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汗ジミ、においが気になる…。制汗剤の正しい使い方と選び方

2018.07.30

汗ジミ、においが気になる…。制汗剤の正しい使い方と選び方


脇汗をかくと服にシミができるし、目立ってしまってかっこわるい……。これをおさえるためには制汗剤が効果的ですが、間違った使い方をすれば逆効果になることも。そこで、汗ばむ季節に覚えておきたい、制汗剤の正しい使い方や選び方を紹介します。

■制汗剤のしくみ

制汗剤は、クロルヒドロキシアルミニウムやミョウバンといった収斂(しゅうれん)作用のある成分で汗腺にフタをすることで、汗を抑えています。これに殺菌作用のある成分をプラスし、においも抑えるタイプのものが主流です。

■制汗剤の正しい使い方

汗をかいてベタついた体に制汗スプレーを吹きかけると、さっぱりして気持ちがいいですよね。しかし、これでは汗を抑えることができません。制汗剤はスプレー、クリームなどのタイプに関わらず、汗をかく前に使うものです。すでに汗をかいてしまったら、きれいに拭き取ってから使用します。


制汗剤の使用は外出前がおすすめですが、寝る前も効果的です。なぜかというと、入浴後は肌が清潔で、日中と比べると汗の量が少なく有効成分が流されにくいからです。夜に使う場合は、効果の持続時間が長いものを選ぶとよいでしょう。


ただし、服を着るのは制汗剤が乾いてから。そうしないと、制汗剤が服に付着して効果が発揮されないばかりか、黄ばみの原因にもなってしまいます。

■制汗剤はタイプごとに使い分ける


制汗剤はスプレータイプが主流ですが、それ以外にもさまざまな種類があります。シーンや汗の量に合わせて選びましょう。


●スプレータイプ

エアゾール式で、ワキだけでなく、首や背中など、全身に使いやすいです。パウダー状になって肌に付着するので、さらさらとした仕上がりになるのが特徴。手が届きにくいところにも使えて、手を汚さないというメリットがありますが、つけ過ぎやムラができやすいという一面も。また、高温下に長時間放置しておくと爆発する恐れがあるので、ビーチなどでは持ち運ばないほうがいいでしょう。


●クリームタイプ

脇に指で塗り込むようにして使います。塗った後は乾かす時間が必要ですが、ムラなくしっかりカバーしてくれます。制汗力が高く、効果が長時間持続するものが多いです。


●ロールオンタイプ

こちらも肌に直接塗布することができるので、ムラなく制汗してくれます。ロール部分が汚れて雑菌が繁殖しないよう、肌を清潔に拭いてから使用するようにしてください。


●スティックタイプ

肌への密着力は良いのですが、スティック自体が乾燥してしまうと肌に塗布しづらくなります。フタをしっかり閉めて保管しましょう。こちらもロールオンタイプと同様に、衛生上の注意が必要です。


●パウダータイプ

ベビーパウダーのように、パフなどで肌に塗布します。肌に均質につけやすく、さらさらに仕上がるのも魅力です。腰回りや脚に使えば、スカートやパンツが汗ではりつくのを防ぐことができます。顔にまで使えるものもあるので、全身を制汗したい人にとっては使い勝手抜群です。気をつけることは、粉が服などに付着する恐れがあるという点です。


●ミストタイプ

しっかり乾かさなくてはいけませんが、爽快感やみずみずしさを味わえます。使用感重視の方におすすめです。


●ストーンタイプ

天然の制汗剤ともいわれるミョウバンが配合されたもので、水で濡らしてから塗りこみます。においの予防には効果が期待できますが、制汗作用はやや弱めです。


●シートタイプ

汗を拭いてさっぱりできる一方で、制汗作用よりも殺菌作用が重視されているものが多いです。汗を抑えるなら、ほかのアイテムと併用することをおすすめします。

■おわりに

 制汗剤は便利なアイテムですが、使いすぎはNG。殺菌剤などの成分が入っているものは刺激が強く、肌を傷めてしまう場合があります。これが肌に残ると毛穴に詰まってしまい、黒ずみの原因になることも。使用は必要最低限にとどめ、帰宅後はていねいに洗い流すようにしてください。


(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)