検索
アミノ酸の「クレアチン」とは?どうして肌の保湿に優れているの?

2018.12.18

アミノ酸の「クレアチン」とは?どうして肌の保湿に優れているの?


みなさんは「クレアチン」をご存知ですか?サプリメントに興味がある方や、肉体改造をするべく日々トレーニングをしている方は聞いたことがあるかもしれません。

スポーツをする人にとって重要な栄養素だと思われがちですが、実は肌に嬉しい作用がたくさんあります。


クレアチンのことを理解して、普段のケアの参考にしてみてください。

1.クレアチンとは

アルギニン、グリシンおよびメチオニンの3種類のアミノ酸からできている成分です。人の体内で作れる成分なので、化粧品として使うとなじみやすいという特徴があります。保湿に関係するアミノ酸は肌に約40%の割合で存在しているので、肌の保湿成分の大半がアミノ酸だということに気づかされます。では肌のどこにアミノ酸があるのでしょうか?


肌の角層の中には、天然保湿因子(NMF)という「うるおい成分」が存在し、肌を刺激から守りながら保湿もしてくれます。天然保湿因子の元はアミノ酸・ピロリドンカルボン酸・乳酸ナトリウム・尿素・ミネラルなどでつくられているので、化粧品成分からアミノ酸を補うことはとても理にかなっています。

それでは、アミノ酸の一種「クレアチン」とは、肌の保湿においてどのような助けとなっているのかを細かくみてみましょう。

2.成分の特徴や役割

■保湿

クレアチンは「キャッチする」というやり方で保湿をします。ちなみに、保湿には「与える・ふたをする」などさまざまな方法がありますが、お肌のお悩みによって使い分けましょう。クレアチンの「キャッチ力」はどんなお肌やお悩みを持つ方に合っているのでしょうか。


例えば天然保湿因子が少ない場合、

◯お肌のかさつき

◯肌のごわつき

◯かゆみや突っ張りを感じる


などの悩みをもたらします。

アミノ酸の一種「クレアチン」は水分をキャッチする力があるので、普段から使っている化粧水を肌にとどまりやすくしてくれます。かさつくお肌にうるおいを与えたいときに役立つのです。

このように、アミノ酸は肌になじみながら保湿をしてくれることから化粧品成分として使われることが多いです。

また、細胞を活性化して老化や環境のストレス(紫外線・刺激など)を防いでくれる役割も持っています。


しかし、クレアチンを含むアミノ酸が不足すると天然保湿因子が少なくなるので、お肌がダメージを受けやすくなります。肌のターンオーバーがしにくくなりごわつきを感じてしまったり、バリア機能が働かなくなりかゆみや突っ張りを感じたりします。

このようなお悩みパターンのお肌に、「クレアチン」が有効なのです。



■ヘアコンディショニング剤

クレアチンは保湿剤として有名ですが、ヘアケア用品にも頻繁に使われています。

シャンプーだけではきしんだりゴワゴワしたりするのをみなさんも経験したことがあると思います。

髪の毛の触り心地が悪いと摩擦が起きるので、髪が傷みやすくなってしまいます。そこにアミノ酸系の成分が配合されたヘアケア商品を使うことで、指通りを滑らかにし見た目にツヤを与えてくれます。

しかも、髪の毛の保護補修や毛髪の強化なども助けてくれます。そのせいか、リンスやトリートメントだけではなく、ヘアカラー剤にも使われています。傷みやすいといわれるカラーリングでも、毛髪を守りながら染髪してくれるのです。


■まつ毛美容液

保湿効果もあるアミノ酸は、低刺激という特徴から繊細な目元用の化粧品にも使われるようになりました。目元などの粘膜に近いところに使用する化粧品は、配合する成分規制も厳しいのです。


そんな目元用化粧品に使われるクレアチンの、保湿以外の目的とは、まつ毛自体を保護することで抜けにくくすること。そして、さまざまなストレスからまつ毛を守ることです。まつ毛のストレスとは、ビューラー、洗顔、メイク落とし、紫外線、外的衝撃などのこと。ストレスを防ぐとまつ毛も目元に残りやすくなるので「まつ毛が伸びた」と感じることもあります。

3.使い方

保湿目的で使用する場合ですが、実は角層にあるアミノ酸は湿度が低い時期には保湿力が下がります。そのため、空気がカラカラになる冬に肌が乾燥しやすいのは、アミノ酸が水分をキャッチする力が弱くなっているからなのです。だからこそ、肌の保湿成分である天然保湿因子やアミノ酸が足りなくなる冬に、肌の成分と似たものが使われている化粧品で補ってあげましょう。


化粧水なら、コットンを使いパッティングでつけるよりもハンドプレスで敏感なお肌を守りながらつけることをおすすめします。

毛髪に関しても、カラーリングやパーマ、紫外線で乾燥や痛みを感じる場合には最適です。なじみやすく、しっかりとした毛髪へ導いてくれます。これはまつ毛の保護にも同じことがいえます。

4.使用感や特徴

クレアチンは水溶性のアミノ酸成分なのでべたつきはあまりなく、お肌をしっとりと潤してくれます。

しかし、化粧品はひとつの成分だけでつくられているわけではないので、アミノ酸が使われているからといって、必ずべたつかないとは言い切れません。べたつきを感じたら、ほかの成分がべたつきを感じさせている作用を持っている可能性もあります。

パッケージに書かれている使用感の説明は、あくまでもメーカーのなかで比較した結果を書いているだけなのです。

5.クレアチンが含まれている商品を手に入れるには?

クレアチンが含まれている商品は、以下のとおりです。

◆まつ毛美容液

ドクター・シー・ラボ

アイラッシュグロウ

Amazonで購入

(マイカラット編集部

◆シートパック

ルルルンプラススイートドロップ


Amazonで購入

(マイカラット編集部)

6.豆知識

お肌のアンチエイジングとしての研究がアメリカでは進められています。

例えばクレアチンとほかの成分を6週間、毎日顔に塗布したクリームが、男性の肌のたるみやしわを軽減する可能性があるという結果が出たり、 クレアチンと葉酸を含むクリームが日焼けを改善し、しわを軽減したり…。クレアチンを老化予防や治療に活用できるのではないかといった内容の研究結果がいくつも出ていますが、実用化まではできていません。しかし、食事(牛肉に多く含まれています)やサプリとして摂取すると細胞活性作用があるとされているので、美肌作りに欠かせない成分ということには間違いありません。




(せきぐちさとみ/爪肌育成マエストロ)