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くすんで見えるシミを取りたい…!「老人性色素斑」の原因と治療法

2018.10.26

くすんで見えるシミを取りたい…!「老人性色素斑」の原因と治療法


加齢とともに肌に現れる「シミ」。実は、早い人は20代でもシミができはじめます。顔にできるとやはり気になりますし、それが大きなものだと「なんとかして取りたい」と思うでしょう。今回はそんな加齢性のシミの治療についてご紹介します。

記事監修



コッツフォード良枝 先生


山梨大学医学部卒業、日本医科大大学付属病院麻酔科学講座入局ののち、大手美容外科勤務を経て、クリントエグゼクリニック勤務。

2018年よりオバジクリニック院長就任

2018年8月より銀座禅クリニック院長就任


日本坑加齢学会認定専門医、日本麻酔科学会認定医、国際坑加齢再生医療学会会員、日本オーソモレキュラー学会会員、国際オーソモレキュラー学会会員、臨床水素研究会会員、日本美容外科学会会員


女医+(じょいぷらす)所属

■若くても「老人性色素斑」はある!


肌が若く見えるのは20歳ごろまでで、それ以降は老化が進みます。25-30歳以降は皮膚組織の機能が低下するので、肌のみずみずしさや張りは失われていきます。また、年を取ることでシミができることもあります。


この加齢によるシミのことを「老人性色素斑」というのです。老人性と付いていますが、これは「加齢による」という意味ですので、早い人なら20代で現れることがあります。


シミは、表皮の一番底にある「基底層」という場所でメラニン色素が過剰に作られ、とどまってしまうことで現れます。


基底層で作られた新しい細胞(角化細胞:ケラチノサイトと呼ばれます)は、徐々に皮膚の表面へ押し上げられ、最後は剥(は)がれ落ちます。これが次から次へと行われるので、皮膚の表面の細胞は常に新しい細胞へ更新されていきます。一般にこの皮膚の新陳代謝を「ターンオーバー」と呼んでいます。


普通は生成されたメラニン色素もターンオーバーで体外へ排出される(それまでに分解・吸収もされます)のですが、それが何らかの原因で基底層にとどまると「シミ」になるというわけです。


シミができるメカニズムについての詳しい説明は以下の記事を参照してください。


⇒参照記事:「アラフォーになると肌にシミが増えてしまう理由は?」

■老人性色素斑が気になったら「レーザー治療」

メラニン色素があまりに過剰に作られるとシミ・老人性色素斑が大きくなることがあります。頬の部分に色素斑が大きく広がることもあり、その場合は除去したいという気持ちも強くなりますね。いわば見た目のアンチエイジングです。


ここで問題なのは、シミの原因となっているメラニン色素は表皮の底の基底層にありますので、皮膚の表面を削ったりしても取れないという点です。


そこで、美容外科のジャンルでよく使われる「レーザー治療」の出番となります。レーザーを当てることによってメラニン色素を含む細胞を破壊、表皮を剥離(はくり)して、新しい表皮の再生を促すのです。老人性色素斑には、


・Qスイッチレーザー(波長694nm)

・Qスイッチアレキサンドライトレーザー(波長755nm)

・(半波長Qスイッチ)Nd:YAGレーザー(波長532nm)


などのレーザー治療器が使われます。ちなみに「nm(ナノメートル)」は「10億分の1メートル」で、波長が長くなるほど皮膚の深い場所まで届きますが、そのぶんメラニン色素への反応が鈍くなるとされます。ですから、治療に当たる医師には色素斑の状態をよく診て、最適なレーザー治療器を選ぶことが求められます。


注意していただきたいのは、レーザー治療を受ける場合にはきちんと医師のいる「美容外科」「クリニック」を選ぶことです。レーザー治療は「医療」ですので医師しか行えません。経験のある医師が実際に施術に当たる美容外科・クリニックを受診しましょう。



老人性と付いていますが、20代でもシミはできます。誰にでも起こる老化現象のひとつですからね。どうしても見た目が気になるようでしたら、レーザー治療を考えてみましょう。その際には腕の良い医師のいる美容外科、クリニックを選択してください。


(高橋モータース@dcp)