世の中にはさまざまなブスがいる。なにも顔面偏差値が低い者だけがブスではない。本連載では現代社会に存在するさまざまなブスをジャンル分けし、その生態や対処法、また己がそうならないための予防法を紹介していく。


仮病ブスとは

小さい頃、学校に行きたくないがゆえに、風邪だと嘘をついてズル休みをした経験がある人もいるだろう。なかには、仮病を使って会社を休んだり、友人との約束をドタキャンしたりする大人もいる。そんな生き方をする人間は、日常的にさまざまな仮病を使って、周囲の人を欺いているのをご存知だろうか?

今回は、そんな風にして他人を欺くことで得をしよう、モテようとする「仮病ブス」に分類される3種のブスを紹介する。


かっこいい男が苦手だと主張する「イケメンアレルギーブス」


容姿端麗な男性、いわゆる“イケメン”に対して、アレルギー反応を起こすほどに苦手だという仮病を使うブス。主にコンパなどの異性がいる場でこの症状があらわれる。この発言をすることで「私は外見の良し悪しではなく、内面を重視する心優しい女です」というアピールをし、好感度を上げるとともに、口説くハードルを下げることを目的とした行為である。このタイプのブスは、イケメンに相手にされてこなかった反動で、自己防衛反応としてイケメンアレルギーであるという仮病を使うようになった者が多い。しかし、いざイケメンに口説かれたらあっさりとなびいたりするので信用してはいけない。そもそも、本当に内面の魅力だけで人を愛せる女は、イケメンに対しても内面を見て判断するので、このような発言をするはずはない。口癖は「イケメンとかムリぃ〜」。


【イケメンアレルギーブスの対処法】

先ほども言ったように、イケメンに相手にされない自分を守るために「そもそも私がイケメンを相手にしてないのだ」という病をよそおっているだけなので、実際は機会さえあればOKなのだ。よって、イケメンの写メを見せて「この人が紹介してほしいって言ってるんだけど、イケメン嫌いだからムリだよね?」と聞いてみよう。ポイントは、「ムリだよね?」と決めつけて質問すること。こういう聞き方をされると「私のこと紹介していいよ!むしろしてよ!」とはなかなか言いづらい。こうして大きい魚を逃す経験をさせることで、今後むやみにイケメンアレルギーを自称しなくなる。


【イケメンアレルギーブスにならないために】

「美人アレルギーで、キレイな女の人ほんとムリなんです」と言っている男に口説かれたときの気持ちを考える。

一見、控えめで好感度の高い発言に感じるが、選ばれた相手にしてみればとても傷つく言葉なので、異性へのアピールに使っても逆効果だと知ることが大切。もし、仮病ではなく本当にイケメンアレルギーだったとしても、公言する必要は全くないので黙っておくことをおすすめする。


守ってあげたい女に憧れる「ダメ男ノイローゼブス」


自らの男運のなさをアピールすることで、「俺が守ってやらなきゃ…」という男心をくすぐろうと、元カレのダメ男っぷりを晒すブス。彼女が話す元カレはどれも理不尽きわまりないのでうっかり同情しそうになるが、自分に都合の悪い部分をカットする編集能力がただただ高いだけなので、注意が必要である。そして、一番覚えておいてほしいのは、本当にダメな男に振り回され苦労した女性は笑えない話しか持っていないので、親しくない異性にそんな爆弾は投下しないもの。よって、コンパでぺらぺらと過去のダメ男エピソードを披露している女はほぼ仮病だと思ってよい。口癖は「ダメ男としか付き合ったことないんですぅ〜」。


【ダメ男ノイローゼブスの対処法】

ノイローゼブスの次に自分へ話題を振られたら、「好きだった人を悪く言うのは申し訳なくて…」と言うことで、被害者ヅラをしているブスをいっきに悪者にすることができる。

もしこのダメ男ノイローゼブスに好意を持ってしまった男性は、一度考えてみてほしい。もし今後、交際に発展し真剣にお付き合いをしたとしても、別れたらあなたも漏れ無く「ダメ男メンバー」に仲間入りし、酷評される確率が高い。その覚悟ができないならば、避けることをおすすめする。


【ダメ男ノイローゼブスにならないために】

イケメンアレルギーブスと共通するものがあるが、男性の立場になって考えてみることが有効。過去に付き合っていた女性の悪口を見ず知らずの他人にぶちまけ、「俺、ダメ女とばっか付き合うんだよ」と言う元カレの姿を想像してみてほしい。


スレてない無垢な自分を演出する「方言依存症ブス」


田舎から出てきてもう何年も経ち、女友達と話しているときは完璧な標準語を話しているのにも関わらず、方言がメリットだと思われる場面でのみ、いまだに方言が抜けない女を演じるブス。もちろん、本当に方言が抜けずに苦労している人もいるのだが、男性側が仮病かどうかを見分ける術はなく、卑劣で小賢しいタイプのブスである。

逆に、田舎に帰省し同級生らが集まる場では、都会の女ぶるためこれ見よがしに標準語を使い、「恵比寿でよく飲む」「髪を切るのは南青山のサロン」といった地名で武装する「東京依存性ブス」に変異する者が多い。口癖は「どうしても方言が抜けんとぉ〜」。


【方言依存症ブスの対処法】

方言が抜けない=かわいい、純粋な子というイメージ戦略のために方言を使うが、「田舎くさい」という印象は絶対に持たれたくないのが方言依存症ブスの特徴。そこでブスが方言を繰り出したときに「すご〜い! 日本昔ばなしみたい!」と言ってみよう。いっきに方言が魅力から恥部に変わるので有効。これでも対処できない場合は、最終手段として他のメンバーをすべて方言女子で固め、武器を無力化するという高度な策もある。


【方言依存症ブスにならないために】

方言を魅力だと感じる男性のほとんどが、その響きの珍妙さや新鮮さに惹かれているだけ。方言で釣れた程度の男は、新鮮味が薄れるとともに飽きていくので、その武器の威力は出会った瞬間がピークで、あとは落ちる一方だということを肝に銘じる。



(ライター/ほりかわ イラスト/夕海 編集/ヒャクマンボルト)


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