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指をポキポキ鳴らしてしまう。太くなるって本当?

2017.10.22

指をポキポキ鳴らしてしまう。太くなるって本当?


指の関節をポキポキと鳴らしてしまう癖はありませんか?

「指を鳴らすと指が太くなるよ!」と注意されても、なかなか止めることができない人もいるでしょう。しかし、実際のところはどうなのでしょう?


そこで、今回は関節を鳴らせてしまう癖について、とよかわ整骨院の院長であり柔道整復師の豊川義博(よしひろ)先生にお話を伺いました。

取材協力・監修



豊川義博 先生


柔道整復師。とよかわ整骨院 院長。

https://ameblo.jp/toyokawaseikotsuin/

■指の関節が鳴るのはどうして?

  • 音が鳴る原理

    関節がポキポキ鳴るのは、「キャビテーション」という現象です。キャビテーションとは、液体中に生じる気泡が弾ける現象のことを指します。


    関節は「関節包」という袋に包まれています。その内側には滑膜(かつまく)があり、滑膜から滑液(かつえき)が分泌されています。この滑膜から分泌される滑液は、関節内を満たし、潤滑油のような働きをして、関節の動きを滑らかにしています。


    関節を急に動かすと、関節内にたまった気泡の中に滑液が流れ込み、ポキッと音が鳴るのです。

  • 指を鳴らさないと痛いと感じる理由は?

    「指を鳴らさないと痛い」と感じることがありますが、これは関節包や周辺組織に痛みを感じる神経(痛覚神経)が通っているためです。


    加齢や運動不足などで関節包が硬くなると、関節が曲げにくなったり、軽い刺激でも痛みを感じたりします。この際、ボキボキと関節を鳴らすと痛みがとれたようにと感じるかもしれませんが、「鳴らしたから痛くなくなった」のではなく、「関節の動きが良くなったから痛くなくなった」のです。


    鳴らさなくても、痛みはなくなります。

■「指を鳴らすと太くなる」って本当?

さまざまな説がありますが、まだはっきりと解明されていません。とはいえ、頻繁に繰り返している人は注意が必要です。


たまに指を鳴らす程度なら問題はないかもしれませんが、何度も何度も繰り返し鳴らしていると、関節内の骨や軟骨を傷つけてしまうことがあります。すると、身体は勝手に傷付いた部分を修復しようと働きます。その結果、指の関節が太くなってしまうことがあります。


そういう意味では、指の関節を鳴らし続けると関節は太くなってしまうかもしれません。さらに、年を重ねると修復すら追いつかず、しっかり指が握れなくなってしまうこともあるので、やはり関節を鳴らすのはやめたほうが良いでしょう。

■指に限らず「関節を鳴らす」のはNG?

「関節を鳴らすとスッキリする」「コリが取れたように思う」「関節が整ったように感じる」という理由で、膝や首などの関節を鳴らせる人が多いようですが、それは誤解です。前述のように、関節は「コリが取れたから」「関節が整ったから」鳴っているわけではありません。


関節を整えるときに関節が鳴ることがあるだけで、関節が鳴らなくても整えています。


指と同様ですが、関節を鳴らし続けると軟骨、骨、じん帯を傷つけ、炎症を起すことがあります。また音を鳴らそうとして無理な力をかけることも、関節にダメージを与える原因になります。よって、「自然と」関節が鳴ってしまうのは問題ありませんが、「意図的に」鳴らし過ぎることは避けましょう。



関節を鳴らすことが癖になっている人の場合、急に止めろと言われても難しいでしょう。そんな方は、ストレッチを試してみてはいかがでしょうか。首や肩など、気になるところに対して「力をかける」のではなく、ゆっくりとストレッチを行うのです。優しくゆっくり、ていねいに行ってください。


それでも首や肩や腰などの調子が悪かったり、違和感が残るようであれば、病院や整骨院に行き、専門家に相談してください。


(取材・文 岡田淑永)

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(マイカラット編集部)