行い、慣れてきたら10回行います。


なで肩の記事でも紹介したとおり、肩回りの筋肉だけに注目して対症療法を行っても効果は限定的なようです。人間の体は全体のバランスを取りながら日々動いています。それが崩れたときに何らかの症状を来すものと考えるのが良いでしょう。後天的ないかり肩が気になる場合には専門家・専門医に受診しましょう。



(高橋モータース@dcp)

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