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高須院長が今注目する最新美容整形の技術とは!?

2017.02.27

高須院長が今注目する最新美容整形の技術とは!?


美容整形の技術的進歩は日進月歩です。たとえば、顔のしわを取るためにボトックスを注射する施術は今ではすっかりポピュラーになっていますが、登場した際には世界的に驚きをもたらしたました。今回は、美容整形の最新技術について『高須クリニック』の高須克弥院長にお話を伺いました。

取材協力・監修



高須克弥 院長


1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学医学部客員教授、日本美容外科医師会会長。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。日本赤十字社金色有功章、紺綬褒章を受章。『ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、最新刊は「炎上上等」(育鵬社)。


⇒『高須クリニック』公式サイト

http://www.takasu.co.jp/

■美容整形の技術進歩は速い

海外では次々と美容整形の技術、施術に使う機器が開発されています。実験の成果をいち早く取り入れて施術に生かすのも海外の方が早いのです。日本では「安全」を重視していますので、それが施術を受ける人に悪い影響を与えないか、そのデータを見て導入されるのが一般的です。


美容整形の最先端の技術を取り入れているといえば、この分野の先駆でもある『高須クリニック』が有名です。高須クリニックの高須克弥院長は、海外で開催される学会にも積極的に出掛け、「これは」と思う最新の技術を取り入れることで知られています。また、高須院長のスゴイ点は自分の体を使ってその技術を試してみることです。


たとえば、腹部の脂肪を胸部に移植して豊胸に用いる技術を自分で試してみたり、歯のインプラントを実際に行ってみたりなどしています。高須院長は「歯のインプラントは一度失敗しちゃって、やり直しになっちゃった」と笑いながら語っていらっしゃいました。常人にはなかなかできることではありません。

■近い将来、幹細胞による治療が美容整形に取り入れられる

その高須院長が注目している最新の美容整形の技術とは、どんなものでしょうか?


高須院長 僕が注目しているのは幹細胞の移植ですね。たとえば薄毛ね。これまでは髪の毛が薄くなると対症的な治療しかできなかった。そこで、その人の毛根細胞を培養して皮膚に移植してまた毛が生えてくるようにしたり、といったことが出てきた。


このような毛根細胞の移植も進んでいるけれども、これを幹細胞を使ってできるようにという動きがあります。歯もそうだよね。iPS細胞を用いるのはがん化が怖いので、まだまだ時間が掛かるかもしれません。でも、幹細胞の場合にはそこまで時間が掛からないんじゃないでしょうか。


もちろんまだ動物実験段階ですが、幹細胞を人体の部品になるように使う技術は、根本的な治療に使える。「はげ」や「歯」について悩んでいる人は取り返しがつく時代になりますよ。鼻が低くて悩んでいる人は、必要な部分に骨になる幹細胞を入れてやると、そこが骨になって鼻が高くなる可能性がある、とかね。


――ほかにもメリットはありますか?


高須院長 再生医療だけじゃないんだ。今までは、体全体で脂肪が少なくてやせぎすだなんていわれていた人には、必要な場所に脂肪を注入したりとかをしたわけ。でも、たとえば血管に幹細胞を入れて、必要なところに行き渡らせる。それで脂肪を増殖させて体全体をぽっちゃりさせたり、なんてことができるようになる。


これまでは人工のシリコンであるとか、そういうものを使って施術してきたんだけど、その人の幹細胞を使えば、その人由来の組織だからより体に親和性が高いということになるよね。でもこれは次の段階ね。今はまだできない。


――昔はなかったけれども、現在すでに使われている技術はありますか?


高須院長 3Dプリンターを使って施術前にシミュレーションがでできるようになっています。



高須院長 3Dプリンターを使って、その人の組織がどのようになっているかをあらかじめ作っておいて施術に役立てるわけ。マルチスライスCTで撮ってそれを実際のモデルに作る。これは実際に僕の顔を作ったものだけれども。



頭蓋骨もあって、軟組織や皮膚などが層状に重なっているでしょ?こういうものがあると施術のシミュレーションができて役に立ちます。たとえば、今度はこの鼻の部分(写真の赤い部分)を施術しよう、とかね。なりたての医者に僕の顔で練習されるのは怖いじゃない。だから「これで練習しろ」と言えるのは技術の進歩で、大変助かることですよ。頭蓋骨までちゃんと作ってあるからね。歯根や歯まであって、僕は奥歯にダイヤの歯を入れてるけどそれもちゃんと再現されてます(笑)。


――なるほど。シミュレーションできるのは技術の進歩ですね。


高須院長 将来鼻を高くしたければ、この部分に幹細胞を入れてやればいい、といったことを考えることもできる。幹細胞については「荒唐無稽だ」といわれたりするけど、そのうち実現すると思います。


――ありがとうございました。



ほかにも、基本的な施術は30年前とあまり変わらないのですが、それに使う薬、機器などが進歩しているとのこと。「昔は痛かった施術でも今は無痛でできたり」「いい薬ができたおかげで、効果が現れるまでにかかる時間が短くなった」といった進歩があるそうです。


顔の皮膚の全面移植なども最初に行われたときにはネット上を騒がせましたが、すでに世界では10例以上の報告があるとのこと。「人間が想像することは実現する」とはよくいわれるところですが、美容整形の技術はまさに日進月歩。幹細胞を用いるようになると、その進歩はさらに大きなものになるのではないでしょうか。



(高橋モータース@dcp)