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ブスファイル06:話す気を一瞬で萎えさせる「相づちブス」

2017.07.15

ブスファイル06:話す気を一瞬で萎えさせる「相づちブス」


世の中にはさまざまなブスがいる。なにも顔面偏差値が低い者だけがブスではない。本連載では現代社会に存在するさまざまなブスをジャンル分けし、その生態や対処法、また己がそうならないための予防法を紹介していく。


相づちブスとは

会話をする上で、大切な役割を担っている「相づち」。ちゃんと関心を持って話を聞いていることや、その話に対して共感しているのか、興味深く聞き入っているのかなど、自分の気持ちを相づちによって示すことで、コミュニケーションは円滑に進む。


しかし、相づちを上手く打てず、話を続ける気力を相手から奪ってしまう厄介な人がいる。今回は、そんな「相づちブス」に分類される3種のブスを紹介する。


あからさまに興味のない態度をとる「空返事ブス」


自分に興味のない話題になると、過剰に興味を失い、その気持ちがすべて相づちにあらわれてしまうブス。自分のまつ毛を指で触ったり、爪の間をじっと眺めたりと、何の意味もない作業をしながら気のない返事を繰り返すことが多い。そうした失礼な態度をとるのはマナー違反なのだが、なぜか話す側は「自分の話が面白くないせいだ」と責任を感じたり、恥ずかしさや情けなさを抱きがち。話す気をそがれ、「二度とこいつと話したくない」と思われてしまうため、友人も男も遠のいていく。口癖は「あーねあーね」


【空返事ブスの対処法】

このタイプは、とにかく自分の話を聞いてほしいナルシストに多い。よって、どうしても話をちゃんと聞いてほしい場合は、相手を主役にした話題をぶつけると真剣に聞いてくれる。たまに、自分も同じような態度をとり返し、「話を聞いてもらえないことはこんなに切ないんだぞ」ということをわからせようとする者がいるが、本人は空返事ブスを全く自覚していないので「この人は何て失礼な人なんだ」と悪者にされるだけで、全く効果はない。


【空返事ブスにならないために】

小学生で習うような基本の心得だが、「自分がされてイヤなことは他人にもしない」ことを肝に銘じることが大切。自分が一生懸命話しているのにも関わらず、爪を見ながら「あーね」と相手に言われたらどんな気持ちになるかを考えてみる。注意すべきは、やり過ぎるとそれはそれで話を聞いていない印象を与えるので、いい塩梅を掴むよう努める。


熱心なようで全く話を聞いていない「食い気味ブス」


話のオチを予想して、語尾をさえぎるように相づちを打ってくるブス。語尾まで待ってくれたらまだいい方で、かなり序盤で「あーはいはいはいはい」とかぶせてくる猛者もいる。相づちの手数は多いのだが、相手の話を聞こうという姿勢ではなく、その話を受けて自分が何を話すかに全神経がいっているため、話している側ももう一つ“聞いてもらってる感”が得られない。


一見、前のめりな姿勢にも見えるため、最初は気付かれないのだが、「大事な話はこの人にしたくないな」と相手も無意識のうちに距離を置かれてしまうことが多い。


【食い気味の対処法】

オチを予測して、自信満々に「はいはい、○○なパターンね!」と決め打ちしてくるので、そこで「いや、全然そのパターンじゃなくて、それでね、」と淡々と話を続けることが効果的。少なからず予想をハズした恥ずかしさを相手に与えつつ、淡々と話を続けることで横取りを防ぎ、強制的に最後まで話すことができる。しかし、お互いにとって楽しい会話とは言えない仕上がりになるため、対処法というより「撃退法」に近い。


【食い気味ブスにならないために】

クイズ番組の早押し問題と同じように、他人の話も最後まで聞かないとわからないもの。よって、「1192年に成立した幕府は…」のあとに、「鎌倉幕府…ですが」と続くような問題で、自信満々に「鎌倉幕府!!!」と答えてお手つきになっている回答者のいたたまれない様子を思い出すことで、他人の話を最後まで聞く習慣が徐々に身につく。


我が強すぎて聞く耳を持たない「HOWEVERブス」


何を言っても、どんな話に対しても、まず相手の意見を否定しないと気が済まないブス。本当に反対意見を持っているわけではなく、ただただ我が強いために、素直に相手の意見を飲み込むことができない。よって、どんな話をしたとしても一旦否定されると思って良い。もし、HOWEVERブスの意見に賛同し、全く同じ立場で話をしても、「いやそうは言ってもね〜」「でも、いつまでもそうも言ってられないからね〜」などと、必ず逆説を唱える。


【HOWEVERブスの対処法】

相手が否定を始めたタイミングで「なるほど。じゃあどうしたらいいと思う?」と質問してみると良い。このタイプは、とにかく否定をしたいだけで、明確な意見があるわけではないため、代替案などは全く考えていない。そうして相手が言葉に詰まり「いやそれはわからないけど〜」となったところで、「でも否定してばっかじゃ進歩がないからね」とトドメをさすと◎


【HOWEVERブスにならないために】

基本は空返事ブスと同じで、「自分がされてイヤなことは他人にもしない」ということを肝に銘じることが大切。自分の話を毎回否定されたらどんな気持ちになるかを想像することで予防できる。とはいえ、自らの会話を俯瞰するのはなかなか難しいので、不安を感じる人は、友人との会話を録音して「でも」「だけど」の回数をカウントしてみると良い。万が一それで友人がHOWEVERブスだと発覚した場合は、距離を置くことをおすすめする。



(ライター/ほりかわ イラスト/夕海 編集/ヒャクマンボルト)


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