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入院したら、いくら必要?入院にかかる平均費用

2018.07.05

入院したら、いくら必要?入院にかかる平均費用


たとえば重篤な病気になったり、大きなけがをしてしまったら「入院」することもあるかもしれません。しかし、入院するのにももちろんお金は必要です。決して安くない療養費が必要になるでしょう。さて、いったいいくらくらいを覚悟しておけばいいのでしょうか? 今回は「入院したときの費用」についてです。

記事監修


笹倉渉 先生


麻酔科標榜医、麻酔科認定医、麻酔科専門医、日本医師会認定産業医。『公立昭和病院』初期臨床研修医。『東京慈恵会医科大学附属病院』麻酔科・助教。『公益社団法人 北部地区医師会 北部地区医師会病院』麻酔科・科長を経て、現『MYメディカルクリニック』院長。


⇒『MYメディカルクリニック』公式サイト

http://mymc.jp/

■入院にかかる費用の種類

入院には、さまざまな費用が必要です。


療養自体では、「手術料」「検査料」「投薬料」「薬代」「注射料」「処置料」「リハビリ料」など、必要になった医療行為ごとに加算されて費用が計算されますし、「入院基本料」といういわば「素泊まり」入院(必要な療養環境の提供・医学的な管理の代金です)の費用がかかります。これらの医療費については公的な保険が適用され、自己負担金額は通常その3割で済みます。


また、個室などの特別な療養環境を求めたなら「差額ベッド代」、毎日の「食事負担額」、高度な先進医療を受けた場合※にはその「技術料」がかかります。これらは保険適用外の医療費になりますので、その費用全額を自己負担しなければなりません。


ほかにも、病院で使用する衣類(パジャマや下着)、洗面用具や食器、タオルなどの生活用品が必要ですから、その費用がかかります。また、家族などが様子を見に来るためにかかった「病院までの往復交通費」も入院にかかった費用にカウントできるでしょう。


ですので、入院にかかる費用は、


「保険が適用される医療費(あるいは療養費)」+「保険が適用されない医療費」+「医療費以外の生活用品・交通費などの費用」


となります。


※ここでは保険診療と併用できる、「評価療養」に分類される「先進医療」のことを指します。

■入院したときの費用の平均は?

では、入院を経験した皆さんは合計どのくらいの金額を支払っているのでしょうか?『生命保険文化センター』が435人に行った調査では以下のような結果となっています。

●直近の入院時の自己負担額費用


・5万円未満:7.6%

・5-10万円未満:17.5%

・10-20万円未満:39.3%

・20-30万円未満:13.1%

・30-50万円未満:13.1%

・50-100万円未満:5.3%

・100万円以上:4.1%

平均:22.1万円


(注1):過去5年間に入院し、自己負担を支払った人をベースに集計。

(注2):高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。

(注3):治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品費などを含む。


⇒データ出典:

『公益財団法人 生命保険文化センター』「生命保険文化センター『生活保障に関する調査』/平成28年度」

http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/medical/4.html

平均は「22.1万円」、20万円未満までの人を合計すると「64.4%」ですので、入院にかかる費用はそこまで大きなものにはなっていません。これは、公的な医療保険によって自己負担の金額を抑えることができるためでしょう。



上記のデータを見るとすわ入院!ということになっても30万円あればたいていは賄えることが分かります(30万円未満までの人の合計が「77.5%」なので)。健康を急に害したときのための医療費として、30万円は取っておくのが良いのではないでしょうか?


(高橋モータース@dcp)