夏本番、寝苦しい夜を迎えることも多くなりました。なんだか涼しい季節より、よく眠れていない気がする…という方も多いはず。暑い季節と涼しい季節では、実際に睡眠時間は変わっているものなのでしょうか?


ドコモ・ヘルスケアの調査から、驚きの結果がわかりました。


同社では、ウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」の利用者26,302人を対象に、年間を通じての睡眠時間と、就寝中に目が覚めてしまう「中途覚醒時間」について調査。週ごとの平均睡眠時間では、2016年12月の週で女性が393.3分、男性が375.8分だったのに対し、2016年7月には女性が366.9分、男性が347.0分と、夏と冬でおよそ30分の違いが出ています。



また、睡眠時間だけでなく眠りの質にも違いがあらわれました。

「中途覚醒時間」は、短いほど睡眠の質が良いと考えられますが、男性の年間最低は2月の8.5分、女性は3月の8.6分に対し、最も多いのが男性は6月の10.3分、女性は7月の10.4分。夏の方が睡眠の質が低いことが判明しました。


ちなみに、年間を通じて女性の方が男性と比べ睡眠時間が長い理由は、女性の方が睡眠に関係するホルモンの分泌が盛んなためです。



どうして夏になると、よい睡眠をとることが難しくなるのでしょう。

東京都における平均睡眠時間と平均中途覚醒時間、平均夜間気温を比べてみると、気温が高い時期になると睡眠時間が短く、中途覚醒が増える傾向があることがわかります。日照時間が長くなることや、長期休暇に伴うライフスタイルの変化の影響もありますが、やはり気温の高低が睡眠時間に強く影響するようです。



寝苦しい夏には、どのような対処法をとればいいのでしょう。

日本の睡眠医療における第一人者である東京睡眠医学センターの遠藤拓郎先生によると、よい睡眠のためには布団内の温度を33℃くらいに保つのがベスト。そのためには、室内の温度をだいたい27~29℃くらいに設定すると良いそうです。

また、夏場の快眠には、部屋をドライに保つことも欠かせません。そのためにも、エアコンで温度と湿度の管理に気を配るようにしましょう。


9月末くらいまで寝苦しい時期が続いていきますが、体が疲れ切ってしまう前にきちんと対策をして、より良い睡眠を心がけましょう。

【調査概要】

調査主体:ドコモ・ヘルスケア株式会社

調査期間:2016年4月3日~2017年3月31日

調査方法:WM(わたしムーヴ)蓄積データから算出した睡眠時間および中途覚醒時間

調査対象:「ムーヴバンド3」を利用している男女26,302人(男性:14,059人、女性:12,243人)