メイクの仕上がりを左右するともいえるファンデーション。お店ではさまざまな種類のファンデーションが販売されていますが、自分に合ったベストなファンデーションを、正しい塗り方で使いこなせている人は案外少ないはず。


今回は、(社)日本爪肌育成美容検定協会代表理事でもあり、日本スキンケア協会認定講師・コスメコンシェルジュインストラクターの筆者が、“ファンデ美人”を目指すための11の質問に答えます。

Q1.リキッド、パウダー、クッション…。ファンデーションの違いは?

A.どのタイプも材料は同じで「粉と水と油」。ファンデーションの種類は、「粉が多いのか」「油が多いのか」の違いだけです。


メーカーによって粉や油の種類や配合美容成分の種類は異なりますが、粉の比率が多ければパウダーファンデーションになるし、油や水の比率が多ければリキッドファンデーションやクッションファンデになります。

Q2.つるすべ肌になりたい!どのファンデーションがおすすめ?

A.「つるすべの感触」が好きな方には、パウダーファンデーションがおすすめです。

粉が多いので顔の上に「粉体」という粉を乗せている状態とイメージしてください。メーカーがどんな粉を使っているかも関係はしますが「つるん」とした感触を感じやすいのがパウダーファンデーションのいいところ。



リキッドファンデーションやクッションファンデは油分や水分を配合しやすいのが利点。美容成分が入ってしっかり馴染むものが多いので、乾燥に悩む方もいろいろ選びやすいのが高評価。

Q3.失敗しない「色」の選び方は?

A.メイク直しが頻繁にできない方は、肌より少しだけ明るい色がおすすめ。

メイクは油なので、時間が経つと必ず酸化して「くすみ」を感じるもの。酸化することを想定して選ぶと、失敗も少ないかも。

Q5.指?ブラシ?パフ?ツールはどれを使えばいい?


A.それぞれに利点があります。

ブラシは均一にファンデーションを伸ばすのに最適。パフは肌への負担を少なく塗れる優れもの。指は体温で馴染ませながらぼかすことができるのが最大の利点。


とはいえ、ツールの良し悪しではなくメーカーが推奨するツールが一番正しい使用方法。柔らかいファンデーションに硬いブラシを使ったら、たくさん削り取ってしまうことになるし、クッションファンデを普通のスポンジで塗ったら、ほとんどがスポンジに吸われてしまう結果に。ツールはメーカー推奨のものを使わないと“ファンデ美人”にはなれないのです。

Q6.塗り方に順番はある?

A.ファンデーションは鼻から塗るのが正しい塗布方法。

鼻からあご・鼻からおでこ・鼻から頬……と、全体に伸ばして顔に凹凸を作りながら塗ります。

最近はリフトアップファンデーションなどもありますが、こちらのタイプはシワを持ち上げる要領で塗るのが正しい塗布方法です。

Q7.まぶたの上にも塗るべき?

A.塗るならパウダータイプを薄く!

まぶたは、皮脂が出やすいパーツ。もともと脂が多く出る場所なので、油でできたファンデーションを多く塗ってしまうとパンダ目など、メイク崩れの原因になってしまいますよ。

Q8.ファンデが崩れてしまうのはなんで?


A.ファンデーションは油でできているので、皮脂という脂と混ざると必然的に崩れてしまうのです。

油は脂で溶けますからね。

Q9.お直しは「重ね塗り」でOK?

A.「拭き取ってから塗る」が正しいメイク直し。

古くなったメイクは皮脂やほこりも交じって汚れている上、酸化してくすんでしまっている場合も多いのです。重ねて塗ってもよれて汚くなってしまうことが多いので、ミニ乳液やハンドクリームなどで拭き取ってから新たにメイクをすることをおすすめします。

Q10.どうしても厚塗り感がでちゃう…

A.原因その1:マット系のファンデーションを使っている。

マットが好きな人も多いと思いますが、ベースメイクの全てをマット系にすると厚塗り感が出やすいので、メイク下地や仕上げのパウダーだけでも艶系に変えてみるのがおすすめです。


原因その2:コントロールカラーの色が合っていない。

コントロールカラーが合っていないと、厚塗り、白浮きの原因になってしまいます。コントロールカラーはその日の顔色に合わせると“ファンデ美人”に近づけますよ。赤味を消したいならグリーン系、くすみを消したいならオレンジ系、明るさを出したいならピンク系、透明感が欲しいならブルーやパープル系……、パーツや肌の状態に合わせて変えるのが大切なポイントです。


原因その3:コンシーラーを重ねすぎている。

シミやニキビ跡を消したくて厚塗りになってしまっているのかもしれません。ひと塗りで隠せるようなコンシーラーを使って「ポイントのみ」をしっかり覆うことを意識してください。


Q11.メイクを長時間したままだと皮膚呼吸が心配…

A.メイクによる「皮膚呼吸」は、あまり心配しなくてもいいでしょう。 


肺などの呼吸器官がなく「皮膚呼吸だけ」の動物もいるのですが、人間の場合、呼吸は肺にお任せされています。人間も、皮膚で少しだけ酸素を取り入れて炭酸ガスを排出しています。しかし、本当に「少しだけ」なのです。その量は、肺呼吸の180分の1といわれています。


とはいえ、メイクを落とさないまま寝たり、毎日「舞台メイク」や「ハロウィンメイク」のようなメイクで過ごすのは、やっぱりお肌に負担がかかるもの。お仕事柄濃いメイクが必要な方や、イベントでしっかりとメイクをしなきゃいけない日も、なるべく早めにメイクを落とすようにしてみてくださいね。



ファンデーションに関する疑問は解決しましたか?ベースをきれいに整えてあげれば、お顔の印象だってUPするはず。“ファンデ美人”を目指してみてくださいね。


(執筆 川上あいこ/一般社団法人日本爪肌育成美容検定協会 代表理事)