特別な道具も、つらいトレーニングも必要なく手軽に始められるストレッチ。しかし、ストレッチの中にもさまざまな種類があることはご存知でしょうか。より効果的に体を伸ばせるよう、まずはストレッチの分類から勉強していきましょう。

■ストレッチの分類


「ストレッチ」と聞くと、脚や腕、背中を伸ばしたりといった動きが思い浮かびますが、実は「ラジオ体操」などの運動もストレッチに含まれます。ストレッチには、「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」の2種類があり、スポーツの前に行う準備運動やラジオ体操も「動的ストレッチ」の一部です。


ある程度の動きがあるため、心拍数もあがり、血行が良くなるのが動的ストレッチの特徴。サッカー経験がある人なら一度は体験したことのある「ブラジル体操」も動的ストレッチに含まれます。また、メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースで活躍する前田健太選手が試合前に行うことで有名な「マエケンダンス」も動的ストレッチといえます。


さらに、動的ストレッチは「バリスティックストレッチ」「ダイナミックストレッチ」の2種類に分類可能です。両方とも、動きを反復することで関節の可動域を広げていくという点では変わらないのですが、違いは「自分の力を使うかどうか」という部分。「ダイナミックストレッチ」のほうは、膝を高く上げる動きなど、自分の力を使って筋肉や関節を伸ばす動きのこと。「バリスティック」は、脱力した状態で、反動の力で筋肉を伸ばす運動です。たとえば、壁に手をついて、足を前後にブラブラと振る動きは、遠心力や足の重さを使うため、バリスティックストレッチに分類されます。


一方の「静的ストレッチ」は、一般に「ストレッチ」と聞いて思い浮かぶような脚を開いて前屈したり、アキレス腱を伸ばしたりといった動きのこと。運動前に行う動的ストレッチとは違い、ウォームアップの効果はありませんが、リラックスや柔軟性の向上に一役かってくれます。

■お手軽な就寝前ストレッチ

ウォーミングアップやリラックスに役立つストレッチですが、ダイエットにはどのような効果があるのでしょうか。残念ながら、ストレッチだけで理想の体型になるのは難しいでしょう。ただ、就寝前のストレッチでよく眠れるようになったり、筋肉の動きを滑らかにしてくれたり、ダイエットで疲れた体を癒してくれたりと、エクササイズをサポートする効果は期待できそうです。


そこで、就寝前におすすめのストレッチをいくつかご紹介します。


まずは膝を立てて座り、片方の足をもう一方の膝の上に乗せます。この状態で体と足を近づけていくとおしりの筋肉を気持ちよく伸ばすことが可能。



あまり背中が丸まらないように気をつけてください。


ほかにも、正座の状態から体を前に倒し、そのまま腕も前に伸ばすストレッチも、普段の生活でよく使う背中や肩の筋肉を伸ばすことができておすすめ。



胸と地面を近づけるほど効果がアップします。土下座の形で腕を前に伸ばしているイメージでトライしてみましょう。


就寝前のストレッチは、体が温まっている入浴後に行うのがおすすめです。リラックス効果を高めるために、アロマを焚いてみたり、照明を暗めにしてみると一層ゆったりできるかもしれません。スキマ時間で手軽にチャレンジできるので、さっそく今日から試してみてくださいね。