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肌にも身体にも!若さと元気のための必需品「ユビキノン」とは?

2018.12.06

肌にも身体にも!若さと元気のための必需品「ユビキノン」とは?


化粧品成分の「ユビキノン」をご存知でしょうか。一般には「コエンザイムQ10」と呼ばれているもので、この10年ほどの間にサプリメントや化粧品に配合されるようになり一躍有名になった成分です。「よく分からないけれど身体に良さそうな成分」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな「ユビキノン」について詳しくご説明します。

1.ユビキノンとは

ユビキノンは、エネルギーを生産するために必要不可欠な成分で、身体の中でビタミンと似た働きをします。ビタミンは体内で作ることができずに外から補わなければならないのに対し、ユビキノンはヒトの体内に存在し、体内で合成することができます。ヒトが生きていく上で必要なタンパク質、脂質、糖質が食べ物として摂取され、体内で分解されてエネルギーに代わるとき、ユビキノンが必要になるのです。ユビキノンはヒトが元気に活動していくために欠かせない成分で、心臓をはじめとして肝臓、腎臓、肺、副腎などの臓器に多く存在しています。ただし残念なことに、体内のユビキノンは20代をピークとして減少しはじめます。40代でピーク時の30%が失われ、60代を過ぎると半減するといわれているのです。


ユビキノンは、日本では1974年以来医薬品成分として使われていました。その後2004年に化粧品への配合が認められました。化粧水、乳液、クリーム、美容液、洗顔フォーム、パック、マッサージクリーム、ボディローション、化粧下地、日焼け止め、ファンデーション、パウダー、口紅、入浴剤、シャンプー、コンディショナー、カラートリートメントなど…ありとあらゆる化粧品に配合され、一大ブームとなりました。

水溶性で黄色がかった粉体なので、ユビキノンが入ったクリームなどは黄色っぽくなります。


冒頭にも話したとおり、ユビキノンが配合された化粧品の多くは「コエンザイムQ10」「Q10」といった冠付きの名前で商品化されています。サプリメントとしても使われているユビキノンは、肌にどのような働きをしてくれているのでしょうか?

2.成分の特徴や役割

ユビキノンは魚、肉、卵、豆類、植物油脂などの食品に多く含まれています。バランスの良い食事をとることで体内のエネルギーを生産してくれます。しかしその多くは心臓をはじめとする内臓のエネルギー源として使われてしまい、肌まではなかなか届かないとされています。ユビキノンの成分を肌に届けたいならば、化粧品として外から補いましょう。


化粧品成分としてのユビキノンは、主にエイジングケア化粧品に配合されています。ユビキノンはビタミンEに似た働きで、細胞の老化を防ぐ「抗加齢作用」を持つといわれています。エネルギー代謝が加齢とともに低下するのを抑え、皮膚を構成する組織を活性化し、肌の新陳代謝を促進する効果が期待されています。また、血行促進作用に優れているため肌のダメージを回復させ、ハリやツヤを取り戻してくれます。紫外線により発生する活性酸素の抑制にも効果があり、日焼けが原因のシワやシミ、くすみを防ぐといった加齢によるトラブルに役立つ成分なのです。また、免疫機能を高め、加齢による衰えが気になりだした肌にとても嬉しい働きをしてくれます。

3.使い方

ユビキノンは実にさまざまな化粧品に配合されています。「クレンジング~洗顔料~化粧水~美容液~クリーム」のようにシリーズとして商品化されている製品も多く、シリーズ使いすることによって最大限に発揮される効果を体感してみることをおすすめします。

4.使用感と注意したいポイント

ユビキノンは水溶性の機能性成分であるため、成分そのものには特徴的な使用感はありません。しかし、グリセリンなどの保湿性の高い水溶性成分、ホホバ種子油、マカデミアナッツ油のような植物油、さらにはコラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタなどの「年齢を重ねた肌にとって嬉しい保湿効果や柔軟効果の期待できる成分」と一緒に配合されていることが多く、ユビキノンが使われている製品はしっとりした質感でありがらハリを感じられるものがほとんどのようです。



元は医薬品として使用されていたユビキノンを化粧品として使用する際は、医薬品医療機器等法によって定められた配合制限があります。化粧品への最大配合量は0.03%とされています。また、粘膜に使用されることがある化粧品への配合は不可とされているので、ユビキノンが配合されている製品を粘膜や粘膜に近い部分に使用することは避けましょう。



5.ユビキノンが含まれている商品を手に入れるには?

ユビキノンの特徴を活かした化粧水、クリーム、美容液などをシリーズ展開している商品をご紹介します。雑貨店やネットショップからの購入が可能です。

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・DHC 薬用Qシリーズ 

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・ドクターシーラボ エンリッチリフトシリーズ 

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6.私たちに欠かせない成分、ユビキノン

ユビキノンの語源はラテン語の「ユビキタス」で、“いたるところに溶け込んで存在する”という意味です。体内のあらゆるところに存在することから、この名前が付けられたとされています。ユビキノンは体内に多ければ多いほどエネルギーが効率的に生産されるので、疲れにくく元気に過ごすことができるようになるのです。


化粧品として直接外から補うだけでなく、食品からもユビキノンを取り入れることで、健やかな肌作りに役立てていきたいですね。




(爪肌育成マエストロ/前田吉未)

<参考資料>

・化粧品成分用語事典2012 鈴木一成(中央書院)

・化粧品有効成分ハンドブック 霜川忠正(中央書院)