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重要なのは「光」と「構図」! フォトジェニックな写真の撮り方とは?

2017.12.10

重要なのは「光」と「構図」! フォトジェニックな写真の撮り方とは?


キレイに盛り付けられた料理やお気に入りのコスメなどの写真を撮ってもイマイチ格好がつかない、なんだか暗くて野暮ったい写真になってしまう……なんて悩んだことはありませんか?


写真投稿を通じて、交流が生まれるこのSNS時代。できればフォトジェニックな写真を撮って、「いいね」をもらいたいですよね。今回は、そんな悩みを解決すべく、Instagram運用のための短期集中フォト講座に行ってきました。

■講師はフォロワー6万人超え! 「テーブルフォト講座」


講座を主催するのは、スナップマート株式会社。2017年4月に「フォロワー1万人以上の人気インスタグラマーによるブツ撮りサービス」をリリースするなど、インスタジェニックな写真を提供するアプリやWEBサービスを運営する会社です。



講師は、Instagramのフォロワーが6万人を超えるHaruyo Nakanoさん。本業はグラフィックデザイナーで、日々の食卓や雑貨などのテーブルフォトを得意としています。



Haruyoさんが実際に投稿している写真がこちら。全体的に寒色系に統一され、シンプルでオシャレな雰囲気です。被写体の配置や奥行きの出し方から、ストーリー性が感じられる写真ばかり。なんてステキな世界観なんでしょう……!


私もHaruyoさんのようなハイセンスな写真が撮りたい!! 早速、講座スタートです。

■撮影機器はiPhone カメラ設定はどうすればいい?

今回、撮影に使うのはiPhone7。Haruyoさんによると、最初から特別なアプリを使って撮影するのではなく、デフォルトで入っているカメラ機能を使えばOKなのだそう。撮影後に加工アプリで色味を調整します。



スマートフォンで撮影するときは、カメラのオプションにあるHDR(ハイダイナミックレンジ)をオンに設定。この機能を使うことで、明暗の差が大きいときに自動的に調整してくれます。撮影のときは少し明るめに撮るように意識すると、後から加工しやすいのだそうですよ。



また、撮影の際にはAE/AFロックを活用します。これは明るさとピントを固定する機能のこと。カメラの画面で被写体を写し、ロックしたいところを指で長押しすると、黄色い枠の正方形が出てきてロックされます



さらに、シャッターを切るときは、画面上部にあるセルフタイマー(3秒、10秒)を使うのがオススメだそう。iPhoneを持った手の親指でシャッターボタンを押すと、画面がブレちゃうことってありますよね。セルフタイマーを設定して、iPhoneをしっかり支えていれば手ブレ防止になります。

■撮影場所を選ぶときは「自然光」に注目


撮影場所を選ぶポイントは、なんといっても自然光が入るかどうか。直射日光だと光が強すぎるので、柔らかい光が入るところが良いのだとか。もし光が強すぎる場合はレースのカーテンなどで調整しましょう。


また、部屋の照明はオフに。人工的な光は、影を落としやすかったり、反射しやすかったりと、被写体に影響を与えてしまいがち。基本的に撮影は明るい日中に行い、もし日が暮れた時間や曇りの日に撮影する場合でも部屋の照明はつけないのがHaruyoさん流です。白い壁やパネルなどを活用して、自然な光を集めます。



もし影が入ってしまいそうになったら被写体を動かしたり、自分が移動したりして、徹底的に影が入らない角度や構図を探します。

■被写体選びと、配置のコツ

インスタ映えする被写体といえば、やっぱりかわいいスイーツや、キレイに盛り付けられた料理、花束、コスメ、ステーショナリー、コーヒーカップなどなど。Haruyoさんの場合は、以下の6つのように被写体によって構図を変えることが多いそうです。



(1)自分で手持ち

コンパクトで形のかわいいお菓子やコスメなど、手でつまめるようなサイズ感のものは、自分の左手で持って右手で撮影。このとき、ネイルをしているとかわいく撮れます。背景は、白やグレー、黒などの単色で目立たないカラーにすると、被写体が際立ちます。




(2)誰かの手持ち

花束やお皿に盛り付けた料理などは、モデルに持ってもらって手元から撮影。このとき、モデルは白、黒などの単色か、ボーダーなどのシンプルな柄の服を着ていると◎。誰かに持ってもらうことで、写真にストーリー性が生まれます。




(3)机置き、横から

料理や縦長のボトルなどを撮影するときによく使う構図。お店の内装など、被写体以外のものもしっかり写したいときにぴったり。背景が写るので、空間が片付いているかも確認。




(4)机置き、真上から

ワンプレートの料理など、被写体だけでインパクトがある場合。プレートの形を生かしたり、コーヒーカップなどの小物を配置したりして、バランスをとって。




(5)机置き、真上から(複数小物)

