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大切なのは用途によって使い分けること。肌に優しい日焼け止めの選び方

2018.06.22

大切なのは用途によって使い分けること。肌に優しい日焼け止めの選び方


巷にあふれる「潤い保湿」の文字。使ってみたけどそうでもないし、どれを使ったら本当に肌が潤うの?と悩む人も多いはず。


「そもそも、肌に合う成分や合わない成分ってどうやって見分けるの?肌にいい成分、肌に優しい成分……、一体どれが一番いいのー?!」


そんな断末魔の叫びが聞こえたような聞こえないような。


このシリーズは、肌育成スペシャリストの筆者が実際に使ったコスメを元に「どの成分が気になったのか?」「何をいいと感じたのか?」というポイントも交えつつ、きれいな肌をつくるために必要な知識や化粧品成分の豆知識をみんなで学んでいこう!というもの。


たくさんある美容についての疑問。その答えを見つけ出すためのシリーズです。


紫外線が強い季節に気になるのが「日焼け止め」でしょう。皆さんはどんなポイントで日焼け止めを選んでいますか?たとえば、


1.とにかくSPF重視

2.肌が弱いから紫外線吸収剤フリーがいい

3.カバー力が絶対でしょ

4.崩れにくい日焼け止めがいい

5.手軽さ重視なのでスプレー一択

6.とにかく安いものがいい


など。この全てを兼ね備えたものがあればいいのですが、なかなかそんな万能品は見つからないもの……。


理想の日焼け止めが見つかるまで、いろいろな種類を買い続けるのも難しいですし、やっぱり簡単には選べませんよね。今回は、日焼け止めの選び方、そして肌育成スペシャリストの筆者が実際に愛用している日焼け止めをご紹介します。

◇日焼け止めでありがちな誤解

日焼け止めで一番多い誤解は「紫外線吸収剤について」ではないでしょうか?皮膚への刺激になるとか、肌が乾燥しやすくなるとか……、巷には噂があふれています。


そのため、赤ちゃんでも使える「紫外線散乱剤」ベースの日焼け止めを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。しかし、紫外線散乱剤は汗などで崩れやすく、汗を拭いたらすぐに塗り直しが必要という手間もあります。


紫外線吸収剤と紫外線散乱剤には、以下のような違いがあります。

  • 紫外線吸収剤

    …汗や皮脂に強い。紫外線を熱に変えて放出する。

  • 紫外線散乱剤

    …酸化チタンや酸化亜鉛が微粒子に粉砕されたもの。紫外線を反射する。

汗や皮脂に強いのは、やっぱり紫外線吸収剤。最近は、紫外線散乱剤でも汗や皮脂に強いものが出てきましたが、やっぱりふき取りには弱かったりします。紫外線吸収剤はふき取りにも強いと言われていますが、その落ちにくさ故に専用の洗浄剤で洗わないと肌に残ってしまい、肌荒れの原因になる場合もあるのです。


「結局どっちがいいの?!」と思うかもしれませんが、やはりきちんと用途から選ぶことが必要となってきます。

◇日焼け止めを選ぼう

一日外歩きの日や、海や山へ出かけるときは「落ちにくい」ほうがいいですよね。そんなときはやはり紫外線吸収剤系が便利です。

通勤程度の外歩きなら紫外線散乱剤でもそんなに崩れが気にならないのではないでしょうか?


SPFの数値は、「シミやくすみを防いでくれる数値」ではありません。たとえば、SPF20であれば紫外線B波によって肌が赤くなることを500分間防いでくれるということ。以下のような計算になります。

  • SPF20×25分=500(分間)

500分間外にいる日はちょうどいいですが、普段はオフィスにいる方も多いと思うのでSPFよりはPAの数値を気にするほうが良さそうです。


●PA

…室内まで入る紫外線A波を防ぐ効果の表示。肌が黒くなることを防ぐ。


手軽さやカラーコントロール、SPFの数値や価格を考えると、日焼け止めもやっぱり使い分けが必要なことが感じられると思います。

◇たとえば、こんなラインナップはいかがでしょうか?


