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アラフォー女性の平均年収は?貯金額はいくら?

2018.08.08

アラフォー女性の平均年収は?貯金額はいくら?


アラフォー世代になると老後の生活が気になってきます。公的な老齢年金も支給されますが、大事なのは老後の資金として「蓄え」がどのぐらいあるかです。アラフォー世代はいくらぐらい貯金しているのでしょうか?

取材監修

畠中雅子さん


ファイナンシャルプランナー。大学時代よりフリーライターとして活動スタート。マネーライターを経て、長女を出産した翌年の1992年にファイナンシャルプランナーになる。FP資格取得後、大学院に進学。修士課程では生命保険会社の会計システムに関する研究を、博士後期課程では金融制度改革に関する研究をおこなう。現在は、新聞、雑誌、インターネットなどに多数の連載を持つ他、セミナー講師、講演、個人相談、金融機関へのアドバイザー業務、金融関連の調査業務、公的機関のアドバイザー業務などをおこなっている。


■FP畠中雅子のときどき日記

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■詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/258

■アラフォー世代の「蓄え」の現状

2018年6月に『フィデリティ退職・投資教育研究所』は、サラリーマン1万人に対して行った「退職準備についてのアンケート調査」の結果を発表しました。この大規模なアンケートは、日本人サラリーマンの「老後のための資金の準備状況」などを調べるために毎年行われています。


この結果から、30代・40代の女性に関係する部分を抜粋してみましょう。


●30代女性

平均年収:366.9万円

必要額:2,649.3万円

準備額:490.4万円

準備率:18.5%

準備額0円:40.8%

準備額1,000万円以上:13.5%


●40代女性

平均年収:344.0万円

必要額:2,996.9万円

準備額:728.4万円

準備率:24.3%

準備額0円:35.5%

準備額1,000万円以上:20.9%


「必要額」というのは、「退職後に必要となる公的年金以外の資金総額」の平均値です。30代、40代女性では、公的年金以外にざっくり3,000万円必要と考えられるわけです。


「準備額」は、退職後の生活に向けて準備している金額の平均値で、「準備率」は「準備額/必要額」で計算しています。30代女性よりも40代女性のほうが大きく増えていますが、それでも準備率は約24%にとどまります。


準備額を見る際に注意していただきたいのは、夫婦の共有財産もこの中に含まれている可能性があるという点です。そのためシングルの女性よりも金額が高めに出ているかもしれません。『フィデリティ退職・投資教育研究所』の野尻哲史所長によれば、「一般には準備額はこの結果よりも低くなるでしょう」とのこと。


「準備額0円」は、退職後の準備額が0円の人が全体の何%いるかを表しています。30代では4割もの人が老後の資金となる蓄えがありません。また、40代でも「約36%」の人が退職後の準備ができていないのです。


「準備額1,000万円以上」は、準備額が1,000万円以上ある人が全体の何%いるかを表しています。30代では「13.5%」、40代では「20.9%」の人が1,000万円以上の蓄えがあるとしていますね。


1,000万円以上で実際にいくらあるのかはこの資料からは分かりませんが、「1,000万円」では必要額と考えている平均額に足りません。「1,000万円以上」と答えた人も、退職するまでにできるだけ蓄えを増やしておいたほうがよいようです。



公的な年金がアテにならないと考えている人は多いですが、それならそれで自分に必要な老後の資金を蓄えておかなければなりません。退職までの時間は限られています。アラフォーの皆さんは、現在の家計の支出内容をきちんとチェックし、老後のための貯蓄がきちんとできていない場合は毎月必ず貯蓄ができるよう、早急に家計費の中身を見直しましょう。

⇒データ出典:『フィデリティ退職・投資教育研究所』「退職準備が進捗しないなか、若年層の投資に変化の兆し 非課税制度拡充の効果」

https://www.fidelity.co.jp/static/invest_navi/survey-report/20180601.pdf

(高橋モータース@dcp)