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髪にも肌にも使える「精製水」って?どんな時に使えばいいの?

2018.10.29

髪にも肌にも使える「精製水」って?どんな時に使えばいいの?


 精製水は不純物を取り除いた水で、化粧水や乳液などさまざまな化粧品に使われています。肌トラブルが起きるリスクが低く、美容に広く活用されています。ただし、使い方を間違えると逆効果なので気を付けて取り入れていきましょう。



 精製水は、ドラッグストアなどで500mL・100円前後で購入できます。水ですから単体での保湿効果などは期待できませんが、顔だけでなくヘアケアにも使えるアイテムです。

精製水の使い方


●コットンパック


 コットンに化粧水をつける際に精製水を使うだけで、肌への刺激が軽減できます。まず、精製水にコットンをひたします。水分をしぼったら、コットンに化粧水をしみこませていきしょう。コットンの毛羽立ちを防ぐことができるので、肌への刺激もマイルドになります。


 とろみのあるテクスチャーで、手でつけるタイプの化粧水は保湿力に優れたものが多いのですが、コットンパックにするとなると使いにくいことがあります。そこで、先ほどと同様に精製水を使うと化粧水がしみこみやすくなります。乳液などにも応用可能です。


 コットンパックをする際、精製水のみの使用はやめましょう。肌に水をつけると一時的に潤ったように感じますが、蒸発するとともに乾燥を招いてしまいます。


 また、精製水でパックしてから、化粧水をつけるという美容法があります。肌が乾いた状態で行う場合は先にふやかしておくことで化粧水が入りやすくなると思いますが、通常は洗顔後に塗布するもの。精製水は顔をすすぐことに使い、その後はすぐに化粧水でケアを行うほうがいいでしょう。


 精製水は「ふきとり化粧水」がわりにも使えますが、保湿剤が入っていなのでつっぱり感が気になるかもしれません。また、水分を含んだコットンは固くなるため、刺激を与えないように注意しましょう。


●肌が不安定なとき


 生理前後など、ふだん使っている化粧品に刺激を感じてしまうとき、私は精製水を使用しています。肌が不安定なときは何をつけても赤みやかゆみが生じ、保湿ケアが行えません。そんなときは、洗顔後に精製水をスプレーしてワセリンを重ねます。


 風呂上がりにワセリンを塗ると熱がこもり、さらにかゆみが生じることがあるので、ケアを行うのはクールダウンしてから。

ただし、ワセリン自体は水分の蒸発を防いでくれるだけで、潤いを与えるわけではありません。ワセリンを使う前に水分を与える必要があるので、肌が敏感で化粧水が使えないときは、一時的にでも肌を潤わせる目的で精製水を使用しています。



 精製水とワセリン、どちらも肌への刺激が少ないとされていますが、あらゆる肌に対応するわけではありません。また、症状が改善されるわけではないので、ふだんの化粧品が使えないなどのトラブルが起きた場合は、皮膚科医に相談しましょう。


●メイクの仕上げに


 フェイスパウダーでベースメイクを仕上げたら、スプレーボトルに入れた精製水をひと吹き。そして、水分をティッシュでやさしくおさえます。このステップを加えることで密着度が増し、化粧が崩れにくくなります。


 化粧直しをするときも同様に行えますが、出先でスプレーをすることにためらいがあるかもしれません。そんなときは、精製水を含ませたスポンジで軽くたたいてもOK。ミニボトルに入れれば持ち歩けます。


 ほかにも、手作りコスメの原料として活用することができます。しかし、保存料が入っていないので開封後はすぐに使い切らなくてはなりません。1週間以内が目安とされています。


 安いのでためしに買ってみたけれど、なかなか使い切ることができない……。そんなときは寝癖直しとして活用してみてはいかがでしょうか。スプレーボトルに入れた精製水を髪に吹きかけるだけでOKです。出先でスタイリングを直したいときにも便利です。




(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)