気温が上がってきて、「運動するには暑すぎる」など言いわけをしたくなる時期。スポーツ庁は「スポーツ基本計画」として、2017年から2021年までの5年計画で「一億総スポーツ社会」の実現を目指しています。実際のところ、現代の女性はどのくらい運動に取り組んでいるのでしょうか。


グラフ1.運動・スポーツ(意識して体を動かすこと)の頻度は?

株式会社リビングくらしHOW研究所では、全国の女性913人を対象に、「運動・スポーツ」についてのアンケート調査を実施。20~60代女性の運動習慣を調査したところ、「週に1回以上」運動している人は約半数。最も運動の頻度が少ないのが40~44歳で、意外なことに60代以上が一番運動しているということが判明しました。


グラフ2.自分自身に運動・スポーツの必要性を感じていますか?

41.0%の女性が「運動していない」と答えた今回の調査ですが、「運動・スポーツの必要性を感じていますか?」という質問には、93.9%の女性が「感じている」と回答。最も高いのは50代の97.0%で、次いで40代の93.6%という結果になりました。


「意識して動かさないと、動かす機会が全くない」(40歳)、「筋肉が衰えている、太りやすい、疲れやすい」(35歳)と危機感を感じている人もいるようで、実際の運動習慣と理想とのギャップが浮き彫りに。運動をしていない人の理由として、「面倒」「家事・育児が忙しい」「意志が弱く続かない」「そもそも運動が好きでない」という意見もあり、なかなか習慣化するのが難しいという現状もあるようです。


グラフ3.5年前と比較して運動の機会は増えていますか?

現在運動していない人でも、「運動を始めるきっかけが欲しい」という人は多いはず。そこで「5年前と比較して運動の機会は増えていますか」という質問を行ったところ、35~39歳、50~54歳で運動の機会が大きく増えていることが分かりました。


30代後半では、「出産してすぐは育児で運動の時間がなかった」(35歳)、「幼稚園のママ友とスポーツサークルを作り、練習できる」(39歳)という声があり、子どもの成長とともに自分の運動時間も変化しているケースがあるよう。


しかし40代後半になると、運動機会は減少。「面倒になった」(49歳)、「体力がない

」(46歳)、「疲れやすくなっている」(47歳)と、アラフィフ世代に多い体調や意欲の低下を思わせる声が目立っています。


グラフ4.(運動をしている人へ)最も長続きしている運動は?

運動を長く続けるためには、自分にあったスポーツを探すことも大切。「最も長続きした運動」を聞いてみると、1位はウォーキングの33.2%、次いでヨガの10.9%、ストレッチの10.2%という結果になりました。これらの運動をしている人は「無理せず、できる範囲でするくらいのユルい気持ち」(41歳)、「気持よくできるので、自分に合っている」(39歳)、「時間がかからない。お金がかからない。苦しくない」(33歳)と、長続きの理由を語っています。“自分のペース”で“無理なく”続けられ、“気持ちいい”というのが共通項になっているようです。


表1.これからやってみたい運動・スポーツは?

「これからやってみたい運動」を聞いてみても、「ヨガ」が断トツの1位に。水泳やウォーキングなど、長続きしている人の多い競技も興味を持つ人が多いよう。また、2020年の東京オリンピックにも採用され、今話題になっている「ボルダリング」も7位にランクインし、注目を集めています。


運動習慣は2、3日で身につくものではありませんが、自分のペースで少しずつでも取り組んでいくことが大切です。興味のある運動を見つけて、まずは一度体験してみましょう。

【調査概要】

調査方法:サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」でのアンケート

期間:2017年5月10日~5月14日

調査対象:全国の女性

有効回答数:913(平均年齢43.34歳)

回答者プロフィール:専業主婦27.8%/フルタイム41.8%/パート・アルバイト24.6%/そのほか5.7%/20代以下7.4%/30代32.9%/40代32.5%/50代18.6%/60代以上8.5%/既婚69.0%/独身31.0%/子どもがいる55.2%/いない44.8%