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リンゴダイエットって効果があるの?栄養士の先生に聞いてみた!

2017.08.03

リンゴダイエットって効果があるの?栄養士の先生に聞いてみた!


1食分の食事を「リンゴ」に置き換えたり、リンゴ中心の食事を続けて体重を落とす「リンゴダイエット」。手軽に行うことができるため、一時期男女問わず流行したものです。「1日1個のリンゴで医者いらず」というイギリスのことわざがあるように、リンゴは栄養が豊富なものとされていますが、それを用いたダイエットは本当に効果があるのでしょうか?管理栄養士の窪田あい先生に聞いてみました。

取材協力・監修


窪田あい先生


管理栄養士。健康栄養支援センターの事業本部部長として、一般の方に、もっと医学や栄養学をわかりやすく伝えたいと様々な講座を企画し、講師を務める。またパーソナルカウンセリングにて、それぞれのライフスタイルにあわせた体重コントロール法でダイエットサポートも行っている。


健康栄養支援センターのHP

http://hns-japan.com/

■むちゃなダイエットは避けるべき!

窪田先生によると、食習慣は個人差が大きく、また体格や体重といった部分でも変わってくるため、「リンゴを用いてダイエットすれば誰でも効果があるというのは、栄養士としては断言できない」とのことです。


ただ、リンゴを食事に取り入れることで1日の総摂取カロリーが下がり、その人が1日に消費するカロリーを下回れば体重は減ると考えられます。朝ご飯をリンゴ(1/2個75キロカロリー)に置き換えることで総摂取カロリーを抑えれば、足りない分は脂肪を燃焼させるなどして補うため痩せることができる……ということですね。ただし、これは栄養がしっかりと足りていることが前提とのこと。


また、「リンゴだけを食べ続けるなど一過性のダイエットは、成功しても元の食事に戻すと体重も元に戻ってしまうケースが多く、こうした点も問題です」と窪田先生は指摘しています。

■昼夜をしっかり食べて足りない栄養を補おう!

1日の食事を全てリンゴに置き換えて摂取カロリーを下げて痩せる……という方法も一時期広まりましたが、これは栄養が足りていない状態が続く駄目なダイエット。もちろんですが、こうしたひとつのものだけを食べ続けるむちゃなダイエットは「おすすめできない」とのことでした。


また、リンゴのカロリーは100グラム当たりおよそ60キロカロリー。中くらいの大きさのものだと1個でおよそ150キロカロリーほどです。朝ご飯をリンゴに置き換えたとしても、摂取カロリーが足らなさ過ぎになってしまうことも考えられます。


ではどうすればいいのかというと、「『朝食をリンゴに置き換えた場合は、昼食と夕食をしっかり食べて足らない栄養分をしっかりと補う』といった方法を取ることで、体への負担を減らすことができます」とのことです。


リンゴはカリウムや食物繊維などが豊富ですが、タンパク質やカルシウムはあまり多くありません。ですので、ヨーグルトや豆乳、牛乳を組み合わせるなどして、栄養素を補うことも大切です。


痩せたいからといってリンゴだけを食べたり、栄養が偏るような食事をするのは体にも悪いですよね。また過度なダイエットは、体が節約モードになり、かえって痩せにくくなることもあるそうです。もしリンゴを食事に取り入れる場合は、窪田先生のアドバイスのように、昼夜しっかりと食べ、「むちゃをしないダイエット」を行ってください。



ちなみにフルーツの中では、ほかにもバナナやカキ、キウイが栄養豊富なものに挙げられるそうです。かといってそれだけに注目するのではなく、上手に毎日の食事に取り入れていくようにしましょう。


(中田ボンベ@dcp)