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性病検査ってどんなことをするの?専門医に聞いてみた!

2017.03.28

性病検査ってどんなことをするの?専門医に聞いてみた!


クラミジアや淋病といった性病(性感染症/STD)。もし感染してしまった場合は、早めに病院で診察してもらうべきです。しかし初めて病院で性病検査を受ける場合、どんなことをするのか分からないので不安ですよね。そこで今回は、東京・新橋にある『あおぞらクリニック』の内田千秋院長に、女性の性病検査について聞いてみました。

取材協力・監修


内田千秋院長


医療法人社団 七海会 理事長。2013年にあおぞらクリニック新橋院を開院し、院長を務める。日本性感染症学会 認定医、日本エイズ学会会員。


あおぞらクリニック新橋院

http://www.aozoracl.com/

■性病の検査内容とは?

「性病かな?」と思い病院に行った場合、まずは問診が行われます。たとえば女性の場合は「おりものの量はどうか」「変なにおいはするか」など症状を聞き、その内容によって検査を行います。


性病の代表的なものとしては、

  • クラミジア

  • 淋病

  • 梅毒

  • トリコモナス

  • マイコプラズマ

  • ウレアプラズマ

  • カンジタ

  • B型肝炎

  • C型肝炎

  • HIV(正確には病名ではなくウイルス名)

などがあります。ちなみにマイコプラズマは、肺炎などを引き起こす原因になる菌と同じ名前ですが、全くの別物。


こうしたさまざまある性病ですが、その種類によって検査内容は以下のように分かれています。


●梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV⇒採血検査


●のどのクラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ⇒食塩水のうがいによる検査


●クラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、カンジダなど⇒膣内組織採取による検査


膣内組織採取は、膣鏡と呼ばれる器具を膣に挿入し、観察しながら綿棒で採取します。また、クラミジア、淋病などはのどに感染している場合も多く、その場合は生理食塩水でうがいをし、菌を採取する検査を行います。うがいによる採取はのどの広い範囲をチェックできるため精度が高く、現在はこの方法が一般的です。あおぞらクリニックでもこの検査方法を用いています。

■もし性病に罹患していたら……?

性病の検査を行ってから検査結果が出るまでの時間は施設によって異なりますが、一般的には1週間くらいです。専門院の場合はもう少し早いこともあり、あおぞらクリニックではクラミジア・淋病は1、2日、マイコプラズマやウレアプラズマは3~4日、トリコモナスは数日から1週間程度。採血検査の場合は即日で検査結果が出る場合もあります。


検査結果で陰性だった場合は、感染していなかったことになりますが、もし陽性だった場合は治療しなければなりません。基本は投薬治療になります。最も多いクラミジアも、飲み薬で治療することができます。


淋病の場合は「点滴」による治療になります。というのも、淋病がのどに感染していた場合、菌がのどの奥深いところに潜んでいるため、飲み薬では完治させるのが難しいからです。しかし点滴の場合は、ほぼ100%治療することができます。


クラミジアや淋病は、治療を受けてから4週間後に確認検査を行います。これで菌が検出されなければ完治、ということになります。もちろん耐性菌などに感染していた場合は、治療期間が長引きます。また、梅毒の場合は治療期間が長く、半年ほど要するそうです。


次にHIVの場合ですが、もし血液検査で陽性という結果が出たなら、さらなる専門機関での検査を受けないといけません。そこで陰性ならば感染しておらず、陽性ならばHIVに感染している、ということになります。HIVに感染していた場合は、適切な治療を受ければエイズの発症を抑えることが可能です。

■性病も定期的な検診を

内田院長によると、「女性は男性と比べて性病の症状が出にくいので注意しないといけない」そうです。たとえばクラミジアに感染した場合、男性だと症状が出ない人は5割ほどですが、女性は7~8割の人に症状が出ないのだそうです。つまり、感染していても自分が病気だと自覚できないため、そのまま生活を続けて、パートナーに感染させてしまったりするのです。


また、クラミジアやマイコプラズマなど、不妊の原因となる性病もあるため、感染したままで過ごすのは女性にとってマイナスでしかありません。症状が出ていなくても、用心のために定期的に検査することがよいでしょう。



「性病検査」といっても、複雑なプロセスもありませんし、検査結果も病気の種類によっては即日出るなど、意外と手軽なものだったりします。自分の体、そして将来のことを考えるならば、症状はなくとも念のため定期的に検査しておくといいかもしれませんね。



(中田ボンベ@dcp)

●自宅で検査をするには…?


病院に行くのが不安な場合、まずは自宅で検査をすることもできます。


取材にご協力いただいた『あおぞらクリニック』監修の検査キットは、HIVや梅毒、クラミジア、淋病、マイコプラズマなど、16種類の性病検査が可能です。自宅にいながら匿名で検査ができますし、結果も迅速にわかります。


気になる症状がある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。


⇒ 自宅で簡単性病検査/あおぞらクリニック監修

(マイカラット編集部)