※左から

◇THE FACE SHOP エアコットンメーキャップベース ラベンダー

 SPF 30 PA++ ¥644(Amazon調べ)

◇イブサンローラン トップシークレットCCクリーム ラベンダー

 SPF35 PA+++ ¥6,500(税別、公式サイト価格)

◇SANA(サナ) 毛穴パテ職人 BBクリーム

 SPF50+ PA++++ ¥1,200(税別、公式サイト価格)


【おすすめ&使い分けポイント】

いつもは「おすすめポイント」をお伝えしていますが、今回は使い分けのポイントもお伝えしようと思います。


日焼け止めって「メイク下地」を兼ねているものが多いからこそ、とても悩みますよね。


カラーコントロールの視点で見れば、くすみを隠してくれるのはパープル系ですが、つるんと凸凹を目立たなくしてくれるのはピンク系です。

たとえば、曇りの日であれば紫外線はそんなに強くないものの、肌もくすんで見えやすいので、パープル系のSPF30くらいで十分。とはいえ、曇りがちな日でも外で過ごす時間が多いのであれば、SPF35でPAも+が3つのイブサンローランを使っています。


・室内にいる

・外にいる


まずはこの環境で、SPFの数値を考えてみる。その上で、紫外線が強ければPAも+が多いほうがいいわけです。


一日中外にいるとか、紫外線が強烈な日は、SANA(サナ)のBBクリームのようにSPFも数値が高く、PAの+も多いほうが無難。



ちなみに、同じパープル系でも発色が全然違います。

自分の肌色と合わせて選ぶことも忘れずにいたいところ。


日焼け止めは、構成成分の良しあしも気になりますが、まずは「紫外線を防ぐ」こと。これが大切です。紫外線の身体への悪影響に勝るほどの強い化粧品成分はないので、自分の肌が荒れないものを選んで、必ず日焼け止めを使うようにしてください。



【注意点】

「皮脂にも汗にも崩れにくい」というメイク下地を使った日はメイクも崩れなくていいのですが、その分、コスメが肌に残りがちになります。

肌の上でコスメの油分が酸化すると酸化物質が肌荒れを引き起こす原因になる場合もあるので、皮脂にも汗にも強いタイプを使った夜は「しっかりメイククレンジング」が必要になります。


「落ちないメイク」と「なんでも落とすクレンジング」の頂上決戦を毎晩行ったら、肌が荒れるのも当たり前ですよね。

だからこそ、コスメは「その日に合わせる」ことが必要なのです。


肌が乾燥している日や、いまいち調子が悪い日は「メイクを優しく落とす」ことが大切。

ということは「皮脂や汗に強い」タイプは控えたほうがいいですし、その分、汗をかいたらこまめな塗り直しが必要となります。


汗にも皮脂にも強くて、塗り直しもいらなくて、かつメイクオフは簡単で、価格も安い!!なんて夢のような商品があるといいのですが、見つけるのもなかなか大変。


これからの季節はとくに、日焼け止めを上手に使い分けて夏の紫外線ダメージから肌を守ってあげてみてくださいね。


(執筆・監修 川上愛子/一般社団法人日本爪肌育成美容検定協会 代表理事)


◆エアコットンメーキャップベース ラベンダー/THE FACE SHOP

Amazonで購入Yahoo!で購入

◆トップ シークレット CC クリーム/イヴ・サンローラン

通常価格:6,500円(税抜)

公式オンラインショップで購入Amazonで購入Yahoo!で購入

◆毛穴パテ職人 ミネラルBBクリーム/SANA(サナ)

通常価格:1,200円(税抜)

公式オンラインショップで購入Amazonで購入Yahoo!で購入

※本文中の画像はリニューアル前のパッケージになります。