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爪の正しい切り方とは?深爪の治し方と予防法

2017.10.05

爪の正しい切り方とは?深爪の治し方と予防法


つい爪を切り過ぎて深爪になってしまったことはありませんか?また、噛み癖があっていつも爪が短い……、なんて人もいらっしゃるかもしれません。痛みを感じることもありますし、ネイルを楽しみたい女性は特に「早く伸ばしたい!」と思うのではないでしょうか。今回は、深爪をしてしまったときの応急処置、治療法について解説します。

監修協力



丸山直樹医師


銀座マイアミ美容外科院長、昭和大学藤が丘病院形成外科兼任講師。日本形成外科学会(専門医)、日本美容外科学会(JSAPS,JSAS)、医師+(いしぷらす)所属。


▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/142

▼銀座マイアミ美容外科 公式ホームページ

http://myami-clinic.jp

■深爪してしまったときの応急処置

深爪とは、爪を切り過ぎて指先の皮膚や爪床(そうしょう)が露出してしまった状態のことです。爪床は毛細血管が集中しており、外傷、感染に弱い部位です。もし深爪をしてしまったら、放置せずに以下のような応急処置をしなければなりません。


  • 洗浄・止血

深爪によって出血した場合、まずは流水でよく傷を洗い流します。そのあとに清潔なガーゼやタオルなどで圧迫止血します。指の第1関節と第2関節の間の両サイドを反対の手の親指と人差し指で強くつまんで止血する方法もあります。指先を清潔な状態にして、感染症を防ぎます。露出した部分がささくれになってしまったとしても、その部分を無理に切ったりするのはやめましょう。


  • 薬の塗布、傷口の保護

深爪してしまった傷口を保護するには、軟こう、ワセリンなどを使用します。清潔にした後に厚めに塗り、さらにガーゼを乗せ、包帯やテーピングで保護しましょう。包帯やテープはキツく巻くと指の血行が悪くなるので、決して締めすぎないように注意してください。近年では、傷口を早く治す、ハイドロコロイドという素材でできたパットも薬局で売っていますので、軟膏やワセリンを使用しなくても、そのような専用の創傷被覆材を使用しても良いでしょう。


  • 足の爪の場合

足の親指の爪を深爪すると、巻き爪になってしまうことがあります。上記のような応急処置に加え、パンプスやハイヒールのような爪先が細くなっている靴は履かないようにしたほうが良いでしょう。

■深爪を治すには?

  • 病院

爪切りを失敗して深爪になり、自分で処置ができないような場合は病院に行きましょう。病院であれば、受付で症状を説明すれば適切な科へ案内され、治療を受けられます。病院によりますが、外科、形成外科といったところが対応します。処置は上記のように洗浄や消毒、保護ということをします。


しかし、噛み癖などによる慢性的な深爪の場合は、状況は変わってきます。巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)にまで悪化しているのであれば、形成外科や皮膚科で治療します。そもそもの原因である噛み癖を治すため、心療内科などに相談してカウンセリングを受けるというのもひとつの治療法といえるでしょう。


費用については、どのような状況で病院に行ったかで異なります。救急診療、時間外診療であれば、その分高くなりますが、指1本の治療であれば30%の自己負担であっても1万円もかからないでしょう。矯正や手術となると、治療に日数がかかってくる場合もありますから、その場合は病院に問い合わせてみましょう。陥入爪になってしまって、特殊な矯正器具を使用する場合は自費診療になります。


  • ネイルサロン

監修協力



川上愛子氏


一般社団法人 日本爪肌育成美容検定協会 代表理事、-ANSEM-爪肌専門学識委員会会長、日本スキンケア協会認定講師・スキンケアカウンセラー、美容に関する専門家団体 A-With Passion 代表等。


▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/42

ネイルサロンで深爪、巻き爪のケアをやっているところもあります。慢性的な深爪の人の場合、爪全体あるいはネイルプレート(爪のピンクの部分)が小さいという悩みを抱えていたりしますね。深爪ケアを受けられるネイルサロンでは、小さい爪部分にアクリルのプレートを装着する方法もありますし、ドイツ製の巻き爪矯正用シートを使用しながら深爪もケアするなど、悩みに応じて様々な対処方法が用意されています。


施術費用はどのメニューを選ぶかによっても違いますし、ネイルサロンによっても若干の違いがありますので、お近くのネイルサロンへ問い合わせてみることをおすすめします。


深爪・巻き爪の施術共に指1本で1,000~6,000円とメニューが豊富ですので、ケアしたあとにヒールを履く予定はあるか、ペディキュアを塗りたいかなどの希望を伝え、ライフスタイルに合った方法を選んでみると良いでしょう。

■深爪を予防するには? 正しい爪の切り方

爪と指の間には「ハイポキニウム」という皮膚組織があり、爪と指をくっつける接着剤のような役割を果たしています。爪を伸ばすとハイポキニウム、ネイルプレートが大きくなり、きれいなピンクの爪になります。


爪切りで爪を切ると爪のカーブをつぶし、ハイポキニウムが剥がれてしまうことがあります。これを防ぐには、爪を切るときに一気に切らないことがポイントです。面倒でも数回に分けて切りましょう。また、お風呂上がりなど爪が柔らかくなっているときに切るのも効果的です。また、爪切りを使わず「ヤスリで削る」といった方法もあります。


爪の白い部分を残すように切るというのも、深爪防止としては一般的です。そのほか、爪の先が真っすぐになるように切ると、巻き爪防止になります。



衛生面のことを考えても爪をケアするのは必須ですが、切り過ぎて痛い思いをしないように注意しましょう。出血してしまった場合、炎症を起こしてしまう可能性もあります。応急処置では症状が治まらない場合は、医療機関に相談するようにしてくださいね。


(藤野晶@dcp)