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肩こりがつらい!原因と改善方法

2017.08.08

肩こりがつらい!原因と改善方法


読者の皆さんの中でも「肩こり」に悩まされている人は多いのではないでしょうか。仕事中はほとんどパソコンのモニターを見ている、なんて人は特にひどいことでしょう。どうにかして改善したいものですよね。今回は柔道整復師として多くの肩こり患者を診た経験をお持ちの、『ウェルキュア恵比寿』の田母神嘉代先生にお話を伺いました。

取材協力・監修


田母神嘉代氏


柔道整復師。1994年(平成6年)柔道整復師(整骨院、接骨院の国家資格)取得。2015年(平成27年)栗原修カイロプラクティックドクターと共に、ダイエットプログラムを開始させ、「ダイエット」と「整体」両方の施術を行っている。


⇒『ウェルキュア恵比寿』公式サイト

http://www.body-making-company.com/

■「自覚している肩こり」と「自覚していない肩こり」がある

――肩こりの人が多いといわれますが?


田母神先生 「肩こり」とひと口でいいますが、自分は肩が凝っていると「感じる人」と「感じない人」がいらっしゃいます。


「肩が凝っていると感じている人」は、仕事中や家事の合間などに肩を回したり、自分でもんだりします。また、何か棒みたいなもので押したり、首をポキポキ鳴らしてスッキリするなど、していますよね。


一方、「肩が凝っているとは自分では感じない人」は、美容院やマッサージに行くと「凝ってますね」なんて言われたりします。これは、凝り過ぎて凝っている状況が常となっているので自分で分からない、また筋肉が硬いけど自分で症状を感じていない状況だったりします。


つまり「主観的な本人の症状」「客観的に見た症状」の二つがありますが、どちらも肩こりです。

■「肩こり」は症状である!

――自分で凝っていると感じない人もいるのですね。


田母神先生 はい。肩こりの訴え方もそれぞれあります。腕と胴体の付け根を肩と思う人、首の付け根から肩先にかけての曲線を肩と思う人、肩甲骨を肩と思う人など、同じ「肩」といってもそれぞれ指す部位が違ったりもします。


――なるほど。確かに同じ肩こりという言葉でも、人それぞれ「ここが凝っています」という部分は違いますね。


田母神先生 肩こりは、これらの「首・肩先から背中にかけての痛みや鈍痛、倦怠感の総称」であることが多いです。「肩こり」は病名ではなく「症状のひとつ」と思うのがよいでしょう。

■「肩こりの原因」と「肩こりが起こす症状」

――肩こりはなぜ起こるのでしょうか?


田母神先生 たとえば、以下のようなものが原因に挙げられます。


1.姿勢や全身のバランスの影響

2.肩の関節や頸椎に問題がある場合

3.視力の影響

4.内科的な疾患の影響(高血圧、更年期障害やうつ病などの自律神経が関与するもの)


因果関係がはっきりしているものもありますが、なかには原因不明というものもあります。


――肩こりから引き起こされる症状はどんなものでしょうか?


田母神先生 刺すような激しい痛みというよりは、鈍痛、慢性的な重だるさ・重苦しさを感じるようになります。また、


・吐き気

・頭痛

・首を動かしたとき痛い

・頭、顔の動く範囲に左右差がある

・肩を動かすと痛い

・肩の周りが重だるい

・脇の下の少し下の肋骨回りがむずむずする

・腕が重だるい


といった症状が見られることもあります。

■肩こりの解消法を考えるなら、まず「診断してもらうこと!」

――肩こりの解消法ですが、ストレッチ・マッサージなどで先生のおすすめのものがあれば教えてください。


田母神先生 解消法は、原因や生活習慣などの背景にもよりますが、有酸素運動はある一定の症状改善が期待できます。ストレッチやマッサージであれば、オイルマッサージや頭皮マッサージが効果的です。


姿勢や生活習慣が原因と思われるのであれば、(カイロプラクティックや整体、治療院など)全身のバランスを診てくれるところに行き、客観的に診断してもらうのがよいでしょう。


――自分なりに判断するのは良くないですね?


田母神先生 はい。先ほど「肩が凝っていると感じている人」と「肩が凝っているとは自分では感じない人」のふたつの肩こりに分けましたが、問題なのは「感じている人」のとりがちな行動です。


自分なりに肩こりを改善しようと、肩をごりごり動かしたり、もみ過ぎるなどをしてしまうのです。これらを行うと筋肉を傷つけてしまうことがありますし、二次的に硬い筋肉にしてしまうなどが起こり、それが肩こりを生むという「悪循環」を繰り返します。この悪循環からどうにもならなくなって相談に来る方が圧倒的に多いですね。


――飲み薬・貼り薬なども市販されていますが?


田母神先生 原因がはっきりしている肩こりであれば、有効な解消方法となり得るかもしれません。たとえば、更年期障害などが原因であれば、産婦人科による適切なホルモン剤の投与により劇的に改善する場合もあります。


薬が嫌という方は鍼灸治療や漢方をおすすめします。湿布や塗り薬は一時的には炎症や痛みを抑えてくれて楽になりますが、根本は改善されていないということを知っていただきたいです。


先ほども申し上げましたが、自分なりに判断して何かするのではなく、やはり客観的に何が原因の肩こりなのかを見極めてもらう、のがよいでしょう。肩こりが重くなってくると上記のような症状を引き起こします。できればそうなる前に専門家に診てもらってください。


――ありがとうございました。



肩こりがひどくなってくると集中力が落ちて、仕事の効率が悪くなったりしますよね。筆者なども肩こり持ちなので我慢できなくなるとマッサージ店に駆け込んだりしますが、こういう原因を調べない態度も良くないようです。皆さんも肩こりに悩んでいるようでしたら、まず専門家に「原因は何か」を診断してもらうようにしましょう。


(高橋モータース@dcp)