検索
髪にボリュームが出ない……。「ぺしゃんこヘア」の原因って?

2017.11.24

髪にボリュームが出ない……。「ぺしゃんこヘア」の原因って?


頭の形がそのままシルエットになってしまう“ぺしゃんこヘア”に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。なんだか老けてみられたり、不健康に思われる原因のひとつになってしまう可能性もあります。できれば、もっと若々しく、ハツラツとした印象にしたいですよね。今回は、“ぺしゃんこヘア”の原因と対策について、美容師の筆者が解説します。

■“ぺしゃんこヘア”の原因は?

根本的な原因として、主に以下の4つが考えられます。

(1)毛髪が細い

(2)毛髪にハリ、コシがない

(3)ひとつの毛穴から生えている毛髪の本数が全体的に少ない

(4)毛髪の立ち上がりが弱い

■“ぺしゃんこヘア”の対策方法

  • (1)適したシャンプー剤、トリートメント剤を選ぶ

    髪の毛にハリやコシが出るもの、頭皮によいもの等を選ぶのがおすすめです。迷った際は美容師さんに相談をしてみるのもよいでしょう。


    アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)は付け過ぎるとべたついてボリュームが出せなくなるため注意してください。

  • (2)髪の乾かし方を工夫する

    洗髪後、髪を濡れたまま放置せず、タオルドライしたらすぐに乾かすことがポイントです。


    目の粗いクシでとかしたあと、まずは一番ボリュームの欲しい箇所の根元から乾かしていきます。このとき、ボリュームを出したい方向に、ブロー用ブラシあるいは手クシを使って、ある程度のテンションをかけながら(少し引っ張る感じ)ドライヤーを当てましょう。根元が立ち上がったら冷風を当て、形をキープします。


    このひと手間で、ボリュームが数段に変わりますよ。


    そのあとはいつもどおり乾かしてください。部分的に流したい箇所があれば根元と同様に流したい方向へ、テンションを加えながらブローしていきます。そして最後は冷風で仕上げましょう。


    セット用ローション(髪にハリを与えられるもの)等があれば、乾かす前に塗布しておくとさらに効果的です。

  • (3)セットの仕方を工夫する

    ショートヘアの方はクシを使って根元に少し逆毛を立てるのもよいでしょう。クシがすべって立ちづらい場合は、髪にセット用スプレーを少し振ると立ちやすくなります。表面に出る部分には立てず、内側の根元部分に立てます。強く立てすぎると髪を傷める原因になってしまう可能性もあるので注意してください。


    逆毛を立てたらヘアブラシで表面の毛を整え、最後にスプレーで固定しましょう。毛先がなじみにくい場合は、事前にカーラーやヘアアイロン等で髪を巻き、カールのクセ付けをしておくといいですよ。


    ちなみに、マジックタイプのカーラーは扱いやすく、毛束の角度を上げて巻けば、根元の立ち上がりにも効果を発揮するのでおすすめです。ただし、洗髪の前には髪をとかすようにしましょう。ヘアブラシで毛先から丁寧に行ってください。逆毛のまま洗髪すると、髪を傷めてしまう可能性があります。


    また、ロングヘアの方は、ポニーテールやハーフアップにしたあと、トップの毛を少しずつ指で引き出すと頭頂部にボリュームが出ます。ただし長期間にわたり、ポニーテール等で毛が引っ張られた状態が続くと、毛根が弱り抜け毛が増える原因となるため、その点は留意してください。


    そのほか、分け目を変えて、いつもとは反対の方向に毛を流すことでボリュームを出す方法もあります。

  • (4)美容室で施術を受ける

    パーマをかけると、セットをする際ボリュームが出しやすく、キープもしやすくなります。また、カットによってボリュームを出すことが可能な場合もあります。

  • (5)頭皮を健康に保つ

    冒頭に挙げた「ぺしゃんこヘアの原因」は遺伝的なものもありますが、老化や生活習慣等によって引き起こされる場合もあります。


    髪の毛を支えている頭皮にハリや弾力、潤いがなくなれば、当然毛の立ち上がりも悪くなりますよね。また頭皮の血液循環が悪いと、髪の毛に栄養が行き届かないため毛が細くなったり薄くなったりする可能性も。これらを防ぐためには、以下のことを心がけてみてください。

  • 紫外線対策を行う

  • 頭皮を衛生的に保つ

  • 過度のパーマ、ヘアカラー等は避ける(毛髪だけでなく頭皮も傷めます)

  • 適度に頭皮マッサージを行い、血行を促進する(育毛剤を併用するのもよいでしょう)

  • 良質な睡眠、バランスの良い食事を摂る

  • ストレスを溜めない


髪の長さや髪質、またスタイルの好み等もあるかと思いますので、ご自身に合った対策法を試していただければと思います。“ぺしゃんこヘア”の方々のお悩み解消の一助となればうれしいです。


(執筆 秋田留美/山野美容芸術短期大学教授、美容師-健康検定協会-)