やっておきたい02:タンゴダンス編

ダンス、踊れたらカッコよくないですか?


どうもフリーライターのいちじく舞です。

ダンスと言っても、バレエ、ジャズ、チアリーディングといった本格的なものから、クラブで音楽に合わせて軽くノるレベルまでさまざまですよね。


音楽の専門学校に通っていた頃「ステージング」なるヒップホップダンスを学ぶ授業があったんです。


じゃあ多少は踊れるのかって?

いやいや、私の運動神経の悪さをナメてもらっちゃあ困ります。

学校でのダンスの授業は未経験なりに必死に食らいついて学んでいましたよ。それなりに上達している自信はありました。

あれはダンス試験のとき…当時常に原色カラーで身を固めたバリバリヒップでホップな先生に「動きが奇怪で気持ち悪いのに、目がやたら輝いててアンバランス」と吐き捨てられた記憶が今でも昨日のことのように思い出されます。


そんなトラウマを抱えつつも、やっぱり死ぬまでに一度は気持ちよくダンスを踊ってみたい!という想いは消えません。ただし、ヒップホップはどうやらセンスが皆無だったようだ…そうだ、違う畑のダンスに挑戦してみよう!大丈夫かな?大丈夫、きっと大丈夫、だって人生はダンスのようなものだからぁぁぁぁ

■ダンスが苦手でも楽しめる! タンゴダンスの体験レッスンに参加してきた!


ぁぁぁぁあああっということでやってまいりました。

こちらは恵比寿にある「Studio-J」

看板にも書かれている通り、ここで学べるダンスは「タンゴ」。そう、男女がタッグを組み優雅な動きでステージを滑るように踊るあのタンゴです。「Studio-J」ではそんなタンゴの体験レッスンができるとのこと。



動きやすい服装に着替え、靴はダンスシューズをレンタル(+300円)。準備万端でレッスンの始まりを待っていると…



「ちょっと組みましょうか」


身体の毛穴という毛穴からフェロモンをダダ漏れさせている男性に、いきなり腕を掴まれ、されるがままにステップ。


「ふんふん、なるほど、なるほど」

と小声で何かを納得されながら、されるがままに、ステップ、ステップ、ステップ…。



そう、この男性こそ「Studio-J」のインストラクターJoe先生。

Joe先生はテレビやCM、雑誌など数々のメディアに出演され、日本アルゼンチンタンゴ連盟理事も勤める、タンゴダンサー界の重鎮。

■レッスン開始! タンゴのキモは「脱力」+「丹田」


そしていよいよレッスン開始!

まずは、片足立ちでバランスを取るトレーニングから。



次に、円になって片足立ちを数秒入れながら歩いていきます。

Joe先生「下腹部にある『丹田』に棒を刺し、その棒をみぞおちにかけて上にグイッと引き上げるイメージで!それ以外は力を抜いていきましょう」


丹田は、おへそから指4本ほどのところにある身体の中心部。先生曰く、咳をしたときに動く部分とのこと。みなさんもぜひ一度、自分の丹田を触って確かめてみてね。



そして、終始ヨタヨタとバランスを崩す私を見かねたJoe先生。

Joe先生「丹田からの『ぶっ刺し』が足りないですね。もっとぶっ刺して!

いちじく「(すごいパワーワードだな…)」


私の顔の強張りを見て分かる通り、この「ぶっ刺し」かなり苦しいんです。



Joe先生「いちじくさんは、元々『反り腰』なんですよね。ほら、板を当てると空間ができるでしょ。だから普通の人より丹田に力を入れてあげなきゃバランスをとるのが難しいんです」

いちじく「胸を張って正しい姿勢ができているような気になってたけど、お腹には力が入っていなくて結局背骨が曲がっていたのか…!」



お次は、アシスタントのかずき先生のもと、足を数字の8の形に交差させる基本ステップ「オーチョ」の練習。膝を曲げ壁に手をつき、つま先を後ろへ滑らせていきます。



かずき先生「丹田には常に力を入れておいて、なるべく頭を動かさず足だけを動かす感覚でやるといいですよ」と横からアドバイス。

いちじく「(今日一日は丹田から逃れられない運命なのか…)」

■これぞタンゴの醍醐味! 男女のタッグでタンゴステップ!


