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【専門家が解説】やりすぎは逆効果?「スクラブ」のメリット・デメリット

2018.11.05

【専門家が解説】やりすぎは逆効果?「スクラブ」のメリット・デメリット


 きちんと洗顔しているつもりでも、いつの間にか小鼻のザラつきが復活している……。毛穴ケアの黒ずみは取りにくく、多くの女性が悩むポイントですよね。こうしたケアにはスクラブが役立つことも。

 今回は、メリット・デメリットを知ったうえで、スクラブの効果的な使い方を見ていきましょう。

「スクラブ」っていったい何?


 スクラブ(scrub)には、「ごしごしこすって洗う」という意味があります。化粧品ではおもに、洗顔料に配合された細かい粒状の研磨剤に対して使われるのが一般的。毛穴に詰まった汚れをとる目的で使用します。


 毛穴の汚れ以外に、肌に蓄積された古い角質の除去にも使われます。ターンオーバーの促進にもつながるためです。スクラブを使うと肌のトーンがアップし、化粧のノリがよくなるなど、うれしい効果も期待できます。


 スクラブケアは、肌がザラつきやすいひじやかかとのケアにもおすすめです。気になる黒ずみにも役立ちます。

スクラブの種類


 スクラブにはさまざまな種類があり、食品由来の原料も多数あります。肌質や目的に合わせて選ぶといいでしょう。


●塩


 ひじなどの黒ずみや、肌の引き締めに効果的で、おもにボディケアに使います。大人ニキビの予防や肌のくすみが気になるときにもおすすめですが、粒子が大きく刺激がやや強めです。肌が弱い人は使用を控えるか、小鼻などの気になるパーツのみに使用した方がいいでしょう。刺激を感じたときには洗い流し、使用を中止します。


 塩スクラブは自作することも可能。オリーブオイルと塩を混ぜてペースト状にし、小鼻やかかとなどにマッサージするように塗布します。食用の塩は粒子が大きいので、ミルサーなどの粉砕機で細かくしてから使いましょう。


●砂糖


 保湿効果が高く、肌をなめらかにする作用が期待できます。ごわつきにも効果的で、やわらかな肌へと導く効果も。肌なじみがよく、刺激も比較的少ない傾向です。また、肌だけでなくオイルと合わせて唇のケアにも使用できます。食品同士なので、口の中に入ってしまっても安心です。


●重曹


 洗浄力が強く、ガンコな毛穴汚れにも効果を発揮する重曹。皮脂汚れもさっぱりと洗い流せる一方で、肌への刺激が強いので要注意です。顔ではなくボディケアや、脂性肌の人向きのスクラブです。


●こんにゃく


 肌あたりがマイルドで、毛穴の汚れや皮脂を吸着するといわれています。刺激も低く、使いやすいスクラブです。なめらかな肌へと導きます。


 ほかにも、米ぬかやクルミの殻、マイクロビーズなどがスクラブ剤として使われます。

スクラブのデメリット


 ターンオーバーが遅れ、大人ニキビなどもできやすい年齢肌にはスクラブを使ったケアが効果的ですが、デメリットもあります。スクラブ剤は肌を削ることによってケアするため、少なからず負担がかかり、毎日の使用は肌を傷める原因にもなりやすいです。


 やりすぎることで必要な皮脂まで取り去り、それが乾燥やバリア機能の低下を招く可能性もあります。ザラつきが解消されて気持ちいいですが、週1、2回程度にとどめましょう。


 また、スクラブ剤が肌に残るとトラブルを招く原因に。スクラブ洗顔を行う際は、いつも以上にすすぎ残しがないか意識するようにします。そして、洗顔後はしっかり保湿ケアを行いましょう。


 スクラブの粒子の大きさは製品によって異なりますし、肌への刺激の感じ方には個人差があります。せっかく買ったけれど肌には合わない場合は、かかとのケアに使ってみてはいかがでしょうか。かかとは顔よりも角質がたまりやすく、刺激を感じにくい部分です。サンダルを履くとき、素足になったときにかかとは意外と見られているものなので、合わせてケアするといいでしょう。


(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)