ヨガといえば、いまや定番のフィットネスのひとつですよね。でも、「ヨガ」の意味や歴史についてはあまり知らない……、という人も多いのではないでしょうか。そこで今回はヨガの基礎知識と、初めてでも簡単にできるポーズをご紹介します。基本中の基本からおさらいしていきましょう。

■ファッショナブルなだけじゃない! ヨガの歴史とは

そもそも「YOGA」とは、サンスクリット語で「つながり」「結びつける」といった意味を持つ言葉。現在、ヨガはダイエットやトレーニングの一環として広く受け入れられていますが、ヨガの元になったといわれる教典「ヨーガ・スートラ」によると、「心の作用を止滅する」のが本来のヨガです。“嘘をつかない”といった「禁戒」や“清潔を保つ”などの「勧戒」が定められていて、単なる運動というよりは、生活の指針だったり、修行という意味合いも強かったよう(※1)。

 

現在世界中で行われているヨガには様々な種類がありますが、なかでも浸透しているのが「ハタ・ヨーガ」。「ハ(ha)」は太陽、「タ(tha)」は月という意味で、姿勢と呼吸法を中心としたフィジカルなヨガです。

■ポーズと呼吸の基本用語をマスター!

基本用語として真っ先に挙げられるのは、「アーサナ」(アサーナ、アサナ)という言葉。これはいわゆる「ポーズ」のことで、たとえば、両足を前後に大きく開き、両手を合わせながら頭上にあげる「英雄のポーズ」は「ヴィーラバドラ・アーサナ」と呼びます。

 

ヨガの呼吸では、息を吸うことを「プーラカ」、吐くことを「レーチャカ」と呼び、息を止めることは「クムバカ」と言います。呼吸法自体にも「プラーナヤーマ」という名前がついていて、息を吸う、吐く、止める、という動作によって心身のバランスを整えていきます。

■入門にぴったりの簡単ポーズ

では、自宅でもお試しできるヨガの簡単なポーズをご紹介しましょう。ヨガマットを敷いて行うのがベストですが、バスタオルやキッチンマットで代用する人も多いようです。

 

初心者におすすめなのは、「赤ちゃんのポーズ」(パバムクタアーサナ)。



あお向けに寝た状態からはじめて、膝を立てて両腕を床につけます。そのまま膝を抱えてください。体育座りのまま、あお向けになったような状態になったら頭も起こし、ゆっくりと深呼吸しましょう。このポーズはお腹にガスが溜まっているときにおすすめです。

 

次に、「死体のポーズ」(シャバアサナ)。



あお向けに寝た状態から腕を15センチほど開き、手のひらは上に向けましょう。脚を自然に開いたら、ポーズはこれで完成です。この状態で目を閉じてゆっくり呼吸を繰り返し、心を静かに整えます。このとき眠ってしまうのはNG。体中の力を抜くので、ほかのポーズをとっていて疲れたときや就寝前におすすめ。簡単なようにも思えますが、心身のバランスをとるヨガの真髄ともいえるポーズかもしれません。


海外ではヨガ中に放たれた子ヤギが体を登ってくる「子ヤギヨガ」という一風変わったヨガもあるようです。



まずは自分のペースで、奥深いヨガの世界を体験してみましょう。

参考文献

※1 一般社団法人 全日本ヨガ協会「ヨガの発祥と歴史」

http://www.ajya.jp/yoga/