そしていよいよ、男女でタッグを組んでステップをしていきます!!

基本タンゴは男性のリードで進行していくダンス。そのため女性は、いかに力を抜けるかどうかが大切になってくるようです。が…



ガッチガチ。

力を抜くのにも技術が必要なようです…。



そして再度見かねたJoe先生。

「まだ丹田の力が弱いなあ…」と手渡されたのがこれ。



リモコン。

Joe先生「この、リモコンを下腹部あたりに持ってグリンッと手前に回してください。リモコンと同じ動きを自分のお腹で再現するように力を入れてください」


グリンッッッ。



いちじく「きっっつ…!!

Joe先生「しばらくこのリモコンを持って、丹田に力を入れるトレーニングをしてみてください。この姿勢に慣れたら、一度私と踊ってみましょう」


苦虫をかみつぶしたような顔で1人リモコンを握りしめることおおよそ5分。

Joe先生「どうですか?そろそろ組んでみましょうか」



…お?おお!



おおおおおおお!


丹田に力が入ったことでそれ以外の余分な力が抜けて、踊りやすくなってる!身を預けられるようになったら、相手との息も合ってきて断然楽しい!!


Joe先生「そうそう、さっき練習した『オーチョ』もできてますよ」

いちじく「やったー!」

Joe先生「レッスンが始まる前に組んだときより力が抜けています」


レッスン前、Joe先生からいきなり「Shall we ダンス?」を仕掛けられた理由が最後に解けました。

■「ぶっ刺し」で身体に軸をつくる


レッスン後、先生にお話を聞けることに。

いちじく「今日はありがとうございました!普段どれだけ丹田ユルユルで生活しているかが、身に沁みて実感できました」

Joe「全ての運動は『丹田』で全身を支えて身体の軸をブラさないようにすることが基本なんです。それさえできるようになればダンスだけじゃなく、どんなスポーツもできるようになりますよ。

いちじく「すごい…万能だ!もし、丹田に力を入れずに踊ったら…」



Joe先生「地球を敵に回すことになります

いちじく「ヒィッ(怯え)」

Joe先生「重力に逆らって動くことになりますからね」



いちじく「丹田に力を入れることに慣れて身体に軸が生まれると、実生活にいいことってありますか?」

Joe先生「内臓が上がるので、バストアップになります。さらに代謝が上がるので痩せやすい体質になって、冷え性対策にもつながりますね。あと、免疫力も上がるので怪我の回復も早くなります」

いちじく「…すご」

Joe先生「以前、胸のあたりにある助骨を骨折したときも1カ月で完治して、その後のショーにもすぐに出演でました」

いちじく「超人だ」



Joe先生「あと腰の位置も上がるので、ヒップアップにもなりますよ。丹田に力が入るとそれ以外の部分が軽くなるので、脳も力まなくなってくるんです」

いちじく「脳…!?」

Joe先生「そうそう、脳から力が抜けると怒らなくなるし、楽天的になります。あとアイディアも浮かびやすくなりますね」

いちじく「丹田は、人間としての機能をオンにするやる気スイッチだったんだ…

■丹田を有効的に鍛えられるタンゴで健全な精神を手に入れよう!


最後にJoe先生からは「心は鍛えられないけど、身体は鍛えられる。健全な精神は健康な身体に宿るんです」と名言をいただきました。

タンゴを通して丹田を鍛えることでダイエット効果だけではなく、心の健康まで手に入れることができてしまうのには驚きです。

何より、身を預けながらタンゴステップを踏む経験は、他のダンスに変えがたい気持ち良さを感じられるはず。「タンゴ」と「ぶっ刺し」に出会えたことに、感謝!

■詳細


「Studio-J」タンゴ体験レッスン

場所…東京都渋谷区東3-22-9 小倉ビルB1

所要時間…1レッスン 60分

料金…1,000円(シューズレンタル+300円)

持ち物…運動できる服装

http://www.joetango.com/

(取材・執筆/いちじく舞 編集/ヒャクマンボルト)

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