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お手軽だけど要注意!「つけ爪」をつける際に気を付けること

2018.12.13

お手軽だけど要注意!「つけ爪」をつける際に気を付けること


ネイルアートの中でも、爪にぱっと貼るだけでいいつけ爪(ネイルチップ)は人気があります。手軽におしゃれができて便利ですが、注意が必要な点もあることをご存知ですか?

今回は「つけ爪」をする際の注意点について解説します。

■「つけ爪」の注意点

つけ爪を自分でつける女性が増えていますが、『国民生活センター』ではつけ爪による健康被害の報告をまとめて(記事末のURLを参照)、以下のような点について注意を促しています。


●つけ爪は爪に負担を掛けるもの

削ったり、化学薬品を塗ったりするので、つけ爪は自分の爪に負担を掛けるものと考えるべきです。皮膚のかぶれや、乾燥が起こる可能性があります。また、何度もつけ爪をつけると、爪が薄く、もろくなることもあります。


●カビが繁殖することがある

自分の爪とつけ爪の間をよく消毒しないと、その隙間にバクテリアやカビが繁殖することがあります。これが原因で感染症にかかるかもしれません。順天堂大学皮膚科(『国民生活センター』の資料当時)の住吉孝二博士によれば、「自爪が白く濁ったり、黄色や緑色などに変色してきたとき、凸凹や肥厚といった変形が生じてきたときなどは要注意」とのことです。


●アレルギー反応を起こすことがある

つけ爪の用材やアクリル樹脂によってアレルギー反応を引き起こす可能性があります。アレルギー反応によって、かぶれなどの肌トラブルが起こるかもしれません。


●用材で肌トラブルが起こることがある

つけ爪用の接着剤は、いわゆる瞬間接着剤と同じシアノアクリレート系のものが多いとされます。この成分は皮膚に付くと取れなくなったり、化学やけどを起こしたりする可能性があります。


●どんなものが使われているか分からない

特に海外製の場合には、材料・用具の安全性が問題です。製造元が、皮膚に付けるのではなく爪に付けるからと、安全性について甘く考えている可能性があります。原材料についての日本語表記がない場合もあります。


また国民生活センターでは、人に行ってもらう場合には施術者の熟練度や「清潔な環境かどうか」にも注意するよう促しています。傷がついて、そこから雑菌が入ったりすると感染症を引き起こす可能性がありますからね。

■つけ爪による健康被害例

国民健康センターの資料には、「つけ爪」を自分でつけた人に起きた健康被害として、以下のような例が挙げられています(記事末URLより引用)。

  • 瞬間接着剤でやけどした例

    日用雑貨量販店で購入したつけ爪用瞬間接着剤。容器に半分くらい残っていた状態で蓋を開けたら、中蓋がくっついていて液が飛散した。じゅうたんから白煙があがり、履いていたジーパンの右太ももに痛みを感じたので見ると皮膚がただれていた。病院に行ったところ、熱傷2〜3度と診断された。


    (相談受付年月:2008年8月 40代 女性 家事従事者)

  • リムーバーで皮膚がただれた例

    100円均一店で購入したつけ爪をはがす液を使用したら、左手の指先から指の間がただれ、痛みで手の開きがこわばった。普段から洗剤や除光液でただれた経験もないので、自然に治ると思っていたが良くならないので病院へ行った。


    (相談受付年月:2008年6月 30代 女性 給与生活者)




このように、手軽におしゃれができるつけ爪にも「健康に悪影響を及ぼすことがある」という報告があるのです。自分で行う場合には用材や衛生環境に十分注意し、施術してもらう場合には適切なネイルサロンを選ぶようにしましょう。また、つけ爪は自分の爪に負担を掛けるもの、という基本的な認識は持っておくべきですね。

⇒参考文献・データ引用元

『国民生活センター』「つけ爪による危害 −かぶれ、やけど、カビが生えることも−」

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20081016_1.pdf

(高橋モータース@dcp)