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老け顔に見える「くすみ」の原因って?タイプに合わせた対処法

2018.09.12

老け顔に見える「くすみ」の原因って?タイプに合わせた対処法


 肌がくすむと顔色が悪くなるだけでなく、一気に老けた印象を与えてしまいます。若々しさを保つには、透明感のある肌も重要なポイント。肌がくすむ原因はさまざまなので、それに合った対策が必要です。

◇くすみとは?


 くすみといっても明確な定義がなく、色白ではないことをくすみと捉える人もいれば、顔色が悪いことだと考える人もいます。


日本化粧品工業連合会の「化粧品等の適正広告ガイドライン2017年版」によれば、化粧品の対象となるくすみを次のように表現しています。


「乾燥による角質層の水分量低下や肌のキメの乱れ、角質層の重層化などの要因によって、肌の明度が一時的に低下し、暗く見える状態をいい、シミやソバカスによる肌の状態に起因するものではない」


 これは化粧品の効果効能の範囲に限られたものですが、実際に私たちがくすみと感じる状態はほかにもあります。

  • 血行不良で透明感が失われる

  • 肌のツヤが失われた状態

  • 皮膚表面の凹凸が生み出した影によるもの

  • 色素沈着

  • 加齢による肌の黄ばみ

 ホコリや皮脂などによって肌がくすんで見えることもありますが、洗浄することによって解消される一時的なものはくすみとはいいません。


 肌の状態には個人差があるように、肌がくすんで見える原因もさまざまです。何でもかんでも美白化粧品が効果的というわけではなく、それぞれに合ったケアが必要です。

◇くすみのタイプと対処法

●血行不良

 いわゆる「顔色が悪い」といわれる状態です。血行が悪いということは、血管を流れる血流が減少しているといえます。すると、肌の赤みが少なくなり、肌がくすんで見えやすくなるのです。血液中の酸素が不足している場合も、濁った色が反映されてくすみの原因となります。


 こうしたくすみには冷え対策が欠かせないように感じるかもしれませんが、改善すべきはそれだけではありません。タバコも血行不良を招きますし、ストレスや運動不足も一因になります。生活習慣を振り返り、原因をはっきりさせたうえで対策を行いましょう。


 マッサージは血行をよくする効果がありますが、力を入れ過ぎると肌に刺激を与えるので注意しながら行いましょう。

また、入浴も効果的です。夏でも湯船につかってリラックスするといいですね。



●乾燥

 乾燥によって肌のキメが乱れてしまうと、目には見えにくい凸凹が肌に現れます。これが影となるため、くすんだように見えるのです。さらに、乾燥はターンオーバーの乱れを招き、古い角質がたまりやすくなってしまいます。


 肌の乾燥はくすみだけでなく、シミやシワなどの原因になることも。保湿ケアをしっかり行い、潤いをキープしましょう。洗いすぎに注意して、セラミドやヒアルロン酸などの高保湿成分が配合された化粧品でスキンケアします。


 夏の暑い時期でも、クーラーによって肌が乾燥してしまうので、油断はできません。冷風を直接浴びることは避け、加湿器などで湿度管理に努めましょう。



●色素沈着

 シミはくすみではないといわれますが、そのもととなるメラニンが沈着することによってくすみが見られることもあります。メラニンは紫外線を浴びることで作られますが、ターンオーバーが乱れているとうまく排出できず、くすみを生み出してしまうのです。


 紫外線対策やターンオーバーの正常化を目指し、美白ケアを取り入れていくといいでしょう。ピーリングも効果的ですが、肌に刺激を感じることもあるので注意が必要です。



●加齢による肌の黄ばみ

 黄ぐすみともいわれるもので、肌が老化するとともに見られるようになります。最近の研究では、この原因が「糖化」にあることがわかってきました。


糖化とは、「体のコゲ」ともいえるもの。糖がタンパク質や脂質と結びついてAGEという物質が作られるのですが、これが黄ばみの原因になるといわれています。


 糖化を防ぐには、食生活の見直しが重要です。低GI値の食品やアーモンドなどの抗糖化食品を意識して摂取するようにしましょう。


 肌のくすみはファンデーションなどのメイク用品でカバーすることも可能ですが、やはり肌本来の美しさを取り戻したいですよね。原因に合わせたケアを行うことで、若々しい肌をキープしていきたいですね。




(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)