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髪の毛が白くなるのはどうして?白髪の原因と予防法

2017.07.10

髪の毛が白くなるのはどうして?白髪の原因と予防法


「あれっ?もしかして、白髪……?」


ある程度年齢を重ねてなるものというイメージがありますが、若くして白髪がたくさん増えてしまうというケースもあります。一般的には、30代前後で生えてくることが多いそう。さて、そもそもなぜ髪の毛は白くなってしまうのでしょうか?予防するには、また元の色に戻すにはどうしたらいい?


今回は、白髪について『AGAヘアクリニック』の水島豪太院長に伺いました。

取材協力・監修


水島豪太院長


2009年に日本大学医学部を卒業。初期研修課程終了後、東京医科歯科大学病院へ入局。その頃より大手AGA専門クリニックで定期勤務を開始。大学病院および市中病院で研鑽を積み、UCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)への留学を経て表参道皮膚科AGA担当医として勤務。2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。


国際毛髪抗加齢医学学会、毛髪科学研究会、日本遠隔医療学会、日本再生医療学会、日本美容皮膚科学会、日本耳鼻咽喉科学会、日本めまい平衡医学会に所属。


AGAヘアクリニックHP

https://agahairclinic.com/

■髪の毛は本来白髪が普通?

私たちの髪の毛は、なぜ白くなってしまうのでしょうか?水島院長に聞いてみたところ、「そもそも、私たちの髪の毛は本来、色が付いていない」という意外な答えをいただきました。私たちの髪の毛は、毛母細胞によって生み出されているのですが、その時点では毛に色は付いていません。毛母細胞のすぐ近くにある色素細胞が、生み出された毛に色を付けているのだそうです。


この毛母細胞や色素細胞の元になるのは、毛包幹細胞や色素幹細胞と呼ばれる「幹細胞」です。幹細胞には、自己複製と分化をする特徴があります。この幹細胞が自己複製をして、分身を作り、その分身を毛根に送り出し、分化することで新たな毛母細胞や色素細胞が生まれるのです。しかし、もしなんらかの理由によってこの幹細胞(色素で言えば色素幹細胞)が自己複製や分化ができなくなると、生えてくる髪に色を付けることができなくなります。


そうすると、生えてくる髪の毛は素の状態、つまり白髪になってしまうのです。これが「白髪になってしまう」理由といえます。

■生えてくる髪の毛に色が付けられなくなる理由は?

では、どんなことが原因となって、髪の毛に色が付けられなくなってしまうのでしょうか? 水島院長によると、まずは「加齢」が挙げられるそうです。加齢によって色素幹細胞の機能自体が弱くなってしまい、色を付けることができなくなるといいます。加齢による白髪に関しては「50歳以上で50%の人の髪の毛の50%が白髪になる」という、「50の法則」なるものもあるそうです。加齢以外では、「紫外線」などの物理的な原因や、直接の原因とは言い切れないものの、「ストレス」もその原因ではないかとされているとのことです。


また、若くして白髪になってしまう「若白髪」については、「若くして体が老いてしまう病気などが可能性のひとつとしてあるものの、実は研究が進んでおらず、遺伝や傾向についても明らかになっていないため、はっきりと特定できていないのが現状」とのことでした。誰しもが若くして白髪になってしまう可能性があるということです。

■白髪を予防するにはどうすればいい?

もし若くして白髪になってしまった場合、クリニックでも「確立した治療法がないため、改善するのは難しい」のだそうです。そのため、生活習慣・食事の改善といった、基本的な部分を見直すアドバイスを行うそうです。


白髪になるのを予防するなら、質の良い睡眠を十分に取ること、リラックスする機会を設ける、喫煙をしない、食事内容に気を付けるなどが大切です。特に睡眠は重要で、寝不足は大敵です。栄養面も髪の毛の細胞に栄養を与えるという意味では重要ですから、ビタミンや亜鉛をしっかりと取りましょう。



誰しもが白髪になってしまう可能性があるということですが、効果的な改善方法がないため、現状は予防がもっとも効果的です。若くして白髪になってしまわないよう、水島院長のアドバイスを参考に、予防を心掛けてみてはいかがですか?


(中田ボンベ@dcp)