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ブラジャーを着けないで寝ると「胸が垂れる」って本当?

2017.12.11

ブラジャーを着けないで寝ると「胸が垂れる」って本当?


皆さんは夜寝るときは、ブラジャーをしていますか?「寝るときまで締め付けられるのはイヤだ」という理由で外して寝る人もいるようですが、「ブラを着けないで寝ると胸が垂れる」という、着けない派にとってはあまりうれしくないうわさがあります。これって本当なのでしょうか?

記事監修



内田佳孝 医師


東京イセアクリニックドクター。帝京大学医学部卒業、帝京大学病院初期研修医。平成24年に帝京大学病院形成外科・口腔顎(こうくうがく)顔面外科入局。平成25年より東京イセアクリニック勤務。日本形成外科学会、日本美容外科学会、日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本抗加齢医学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会に所属。


東京イセアクリニックHP

http://www.tokyoisea.com/

●ブラを着けないと重力に負けて垂れる?

冒頭で紹介した「ブラを着けないで寝ると胸が垂れる」という説ですが、


  • ノーブラの状態で寝ることで胸の皮膚が伸びて垂れてしまう


ことがその理由だとされています。あおむけ、横向き、どんな寝方であっても、胸は床側に垂れてしまいます。それを毎日繰り返しているうちに胸の皮膚が伸び、結果的に胸が垂れてしまう、ということです。そのため、胸が大きくて重い人ほど皮膚が伸びやすく、ノーブラで寝ることのリスクが大きくなる、という説もあります。


また、ノーブラで寝る際にあおむけで寝ることで、胸が左右に広がり、その状態が繰り返されることで胸の位置が左右に大きく離れてしまう、という説まであります。これらの説をそのままうのみにすれば、ノーブラで寝ることで「胸が垂れる」「胸が広がる」といった、女性にとってありがたくない事態になる……、というのが一般的な解釈のようです。

●ノーブラで寝ることは実際には関係ない?

一方で、「胸が垂れるのは筋肉の衰えなどが原因で、ノーブラで寝ることはあまり関係ない」という説もあります。


たとえば加齢によって胸を支える筋肉が衰えることや、筋肉が脂肪になってしまうことで胸が垂れてしまう、というわけです。さらにブラを着けたまま寝ることで、胸部を必要以上に圧迫してしまい、胸部の血管や組織に悪い影響を与えてしまうという説もあります。

■「ノーブラで寝る」ことについて、医師の意見は……?


「ノーブラで寝ると垂れる!」「いや関係ない!」と双方の説がありますが、実際のところどうなのでしょうか?東京イセアクリニック内田佳孝医師によると……


「乳房はクーパー靭帯と呼ばれる弾力性のあるゴムのような繊維の束によって、乳房を支えております。これは、胸の筋肉から乳房へむけて無数にあり、伸縮性がありますが、一度伸びきってしまうと元にはもどりません。ですので、このクーパー靭帯が伸びないようにすることが乳房の下垂を予防する手段です。


寝るときのブラジャーだけでなく、なるべくノーブラの時間を少なくすること、サイズの合ったブラジャーをすること、運動時はスポーツブラなどで、全体を押さえておくことなど必要です。また、うつぶせ寝で寝る寝ることもクーパー靭帯を伸ばす可能性があるため、注意が必要です。


胸の部分の筋肉は乳房の土台となる部分にあり、クーパー靭帯のサポートをしてくれます。筋肉を鍛えることも下垂の予防となります。そのほかにも、出産、妊娠時に乳房が大きくなった際に、皮膚が伸びてしまい、これも下垂する原因のひとつです。皮膚のたるみは加齢でも起きます。皮膚自体も伸びてしまわないように、ブラジャーを着けることが大切になります」


とのこと。専門家からの視点でも、やはりノーブラでいることは胸の垂れの原因となるようです。「一度伸びきってしまうと元にはもどらない」とのことですから、普段から気を付けるようにしたいですね。


(中田ボンベ@dcp)