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1本でもショック… 若白髪ってどうして発生するの?

2017.08.07

1本でもショック… 若白髪ってどうして発生するの?


今日はどんなヘアアレンジをしよう~なんて鏡の前でブラッシングしていたら、キラリと光る1本の毛を発見。これはもしや、若白髪……!? たった1本だとしても突如老け込んだ気持ちになってショックですよね。


でも若白髪に悩む20代女性は少なくないみたい。毛髪診断士の大川あつ子さんに若白髪について、詳しいお話を伺いました。

取材協力・監修

大川あつ子さん


アンサ株式会社代表取締役。毛髪診断士認定指導講師。髪のお悩みを解決する艶髪美肌アドバイザーとして、これまで5,000人以上の髪、頭皮、肌を見て、ヘアケア&スキンケアアドバイスを行う。受講すると1ヶ月で髪質が変わる頭皮ケアセミナーの講師や、ヘアケアカウンセリングが人気。『美ST』など美容系雑誌、週刊誌、大手企業イベントや大手テレビ通販などのゲストとしても活躍中。


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■若白髪の原因は、血行不良!?


――まずは、白髪ができるメカニズムを教えてください。


「そもそも日本人の髪が黒いのはメラニンが含まれているからです。髪の毛1本1本、毛根の先端部分は丸く膨らんでいて、毛球部と呼ばれています。この毛球部で、色素細胞(メラノサイト)がメラニンを供給し、髪の毛の皮質に含まれているため、黒く見えるのです。メラニンをつくる能力は、加齢とともに衰えてしまうもの。また加齢以外にも、何らかの原因で色素細胞(メラノサイト)の働きが低下してしまうと、白髪が発生します」


――加齢による白髪は、何歳くらいから発生しますか?


「日本人の平均的な白髪発生年齢は、男性が30歳代前半、女性が30歳代後半で、女性の方が男性よりやや遅いといわれています。しかし、10歳代後半から若白髪が生える人もいますよ」


――若白髪を誘発する主な原因はなんでしょうか?


「遺伝性が一番大きな素因とされていますが、ストレスや寝不足、栄養不足なども原因となることがあります。なぜかというと、髪は血液から栄養を受け取っているので、血行不良が悪影響を及ぼすからです。髪に栄養が届かないと、髪を黒くする役割のメラノサイトも活性化されません」

■抜くのはNG! 自宅で使えるトリートメントなども取り入れて

――若白髪を見つけてしまったら、どのように対処するとよいですか? 


「白髪を見つけると抜いてしまう人が多いですが、髪を無理に抜くことで、毛包に包み込まれている毛乳頭が傷つきます。結果、次に新しい毛が生えてこなくなり、薄毛の原因になることも。白髪を見つけたら、根元に近い部分から切るのがおすすめです。


白髪を黒くするには、白髪染め、ヘナカラー、ヘアマニキュア、白髪を目立たなくするトリートメントなどがあります。白髪染めは持ちが良いですが、多少なりとも髪や頭皮にダメージを与えます。ダメージに抵抗のある方は、色素を持つ植物を粉末状にした天然由来のカラー剤のヘナカラーで白髪を隠すことができます。ただし、アレルギー反応を起こす人もいるので確認が必要です。ヘアマニキュアは、染めると同時に髪に艶を与え、指通りもよくなるので、髪が美しく見えるメリットがありますが、シャンプーで色落ちしてしまうことも。最近は、白髪を目立たなくするトリートメントやヘアマスカラ、白髪コンシーラーなどもあるので、お好みで使い分けてみて」

■紫外線も要注意! UVスプレーは頭皮にも使って

――若白髪を防ぐためのおすすめのヘアケアを教えてください。


「正しいシャンプーにより、毛根の余分な皮脂や汚れを取り除きましょう。頭皮マッサージは、髪を育てるためにはとても大切です。ハンドマッサージのほか、ブラッシングもおすすめ。適度なマッサージ効果があり、血行を促します。また、健康的な頭皮環境を保つためには、これからの季節、頭皮や髪の日焼けには要注意です。帽子や日傘で日差しを避け、分け目を変える、頭皮にUVスプレーをするなどの対策をしましょう」


――生活習慣で心掛けるべきことはありますか?


「十分な睡眠、栄養、そして適度な運動で身体を健康にすることを心掛けましょう。全身の血流が良くなれば、その結果、髪にも栄養が届くことになります。


肌のゴールデンタイムは22時〜2時といわれていますが、髪も同じ。睡眠中に細胞は作られるので、できればこの時間までにはベッドに入ってください。質の良い睡眠をとることで、メラノサイトを活性化することができます。


栄養については、サプリメントだけに頼らず、食事からバランス良くとることが大切です。髪の約90%は、ケラチンというたんぱく質で作られ、最も多く含まれているのがシスチンというアミノ酸です。食事から良質なたんぱく質を補う必要があります。肉や魚、卵などの動物性たんぱく質のほか、大豆や玄米、とうもろこしなどの植物性たんぱく質も合わせて摂りましょう。


また、たんぱく質の代謝にはビタミンB6が不可欠。にんにくやピスタチオ、まぐろ、かつお、さば、レバー、鶏ササミなどもおすすめ。さらに、健康な髪に必要なカルシウム、マグネシウム、亜鉛を多く含む小魚、海藻類、牡蠣などもしっかり摂取しましょう」


若白髪の原因は、はっきりと解明されていない部分もあります。しかし、正しい頭皮ケアである程度防ぐことはできるそう。次の毛周期で新しく生えてくる髪を黒くする努力をすることで、少しずつ改善していきましょう。


(取材・文 関紋加/ノオト)