世の中にはさまざまなブスがいる。なにも顔面偏差値が低い者だけがブスではない。本連載では現代社会に存在するさまざまなブスをジャンル分けし、その生態や対処法、また己がそうならないための予防法を紹介していく。


■ベースボールブスとは

世界中で愛されているスポーツ「野球」。試合は当たり前のようにテレビ中継され、スポーツニュースでもメインで扱われる。そして、「プロ野球選手」といえば、今も変わらず子どもの夢であり、憧れの存在だろう。

そんな野球とは正反対に、誰からも憧れられない、世界中から愛されないのが「ベースボールブス」である。

今回は、このベースボールブスに分類される3つのブスを紹介する。


無差別に危険球を連発「デッドボールブス」


求められていることを完全に無視し、ただただ相手を傷つけるブス。

職場でのやり取り、飲み会での会話、ありとあらゆる場面でズレた言動を繰り返している。

例えば、彼女に浮気されて落ち込んでいる友人をみんなでなぐさめているときに、「よっぽどお前のセックスが下手くそだったんじゃない?」と、理解しがたい発言を無自覚にしたりする。

また、自分が気に入らない相手に対して、意図的に相手を傷つけようと暴言を吐くタイプがいる。それによってデッドボールを受けた側の痛みに差が出るわけではないが、悪気がない分、無自覚タイプの方が無差別であり、悪質であると言える。

また、野球のデッドボール同様に、形式上だけの謝罪で、全く反省していない者もいる。


【デッドボールブスの対処法】

デッドボールブスの特徴として、コソコソと陰口を言うことはなく、公衆の面前で相手を口撃するケースが多い。よって、誰が見ても加害側が明らかなため、デッドボールブスが特をすることはほとんどない。

中傷されている瞬間はツラいかもしれないが、野球と同じくデッドボールした側にメリットはなく、ぐっとこらえて大人な対応をすることで、あなたの好感度は上がるため、一塁に出られる。


【デッドボールブスにならないための心得】

「死球で死ぬのは、当てた自分なり」


今夜も誰かの代わりに招集「代打ブス」


常に誰かの代わりとしてしか男に必要とされないブス。

実力が足らないために男性にとっての“スタメン”にはなれず、招集されるのをただただ待つしかない。また、「会いたい」と連絡したところでその申し出が監督に聞き入れられることはなく、代打ブス側に決定権が与えられることは決してない。

基本的に、本命の女に他の予定ができた場合や、風邪をひいて調子が悪いときなどに打順が回ってくるため、その日のために常に準備をする必要がある。しかし、その努力が実って招集されるというよりは、本命の女が使えないタイミングでしか呼ばれることはないため、立場をわきまえて努力をし続ける必要がある。


【代打ブスの対処法】

友人に代打ブスがいた場合、本人が代打であるということを自覚しているならば気が済むまで見守るしかない。スタメンのつもりで待機している場合は、そっと諭して気付かせるほかない。もしも代打ブスを抱えている男性が今この記事を読んでいるとしたら、ブスの心が故障してしまう前に、やんわりと戦力外通告してあげてほしい。


【代打ブスにならないための心得】

「そのチームでは一生代打でも、他ならエースかもしれない」


過去の栄光にしがみつく「二軍落ちブス」


過去の栄光にしがみつくあまり、醜態を晒すブス。

地元では美人だとちやほやされていたが上京とともに落ちぶれた者や、見る影もないほど激太りした者など、二軍落ちした理由は人それぞれである。このブスに共通して言えるのは、「一軍だった頃」を忘れられずに、プライドだけが空回りしている女が多い。

また、野球とは違い他者から明確に通告されることがないため、本人が二軍に落ちたことに気付いていないケースもあり、理想と現実が乖離し続ける。

ちなみに野球における二軍は、実力があれば一軍に返り咲くチャンスはあるが、二軍落ちブスの場合はほぼほぼ不可能であると言える。


【二軍落ちブスの対処法】

二軍落ちしたことを自覚しているブスの中にも、現状を受け入れ、その中で努力している者もいるが、かなり稀である。

一軍のつもりで戦っている姿は悲しくもあるが、基本的に周囲に迷惑をかけることはないが、「年収は3,000万ないと無理」「イケメン以外は不細工だから」などと、明らかに身の丈に合わない発言が目に余る場合は、二軍であるということを理解させる必要がある。

有効なのは、過去の栄光エピソードを気持ちよく語らせたのち、「へぇ〜、昔はほんとすごかったんですね!」と言う。反論させる隙を与えず、「羨ましいな〜」を連呼するのがコツ。


【二軍落ちブスにならないための心得】

「身の丈にあった場所でプレーすべし」



(ライター/ほりかわ イラスト/夕海 編集/ヒャクマンボルト)

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