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目の下の「クマ」はどうすれば改善するの?専門医に聞いてみた!

2017.03.09

目の下の「クマ」はどうすれば改善するの?専門医に聞いてみた!


「しっかり寝ているのに目の下のクマがとれない!」ということはありませんか?クマ隠しでファンデを厚めにしたり、コンシーラーでごまかしたりしている人も多いと思いますが、そもそもこの「クマ」の原因は何なのでしょうか。


東京・表参道にある『美容皮膚科タカミクリニック』の山屋雅美医師にお話を伺いました!

取材協力・監修


山屋雅美医師


美容皮膚科医。2011年よりタカミクリニックに勤務。シミ、たるみなどのアンチエイジングを中心とした治療を行う。


美容皮膚科タカミクリニック

http://www.takamiclinic.com/

■クマには3種類のタイプがある

山屋医師によると、目の下のクマは「青クマ」「茶グマ」「黒クマ」の3種類のタイプがあり、それぞれに原因が異なるとのことです。その特徴や原因は以下のようになっています。


●青クマ

主な原因は血行不良。寝不足やパソコン、スマートフォンを見すぎていることなど、目の疲れなどから目の下が血行不良になり、うっ血して青黒く見える状態です。幼少時代から目の下に青っぽさがある人は、年をとるにつれて悪化していくケースもあります。


●茶グマ

メラニンによる色素沈着が主な原因になっています。紫外線や乾燥、また花粉症などによって目を擦りすぎたり、アイメイクの落とし方が間違っていたり、メイクを落とさないで寝たりした結果、目の下に色素沈着が起こっている状態です。


●黒クマ

「黒クマ」とは「たるみグマ」とも呼ばれ、眼窩脂肪(がんかしぼう)(※目の下の脂肪)が加齢などにより下に落ちてきて、目の下の皮膚がたるんでしまって影ができている状態のこと。


青クマであれば原因が疲れや血行不良によることが多いので、睡眠をとれば改善する場合もありますが、茶グマや黒クマのように、疲れや血行不良が原因でないものは、いくら眠っても改善することがありません。「しっかり寝ても治らない」場合は、もしかしたら茶グマや黒クマである可能性があります。

■クマを改善するには?

気になる改善方法ですが、これもクマのタイプによって異なります。


まずは青クマの場合ですが、「温冷ケア」で血流を良くするといいでしょう。温めたタオルと冷たいタオルを交互に目の上に載せることを繰り返します。目の周りのツボを軽く押しながらやると効果がアップ。これで目周りの血行がよくなり、青クマを解消できます。眼精疲労にも効果的なので、パソコンやスマホで目を酷使したときの「疲れ目」にもおすすめのケアです。


【山屋医師おすすめの温冷ケア方法】

清潔なハンドタオルを水で濡らしてラップで包み、500Wの電子レンジであれば1~2分ほど温めます(ほんのり温かい程度)。それを目元に広げて載せて約5分、そのあと氷水にひたし冷やした別のタオル(水をしっかり絞りましょう)を目元に広げて載せて約5分。これを交互に3回ほど繰り返します。


次に茶グマのセルフケアですが、角質ケアをしてターンオーバーを促進したり、美白効果のある成分ビタミンC誘導体配合の化粧品でケアをしたりして色素沈着を改善しましょう。


また、摩擦は茶グマ悪化の原因になるため、スキンケア時は以下の点に注意が必要です。

  • 目元は専用リムーバーを使用し、肌を擦らないように優しく落とす

  • 肌に摩擦を与えないクレンジング剤(ゲルタイプ推奨)を使う

  • 濃密な泡がつくれる洗顔フォームを使う

  • 顔を拭く時もタオルで擦らず、押すように優しく拭き取る

最後に黒クマですが、実はできてしまった黒クマはセルフケアで改善させることが難しいため、クリニックで治療することをおすすめします。

■クリニックではどんな治療をするの?

なかなか改善しない場合は、専門のクリニックで診察してもらい、適切な処置を受けるのがいいでしょう。タカミクリニックの場合は、クマのタイプに合わせて以下のような治療を行っています。


●青クマの治療

高周波マシン「テノール」で血液とリンパを巡らす治療を行います。熱の力で肌の深部を温めて、血流・リンパの流れを促進し、血行不良が原因となる青クマを解消。コラーゲン生成促進効果により、肌のハリや弾力もアップします。


●茶グマの治療

特殊技術で美白成分を肌深部に導入する治療を行います。「タカミ式メソフェイシャル」という治療で、特殊な電気パルスを用いることで、痛みなく美容成分を肌の深部に導入します。


●黒クマの治療

生体内に存在している成分ヒアルロン酸を、気になる部位に直接注入する「ヒアルロン酸注入」や、黒クマの原因となる眼窩脂肪による膨らみを、メディカルハーブを主成分とした溶剤を直接脂肪層に注射することによって、メスを使わずに除去する「眼窩脂肪溶解注射」を行います。


※症状によっては、ヒアルロン酸注入と眼窩脂肪溶解注射を併用する場合があります。



タカミクリニックではこうした治療を行うそうですが、やはり治療が必要になる前にしっかりと予防したいところ。


山屋医師によると、

  • パソコンやスマートフォンなど目が疲れる原因となるものは、offの時間はなるべく使わないようにする

  • 目元は乾燥しやすいため、たるみ予防にしっかり保湿を行う

  • 擦らないスキンケアを心がける

こうしたことに気を付けるべきとのこと。


目の下のクマは見た目にも影響を与えるもの。クマができないように普段から意識し、もしできてしまった場合はセルフケアで改善。それでも治らない場合は、専門のクリニックでしっかりと治療しましょう!



(中田ボンベ@dcp)