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目の周りにアトピーが出やすいのはなぜ?「かかない」方法はある?

2018.10.03

目の周りにアトピーが出やすいのはなぜ?「かかない」方法はある?


アトピー性皮膚炎(アトピー)の症状は、目まわりなどの皮膚が薄い部分に出やすいとされています。アイメイクをする際に気になってしまうものの、デリケートな部分なので市販薬を使うのはためらいますよね……。いったい、どのように対処したらいいのでしょうか。今回は、「目まわりのアトピー」について解説します。

目の周りにアトピーが出やすいのはどうして?


「目の周り」に限ったことではありませんが、アトピー性皮膚炎の主な原因は「体質」だと考えられています。


アトピーを発症する人は、生まれ持った体質として「皮膚のバリア機能が低下しやすい」ことが多いです。疲労や精神的なストレスなどから肌のバリア機能が低下すると、花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルゲンが皮膚に侵入しやすくなります。ちなみに、香料やシャンプー、リンス、メイク用品などの「化粧品」もアレルゲンのひとつです。汗、髪の毛などが刺激となって炎症を起こすこともあります。


肘や膝の裏、それから「目の周り」は皮膚が薄いため、症状が現れやすくなります。

目の周りをかかないようにするには?


まず、「肌になるべく刺激を与えないこと」が大切になります。上述のストレスやアレルゲン、汗、髪のほか、衣類との摩擦などの非特異的な刺激でも増悪することがあるので注意しましょう。


また、アトピーの症状は痒(かゆ)みを伴うことが多いですが、なるべく「かかない」ようにしたいもの。そのためには、以下を意識しましょう。


1.冷やす

皮膚を「冷やす」ことで、痒みの緩和が期待できます。保冷剤などに薄いタオルを巻いて、患部のみを冷やすといいですね。逆に、飲酒や体を温めるなどして血行がよくなると痒みが増強することがあるので気をつけましょう。


2.保湿・日焼け対策はしっかり、メイクは薄めにする

皮膚のバリア機能を高めるためにも、日頃から保湿をしっかり行ってください。保湿をすることで角層の水分量が増加し、皮膚のバリア機能が改善され、再燃予防だけでなく寛解(※症状が落ち着いて安定した状態)維持にも有効です。


日焼けも皮膚の乾燥をすすめてしまうので、紫外線対策はしっかり行いましょう。帽子や日傘、日焼け止めだけでなくサングラスも使って目まわりの日焼けを防ぐといいですね。


目の周りにアトピーが出ると、赤みを隠すために厚いメイクをしたくなるかもしれませんが、上述のように「化粧品」が皮膚炎の原因となることもあります。なるべく、メイクは薄くしたほうが良いでしょう。


3.汗はこまめに拭き取る

汗も皮膚への刺激となるので、そのままにしておくのは望ましくありません。汗をかいたら、ハンドタオル等で優しく押さえるようにして拭き取るか(ゴシゴシと拭いてしまうとそれが刺激になってしまうことがあります)、シャワーで汗を流すなどして、放置しないようにしましょう。


また、無意識にかいてしまうこともあるため、深い傷にならないよう、爪は短く切っておくといいですね。

目の周りにアトピーが出たら?どんな治療をするの?

アトピー性皮膚炎は慢性化することが多いですが、適切な治療を行えば寛解が期待できます。


一般的に、「ステロイド外用薬」や「タクロリムス軟膏」などの抗炎症外用薬を処方します。これらの治療で改善しない重症例には、「シクロスポリン」という免疫抑制剤を使用することも。


痒みのコントロールには、抗ヒスタミン薬を用います。状況によっては、漢方を併用することもあります(※いずれも「目の周り」の使用に限定された薬ではありません)。



寛解維持のために大切なのは、なるべく肌を清潔にすること、刺激を与えないすることです。そのほか、「ストレスをかけない生活をする」、「十分な睡眠時間を取る」、「栄養バランスのとれた食事をする」ことを心がけるといいですね。