世の中にはさまざまなブスがいる。なにも顔面偏差値が低い者だけがブスではない。本連載では現代社会に存在するさまざまなブスをジャンル分けし、その生態や対処法、また己がそうならないための予防法を紹介していく。


ほうれんそうブスとは

仕事における「ほうれんそう」とは、「報告・連絡・相談」をきちんと行なうという、基本的なビジネスマナーである。ビジネス上ではとても大切な作法、常識であり、これらを徹底することが悪く作用するケースはほとんどないだろう。

しかし、こと恋愛や友人関係の中では、この「ほうれんそう」を過剰に行なうことが悪になる。そうした振る舞いを日常的にしてしまうのが「ほうれんそうブス」である。

今回は、このほうれんそうブスに分類される3つのブスを紹介する。


「報告ブス」


誰に聞かれるでもなく、共有する必要のない情報を逐一報告してくるブス。

友人間で会話のほとんどが他愛もない内容だが、“他愛ない”の枠を大きくはみ出し、意味がわからない報告をしてくるので厄介である。

よくあるパターンだと、今日見た夢の話をノーカット版でお送りしたり、「まじウケるんだけどww」と、知らない友だちが悪ふざけしているムービーを送りつけてきたりする。もちろん当人に悪気はなく、自分が面白い、楽しいと感じた事柄に共感してほしいという思考なのだが、報告を受けた側は返答に困るため、ただただ迷惑である。

ちなみに筆者がこれまで出会った中で、一番困惑した報告ブスは「実は私、ようかん結構好きなんだよね」というLINEである。


【報告ブスの対処法】

報告ブスにも2パターンおり、こちらの反応を求めて報告を上げてくる者と、とにかく報告することをゴールとしている者がいる。後者の場合は、きちんと話を聞く必要はないため「へぇ〜」「うそ!」「やばーい」この3つをループさせておけば問題ない。

前者の場合は、報告内容に対してリアクションを取る必要があるが、そこで反応してしまうことで今後もどんどん報告が上がってきてしまうため、中長期的に見ておすすめできない。相手との関係が壊れるリスクを負える人であれば、どんな報告に対しても「知らんがな」この一言のみで一掃することが可能。


【報告ブスにならないための心得】

「とりあえず今日見た夢の話は二度とするな」


「連絡ブス」


連絡の取り方が異常なまでに下手くそなブス。

このブスは大きく分けてオフェンス型とディフェンス型がおり、オフェンスはとにかくうるさく、しつこく、面倒くさいのが特徴。報告ブスを併発している場合も多く、連絡する必要のないようなしょうもない内容を、的はずれな相手に、的はずれなテンションで送ってくる。

一方ディフェンス型は、ひたすらにレスが遅かったり、やり取りをしていても「そうなんだ」「やばいね」「ほう」など、会話を終わらせてしまう返答をしてくるため、ラリーを続けるために相手がどんどん疲弊していく。

ちなみに筆者がこれまで出会った中で、一番疲弊した連絡ブスは、「ねぇねぇ」だけ送られてきたため、「なに?」と返信し、そこから3日間応答がなかったという、オフェンスとディフェンスを併せ持ったハイブリッド型の連絡ブスである。


【連絡ブスの対処法】

オフェンス型の場合、LINEで連絡が来たならば、ひたすらスタンプだけを返し続けることで、相手のメンタルを萎えさせるのが効果的。

ディフェンス型の場合、こちらも同じくディフェンスにまわることで、こちらの疲労度は軽減され、運がよければ相手のアクションを促すことにもつながるので◎。ただ、完全なる膠着状態となるため、やり取りが全く進まなくなる。

なお、「スタンプのみを送ってくる」「やり取りの進まないレスしかしない」といった行為も連絡ブスに当てはまるため、対処するうちに自らも連絡ブスになるおそれがあるので要注意。


【連絡ブスにならないための心得】

「LINEの通信料が0円であることに甘え過ぎるな」


「相談ブス」


一人では決断できず、何かにつけて相談してくるブス。

一般的に、困りごとがあったとき、信頼できる友人や、その事柄に関する知識を持つ第三者に相談するものだが、この手のブスは、自分で考えるべきことも、必ず相談をしてくる。

「彼女いる人を好きになったんだけど、どうしたらいいと思う?」といった自分の中で確実に答えが決まっている状態で相談してくる場合と、「夕飯何食べたらいい?」といったどうしようもない場合などさまざま。

ちなみに筆者がこれまで出会った中で、一番辟易した相談ブスは、「いま履歴書を書いてるんだけど、私の座右の銘って何?」である。


【相談ブスの対処法】

前述のように、明らかに答えが決まっているにも関わらず相談してくるブスに対しては、こちらが何を言っても響くことはない。「何食べたらいい?」のような相談に対応するのは言うまでもなく不毛である。

よって、この手のブスに出会った際は、相談に相談で返すのが有効。「え〜どうしたらいいと思う〜??」「何食べたらいいかな〜」と、とことんぽんこつに徹することで、無駄な労力をかけることなくその場をやり過ごすことが可能だろう。加えて、相談ブスの相談する気を失わせる効果も期待できる。


【相談ブスにならないための心得】

「病気の相談はお医者さんへ。過払い金の相談は弁護士へ。それ以外はがんばれ」



(ライター/ほりかわ イラスト/夕海 編集/ヒャクマンボルト)

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