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冷え性とは?原因と改善方法

2017.03.01

冷え性とは?原因と改善方法


多くの女性が悩んでいる「冷え性」。これを読んでいる今も、手や足先がひんやりしていませんか?そもそも、冷え性とはいったいどんな症状なのでしょうか。原因や改善方法について、東京・銀座にある『エミーナジョイクリニック銀座』の伊東エミナ院長に聞きました!

取材協力・監修


伊東エミナ 先生


東京女子医科大学医学部卒業。日本内科学会認定総合内科専門医、米国抗加齢医学会会員日本医師会認定、健康スポーツドクターなどの資格を持つ。2007年に富士河口湖に統合自然医療センター『富士エミーナクリニック』開設。2010年、東京・銀座に『エミーナジョイクリニック銀座』を開設。テレビ、ラジオなどメディアでも活躍中。


⇒『エミーナジョイクリニック銀座』公式サイト

https://www.eminaclinic.com/

■冷え性とは?

「冷え性」と聞くと、手先が冷たくなることや、低体温をイメージすると思いますが、「冷えというのはこうした皆さんがイメージしていることだけではない」と伊東院長は指摘します。


伊東院長によると、下痢や便秘、頭痛といったものも冷えによって起こる症状。また、女性の場合は、生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)、不妊なども、冷えによって起こると考えて対策したほうがいいとのことです。

■冷えによって起こるさまざまな症状

さまざまな体の不調が冷えに起因している、ということですが、そもそも冷えてしまう原因は何なのか聞いてみたところ、「代謝が悪い」「血流が悪い」ことがまず挙げられるそうです。


代謝は食べたものを吸収して細胞に送り込み、そこでエネルギーを作り出すというシステム。それにより人間は体温を保っているのです。そのシステムが不調になれば、体温が下がったりして「冷え」という状態になり、体に異常を来たします。「血流が悪い」ことも同様で、栄養やエネルギーを体全体に送り込みづらくなるため、冷えにつながります。


この「代謝が悪い」「血流が悪い」ことは、冷えだけなく、肩こりや腰痛、ヘルニアといった様々な症状を引き起こす原因にもなります。また、脳にも影響を与えるため、メンタル面での不調にもつながります。ですので、体の慢性的な不調が実は冷えにもつながっていると考えるべき、とのことです。

■冷えの根本的な原因

「代謝が悪い」「血流が悪い」といったことが冷えにもつながるわけですが、ではそういったことが起こる根本的な問題は何なのでしょうか。伊東院長は、冷えの根本的な原因として大きく3つのことが挙げられるといいます。それが、


・腸の問題(腸内環境)

・心身のストレス

・背骨・骨盤のゆがみ


この3つです。特に背骨と骨盤のゆがみは、現代人の多くが抱えている問題で、ゆがみによって血流が悪くなったり、自律神経に問題が出るなどして、冷えの症状が出てしまいます。10代など若い世代でもゆがみによる体の不調を訴える人が多いのだそうです。

■冷え性の改善するには?

冷えを改善するには、医師に相談し、治療をしてもらうことが重要ですが、やはり普段の生活から冷えの症状を起こさないようなケアをすることも大事です。健康な体作りが冷えの改善にもつながるのです。


伊東院長によると、まずは「体を冷やさないこと」が一番なのだとか。冷たいものを取り過ぎないことはもちろん、しっかりと入浴して体を温めることも大事です。シャワーだけで済ます人も多くいますが、体のことを考えるのならばゆっくりお風呂で温まるようにしましょう。


そのほかにも、食事内容にも気をつかうべきと伊東院長は指摘します。たとえば野菜は季節のものを食べる、特に冬は根菜類を多く取る、カフェインを取り過ぎない、添加物をなるべく取らないなど、食事の工夫をすることで冷えにくい体を作ります。運動をして体の代謝を上げることもおすすめとのこと。こうして自己メンテナンスをすることが大事、ということですね。



思っている以上に私たちの体に大きな影響を与えている「冷え」という症状。手先の冷えや低体温以外にさまざまな症状が挙げられましたが、思い当たる症状もあったのではないでしょうか。自分の生活を見直してセルフケアすることも重要ですが、やはり自分でできることには限界があります。そのときは自分だけで頑張らず、医師に相談して少しずつ改善していくのがいいでしょう。



(中田ボンベ@dcp)