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水素ってそもそも何?「効果がない」わけではない!

2018.07.26

水素ってそもそも何?「効果がない」わけではない!


一時大流行した水素水ですが、消費者庁からの注意喚起によって売れ行きが下火に。今や、「水素そのもの」さえ怪しんでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、分子栄養学や美容医療に精通した黒田愛美医師によると「“水素”に効果が期待できない、というのは誤解です」とのこと。詳しく伺ってみました。

取材協力・監修



黒田愛美先生


クリントジュネスbyクリントエグゼクリニック

杉山産婦人科 卵子アンチエイジング外来 ドクター

2014年11月よりクリントエグゼクリニックに勤務。食事やサプリメントなどの分子栄養学やホルモンなどの予防医療を中心とした「内面からのアプローチ」と、レーザー、ヒアルロン酸、ボトックスなどの「外からのアプローチ」の両方を手掛ける医者として活躍している。


▼黒田愛美オフィシャルブログ

http://ameblo.jp/kurodaaimi131/

▼クリントジュネスbyクリントエグゼクリニック

http://clint-jeunesse.jp/

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/51

■水素水による「水素」の誤解

―水素水の一件から、「水素には効果がない」と思っている人が多いと思うのですが、実際のところどうなのでしょうか?


黒田先生:

「水素」の効能にはしっかりとしたエビデンスがあります。それなのに、「水素水」によって悪い印象が世間に広まってしまったのです。


そもそも、水素を「水素水」として摂取するのはとても難しいんです。たとえペットボトルに充填した時点ではそれなりに水素が含有されていたとしても、輸送して店頭に並べたときには低下しているし、さらにコップに注ぐとほぼゼロになってしまうでしょう。


「水素水サーバー」などもあるようですが、加熱すると水素は抜けてしまうため、お湯として使ったり料理に使ったりするのでは意味がありませんからね。

■「水素」を摂取する方法って?

―では、どうすれば水素を体内に摂取できるのですか?


黒田先生:

ふだんの生活に取り入れるなら、サプリメントでの摂取が一番でしょう。ちなみに、わたしは『水素含有マグネシウム SUBSTANCE H2』を飲んでいます。水素の第一人者でもある、辻クリニックの辻直樹先生が開発された水素サプリです。


―具体的にはどのような効果が期待できるのでしょうか?


黒田先生:

エビデンスがあり、実際に医療現場で使われているのはリウマチや腰痛、アルツハイマー、パーキンソン、動脈硬化の治療、卵子の酸化予防などです。そのほか、「疲れが和らぐ」「運動のパフォーマンスがあがる」「痛みが軽減する」などのお声を聞くこともあります。


気になる方は「水素水」ではなく「水素」を、適切な方法で取り入れるようにするといいかもしれませんね。


―ありがとうございました。



「水素」について誤解していた人も、少し意識が変わったのではないでしょうか? ちなみに「水素ガス吸入療法」は先進医療のひとつになっています(※記事末のURL参照)。これは「心停止後症候群において、脳の酸素不足のダメージを水素によって軽減しようとするもの」だそう。これから研究が進み、水素の効果がますます明らかになるのが楽しみですね。

※参照:

先進医療の各技術の概要|厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

(取材・文 松本玲子)