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上手に眠れない…。安眠につながるハーブ

2017.11.21

上手に眠れない…。安眠につながるハーブ


毎日、しっかり眠れていますか?


「疲れているのになかなか眠れない」「ついつい夜ふかしをしてしまう」

なんて人もいるのではないでしょうか。翌日を楽しく、パワフルに動くためにも、質の良い睡眠は大切です。


ハーブティーは、「良い眠り」の助けにもなります。今回は「安眠につながるハーブ」について、フィトセラピスト(植物療法士)の鈴木七重さんに伺いました。

取材協力・監修



鈴木七重さん


「チムグスイ」代表。フィトセラピスト(植物療法士)。自身のアレルギー体質改善の為にハーブやアロマセラピーを用いた植物療法を出会い17年以上に渡り実践。生活をシンプルにし植物の力を取り入れるうちに、心と体が調和していく体験から本格的に植物療法を学ぶ。


https://www.chimugusui.com

■「眠れない」原因って?

本来、人は夕方になると、自律神経の副交感神経が徐々に優位になっていき自然とリラックスして健やかな眠りにつくようになっています。


ところが現代の私たちのライフスタイルは、夜遅くまで明るい照明のなかで仕事をしたり、明るい画面のパソコンやスマホ、テレビを見たり……。そのほか心配事やストレス(交感神経優位)もあり、なかなか神経が休まらない状況です。



そんな状況が積み重なると、夜になっても副交感神経よりも交感神経のほうが優位のままになり、寝付きが悪くなってしまうことも。ですので、夜はリラックスをして「自然に眠くなる」ように、環境を整えることが大切です。


まず、目覚めたら朝日を浴びて、ゆっくり深呼吸すること。日中に適度な運動をすること。……など、基本的なことを押さえたうえで、ハーブを活用してみてください。きっと、今までよりも寝付きが良くなるはずです。

■眠れないときにおすすめのハーブの使用法

眠れないときは、「お風呂」でハーブを使うのがおすすめです。


お風呂は「寝る1時間半くらい前」に入るようにしてみてください。38-40度程度のぬるめのお湯に、20-30分くらい入るといいでしょう。湯船の中では、できたら意識して「ゆっくりと呼吸」をしてください。鼻からできる限り長ーーく息を吐く。すると、吸うときは自然に呼吸が深くなり、肩の力が抜けていきます。これは、副交感神経が優位のときと同じ呼吸法です。


ハーブの使い方は「飲む」だけではありません。鎮静効果が期待できるラベンダーやローズゼラニウムなどの精油を3-5滴お風呂に入れると、さらに呼吸が深くなり、気持ちがゆるみますよ。


ハーブティーを飲むのなら、「入浴後」がちょうどいいタイミング。ハーブティーには利尿作用もあるので、寝る1時間前くらいがいいでしょう。


それでは、ハーブティーにおすすめのハーブをご紹介します。

■安眠のハーブ「ジャーマンカモミール」


安眠のためのハーブといえば、代表的なのが「ジャーマンカモミール」でしょう。心身をリラックスさせる効果も期待できる、万能ハーブです。ヨーロッパや中国だけでなく、日本でも『加密列(カミツレ)』と呼ばれ、民間薬として親しまれてきました。


鎮静効果だけでなく、胃腸の調子を整えたり、婦人科系を整えたり、炎症を抑えたり、身体の冷えを緩和してくれる働きも期待できます。


さらに、甘いカモミールの香りは心をほっと安心させてくれますよ。


ティーカップ1杯に対してティースプーン山盛り1杯を、熱湯で3-5分程蒸らしていただきます。ミルクで煮出したカモミールミルクティーもおすすめ。ホットミルクの安眠効果と相まってさらにリラックスできます。

■リラックス効果の高い「パッションフラワー」


ほかにもリラックス効果の高いハーブはたくさんあります。「パッションフラワー」もそのひとつで、『天然の精神安定剤』と呼ばれるほどです。


鎮静効果に加え、緊張や痛みを和らげる働きも期待できるので、ストレスによる胃痛や緊張性頭痛、筋肉痛や生理痛にお悩みの方にもおすすめです。


不眠気味なときや神経が過敏になっているときは、カモミールにブレンドしてください。比率はカモミール1に対してパッションフラワーはその半分くらいで。


入浴など、安眠のための環境を整えてから、ぜひ試してみてください。

■日中の飲み物は「ルイボス」「クワの葉」「ビワ茶」がおすすめ

眠りに悩んでいる方に「日中飲んでいるもの」を聞くと、コーヒーや紅茶、緑茶……という答えが意外に多いものです。少量とはいえ、これらはすべてにカフェインが入っています。


カフェイン入りの飲み物は午前中に2杯程度にし、あとは水やカフェインの入っていないハーブティーに変えましょう。



日中に飲むのなら、ルイボスやクワの葉茶、ビワ茶などがおすすめです。

■いい睡眠は、いい環境から生まれる

お風呂上がりの時間は、間接照明の中でゆっくりとハーブティーでも飲みながら、お肌や髪のお手入れをしたり、軽いストレッチをしたり、本を読んだり……。睡眠時間が少し減るとしても、この時間を作ってから寝たほうが、質のいい睡眠が得られて翌朝すっきりと起きられるはずです。このとき、できるだけパソコンやスマホは見ないようにしてくださいね!


普通に過ごしていたら安眠を妨げる因子の多い現代。それならば逆に心地よい眠りにつける環境を自分でクリエイトしましょう。その時間がストレス解消にもなり心身の健康にもつながるはずですよ。


(取材・文 マイルスタッフ)