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パックや入浴剤で全身をツヤ美肌に?「酒粕」美容法

2018.10.11

パックや入浴剤で全身をツヤ美肌に?「酒粕」美容法


 日本酒の美容効果は広く知られるようになりましたが、その製造過程で生まれる「酒粕」についてはまだあまり知られていないように感じます。美白効果が高いといわれる食材「酒粕」を、生活に取り入れていきましょう。

「酒粕」に含まれる美容成分


 酒粕は通年、スーパーなどで手軽に入手できるようになりました。粕汁や粕漬け、甘酒などの食品の原料としても使われています。もちろん、そのまま食べてもOKです。


酒粕は日本酒を作るときにできる絞りかすです。たくさんの美容成分が含まれているため、日本が誇るスーパーフードといっても過言ではありません。

では、酒粕に含まれる成分には、美容面でどういう働きをするのか見ていきましょう。


●アルブチン


 メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害する美白作用が知られています。シミやソバカスの予防につながるとされ、エイジングケアにはもってこいの成分です。


●コウジ酸


 こちらもチロシナーゼの活性を抑制する効果があります。近年の研究では、抗糖化作用も報告されていて、黄ぐすみ対策としても注目されるようになりました。


●フェルラ酸


 美白作用のほか、活性酸素の消去や紫外線吸収作用が期待される成分です。


●セラミド


 保湿成分として知られるセラミド(スフィンゴ脂質)も含有しています。肌をしっとりと潤わせます。


 ほかにも、アミノ酸やビタミン類、ミネラルなどを豊富に含んでいます。

酒粕を使った美容法

食べることはもちろん、パックとして使用しても効果的です。


 パックの作り方は簡単で、酒粕と水を混ぜるだけ。水の量は酒粕よりも少し多めを目安に、肌に塗りやすいかたさに調節します。作り置きはせず、その日に使う分だけ作るようにしましょう。ペースト状の酒粕を利用すると、手軽にパックを楽しめます。


肌の上に5~10分くらい置き、終わったら洗い流して化粧水などで肌を整えます。肌がもっちりとした感触になり、続けることでツヤや透明感がアップ。ヨーグルトやハチミツなどを加えるレシピもありますが、私は酒粕のみでも十分だと感じました。


 ボディケアとして、出汁を取るときに使う不織布などに酒粕を入れ、入浴剤がわりに使う方法もあります。肌がすべすべになるのはもちろん、ぽかぽかも持続します。


 このように、美容面でうれしい作用を期待できるのですが、アルコールのニオイが気になる方もいるかもしれません。お酒に弱い人や、妊婦さんは避けた方がいいでしょう。酒粕のエキスを配合した化粧品もあるので、こちらを活用するという方法もあります。


 酒粕はアルコールを含むので賞味期限が長く、さらに冷凍すれば1年くらいは大丈夫といわれます。気に入った場合はまとめ買いしてもOK。1回分ずつ小分けにすると便利です。


(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)