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スキンケア用品を使わない「肌断食」とは?肌本来の美しさがよみがえるって本当?

2018.10.01

スキンケア用品を使わない「肌断食」とは?肌本来の美しさがよみがえるって本当?


 メイクだけでなく、化粧水なども塗らない「肌断食」という美肌術があります。スキン

ケアの使用アイテムを徐々に減らしていき、洗顔料なども使わないという方法です。肌本来の美しさがよみがえるといわれていますが、実際にはどうなのでしょうか。

今回は「肌断食」のやり方と効果について解説します。

肌断食とは?


肌断食は「肌に何もつけない」という、常識とは真逆をいく美容法です。洗いすぎを防ぐと同時に、化粧品を塗布する際の摩擦がなくなり、肌本来の美しさがよみがえるとされています。


 何もつけないので、洗顔はぬるま湯で行うのみ。気になるときには石鹸を使い、保湿にはワセリンを使うという方法が一般的です。


この美容法を継続することで肌の水分や皮脂バランス、キメが整って、毛穴などの悩みにも働きかけてくれるそうです。しかし、スキンケアアイテムの使用をいきなりゼロにすることは難しいため、数を少しずつ減らしていき、最終的には何もつけない肌を目指していくのです。


 肌のためとはいえ、スキンケアを行うのは手間です。何もつけなくていいなら、それに越したことはないでしょう。実際に、これで美肌が手に入るのなら、コストもかからずいいことずくめです。

現代女性に肌断食は難しい?


 しかし、現代女性にとって「肌断食」をするのは現実的ではありません。効果には個人差がありますが、1週間くらいではあまり変化が見られないからです。肌が健康になるまでのあいだ、すっぴんで出社する勇気はありますか?私には無理です。


 たしかに、過剰なメイクは肌に負担がかかるので何もしない日は必要かもしれません。でも、何もつけずに誰かと会うなんて、シミなどをさらすことになってしまいます。

 メイクには、見た目を変化させたり、シミなどの欠点をカバーしたりする効果のほか、理想の自分を演出することで女性を明るくするものだと考えています。メイクをするときはこすらないように注意し、帰宅したらていねいにオフする。気になる部分をカバーしつつも、こうした基本的なケアで肌の健康を守っていくのもひとつの手です。


 実際、TPOに応じてメイクを求められる現代社会では、完全にメイクをしないというのはやはり難しいです。ふだんからあまり化粧をしないという人には、「肌断食」が向いているといえそうですね。


 スキンケアについてはどうでしょうか。何もつけない状態が続けば、皮脂が分泌されますが、その状態を迎えるまでにはかなりの月日が必要になります。20代をピークに皮脂の分泌量が減少する傾向もあり、アラフォーの肌には過酷かもしれません。


 また、肌断食によって吹き出物などができたり、肌質が変わったりすることがあるようです。これは健康な肌に戻る過程で起こるのですが、こういったトラブルが肌断食に由来するものなのか判断しにくいという問題もあります。


 肌断食そのものは悪いことではなく、美肌を作るための美容法です。ただ、専門的な知識がないと肌トラブルを招くこともあるので、皮膚科医などに相談しながら進めるといいでしょう。


 私は、ヒップなどのケアは洗うくらいであまり手をかけていません。それでも、顔と比べるとキメが整ってきれいな状態です。紫外線などにさらされていないことや、顔とは肌の状態が異なるということもありますが、何もしないからこそこうした肌をキープしているとも考えられます。肌断食も同様に、何もしないからこそきれいな肌を得られるのでしょう。


 顔となると、UVケアやメイクが必要な人がほとんどだと思います。

 肌断食まではいかなくとも、週末などにメイクを完全にオフする日を設けてもいいでしょう。化粧を落とすクレンジングは少なからず肌に負担がかかるので、使用しない日があるのはいいことですね。


 メイクやスキンケアを完全に排除することが難しければ、部分的に取り入れてみる。肌断食が目指す本来の効果を得られないかもしれませんが、肌を休めるという意味では無駄ではないと感じています。



(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)