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男性にも更年期症状がある!パートナーの変化に注意

2018.07.11

男性にも更年期症状がある!パートナーの変化に注意


一般的に、閉経前後の10年間を更年期といい、この時期に起こるさまざまな心身の不調を「更年期症状」と呼びます。日常生活に大きく支障をきたす程度にいたると「更年期障害」ということも。さて、「閉経前後」というくらいですから、更年期症状=女性をイメージするかと思いますが、これは男性にも起こり得るもののようです。今回は「男性の更年期症状」についてご紹介します。

記事監修



加藤智子先生


産婦人科医。浜松医科大学医学部医学科卒業、社会医療法人財団新和会八千代病院、三河安城クリニック勤務。日本産科婦人科学会(専門医)、日本医師会(認定産業医)、日本抗加齢医学会(専門医)、NPO法人女性と加齢のヘルスケア学会(更年期カウンセラー)、日本産婦人科内視鏡学会、日本女性心身医学会、検診マンモグラフィ読影認定医、日本気象予報士会東海支部(気象予報士)、食生活アドバイザー。女医+(じょいぷらす)所属。


▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/111

■男性の「更年期」とは?

近年では、男性にも更年期があるとして「男性の更年期症状」が注目されるようになっています。


女性の場合には更年期の目安となる「閉経」という大きなイベントがあります。平均閉経年齢がだいたい50歳ですので、更年期は前後10年の「45-55歳」。この時期に起こるのが更年期症状ですね。


しかし男性の場合には、閉経のようなはっきりとした契機となる生理的変化がありません。そのため更年期症状が起こる年齢はまちまちです。多くは女性と同様に40代半ば以降とされるのですが、60代以降になる人もいらっしゃいます(男性の更年期は女性プラス10歳、つまり「55-65歳」とする説もあります)。

■男性の更年期の症状と原因

男性の更年期症状では、主に次のような症状が現れるとされています。

  • 発汗、目まい、火照り、耳鳴り

  • 関節痛

  • 性欲の減退あるいは消失

  • 勃起障害、射精感の減退あるいは消失

  • 倦怠(けんたい)感、無気力

  • 睡眠障害、情緒の不安定、抑うつ傾向

  • 記憶力の低下、集中力の低下

男性の更年期症状は、男性ホルモン「テストステロン」の分泌が加齢によって少なくなるために起こる、といわれています。ただし、テストステロンの低下がなくても同様の症状が現れることもあるのです。


男性の更年期症状でも、その治療には「ホルモン補充療法」が有効です。気を付けなければいけないのは、テストステロンを補充することで起こる副作用です。


前立腺がん、前立腺肥大症、心筋梗塞、狭心症がある場合は悪影響を及ぼす可能性があります。そのためホルモン補充療法は、専門医の診断を受け、ほかの病気にかかっていないかなどを十分にチェックしてから行わなければなりません。



女性は更年期についてよく理解しているかもしれませんが、男性の場合は分かっていないことのほうが多いでしょう。パートナーの男性の不調に気付いたら、医師の診察を受けるように促してあげるのが良いかもしれませんね。


(高橋モータース@dcp)