健康やダイエットをテーマにしたテレビ番組の解説に、「代謝」という言葉がよく出てきますが、皆さんはこの言葉の意味をご存じですか?また、この代謝を「良くする方法」にはどんなものがあるのでしょうか?管理栄養士の窪田あい先生に聞いてみました!

取材協力・監修


窪田あい先生


管理栄養士。健康栄養支援センターの事業本部部長として、一般の方に、もっと医学や栄養学をわかりやすく伝えたいと様々な講座を企画し、講師を務める。またパーソナルカウンセリングにて、それぞれのライフスタイルにあわせた体重コントロール法でダイエットサポートも行っている。


健康栄養支援センターのHP

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■代謝は体の中で起こる化学反応!

窪田先生によると、「代謝は食べ物が体の中に入ったときに起こる化学反応のこと」です。食べ物は体の中に入ると、体内にある酵素の働きで化学反応を起こし分解・吸収されます。そして体内に吸収された栄養素は、体を動かすエネルギーとなったり、体を作る材料になったりします。これらの働きすべてを代謝といいます。

■代謝が良い人は代謝に関わる酵素がしっかり働いている!

こういった栄養素の分解や合成の流れがスムーズに行われる人は「代謝が良い」といえますし、逆にスムーズでない人は「代謝が悪い」となります。ではこうした代謝の差はどういったことが要因なのでしょうか。まず代謝が良い人ですが、これは代謝、吸収に関わる酵素が十分にあり、またしっかりと働いていることが挙げられます。逆に効果が十分になく、働きが悪い人は代謝も悪くなってしまいます。

■運動不足を解消して代謝向上!

ではどうすれば代謝を良くすることができるのかというと、窪田先生によれば「代謝を悪くしないためには、まずは栄養をしっかり取り、少しでも運動するように心掛けましょう」とのこと。


栄養をしっかり取ることは、代謝に必要な酵素(たんぱく質から作られ、ビタミンやミネラルがその働きをよくする)の材料を取り込むことにもなります。また、運動不足の場合は、食べ物を分解するための化学反応が起こりにくい体になってしまう場合があります。


代謝が悪い人は筋肉量が少ない場合も挙げられます。私たちの体は、脳を動かす、内臓を動かす、体を作る、といった生きる中で必要最低限の行動にもエネルギーを消費しており、これを「基礎代謝量」といいます。筋肉の量が少ないと、この基礎代謝量も低くなってしまいます。「歩いたり、階段を使ったり、日常の活動量を増やす」「主食・主菜・副菜がそろうような食事をとる」など、体づくりをしっかりとして筋肉をつければ、代謝も向上させることができるでしょう。



デスクワークだとつい運動不足になってしまいますし、夜遅くまで働いていると食事も不規則で栄養バランスも偏ってしまいがち。そうすると代謝も悪くなってしまいます。代謝が悪いと太りやすくなったり、肌の調子にも影響してくるので、窪田先生のアドバイスを参考に、代謝向上に励んでみてはいかがでしょうか?


(中田ボンベ@dcp)