被写体単体ではあまりインパクトがないときに最適な構図。色味を3色ほどにおさえ、統一感のあるセッティングを意識します。




(6)空間撮影

内装がキレイなときに撮影。軸を決めて、水平垂直をバッチリ合わせましょう。そうすることで、画面に安定感が生まれるのだそう。カメラアプリの「グリッド」を使うとバランスがとりやすいかも。

■いざ撮影! レクチャー前後の写真を比較してみた

Haruyoさんから教えていただいたコツを踏まえて実践! 実は今回の講座を受ける前に、私なりに「オシャレに撮った写真」も用意していたので、それと比較しながらご覧ください。


【Before】


マニキュアを撮影したこちらの写真。赤い布を敷き、その上に無造作に並べてみました。こなれ感を意識したつもりですが、被写体の形や色の個性はイマイチ生かせていないかも……。右上部のマニキュアにいたっては、変に光が入って色が飛んでしまった部分も。

【After】


レクチャー後に撮影した写真です。同じように無造作に並べているのにこの違い! 白背景に変え、縦のラインを描くように配置し、被写体を画面の左寄りに持ってきました。


全体的に動きが生まれて、ユニークな一枚に。



さらに、Haruyoさんのアドバイスで、白いお皿を使って撮った写真がこちら。このままコスメショップのディスプレイになってしまいそうなほど、洗練されています! お皿って、こんな使い方があるんだ……と、目からウロコ。



【Before】


オシャレな海外のお菓子を並べて撮影。サイズに合わせて配置し、できるだけパッケージに光が反射しないように気をつけて撮りました。正直、あまり印象に残らない写真という感じ。

【After】


こちらも背景を白に変更。何より驚いたのが、この配置です。


サイズに合わせるというアイディアは同じなのに、並びを変えることで画面に面白さが生まれました。それでいてスッキリとしたまとまりがあるのも◎。ちょっとしたことなのに、全然印象が違います。 



【Before】


プレゼントを持つ人の手元を撮影。かわいいパッケージが見えるように意識して撮りましたが、背景の壁と床の境目などが写ってしまい、ごちゃごちゃとした画面に。持っているモデルの服の色が濃いめなので、全体的に暗くて重い雰囲気になってしまいました。

【After】


白壁に合わせて、白っぽい服をきたモデルにプレゼントを持ってもらいました。また手元もよりアップに。背景の壁の境目が見えないように撮影することで、まるで広く開放的な空間で撮影したように見えます。壁の境目が写ってしまう場合は、モデルの立ち位置やカメラの角度を変えて調整してみてください。画面に写るモノの色味を少なくセッティングすることで、プレゼントがくっきり浮かび上がって印象的な一枚に。


同じ撮影機器、同じ被写体なのに、背景や配置などを変えるだけでこんなに変わるなんてびっくり。しかも全て未加工の写真なんですよ!

■加工アプリでもっと魅力的に

撮影ができたら、写真加工アプリを使って、さらに雰囲気のある画像に変身させちゃいましょう。Haruyoさんのオススメアプリは、「VSCOcam」と「Instagram」の加工機能。


VSCOcamは、iPhone、Androidで使えるフリーのカメラアプリです。有名インスタグラマーからプロのクリエイターまで幅広い層の愛用者がいるんですって。実際に使ってみました。



こちらの画像を加工してみましょう!



アプリをダウンロードし、加工したい画像をインポートします。



次にフィルタ(エフェクト)をかけます。Haruyoさんのお気に入りは「F2」というフィルタ。青みがかったフィルム写真のような色味はこれで生み出すのだそうです。



好みの色味に調整できたらカメラロールに保存!



続いてInstagramでの加工に進みます。Instagramを開き、画像を取り込んだら、「Hudson」のフィルターをかけます。



数値は、100だと青みが強すぎるので、だいたい30に設定することが多いのだそう。自然な仕上がりになります。



完成した画像がこちら。Haruyoさんが普段アップしているようなノスタルジックでシックな一枚が出来上がりました! 写真の加工は、一度ハマるとやめどきがわからなくなってしまうので、もとの色味がわからなくなるほどフィルタをかけるのは危険かも。自然な色味がオシャレ写真のポイントのようです。


Haruyoさん流では、青っぽい色味加工をレクチャーいただきましたが、加工アプリの中には、さまざまな色のフィルタがあります。暖色系やセピア、モノクロなどがあるので、自分の好みの色合いを探してみてくださいね。


こちらの「人気インスタグラマー直伝、ブツ撮りセミナー」は、好評につき2018年1月25日(木)に第2回目の開催が決定。テーブルフォトのほかに、人物撮影やInstagramのストーリー機能の活用法なども1日でレクチャーしてくれるそうです。概要・申し込みは下記URLをご確認ください。

https://seminar.snapmart.biz/



講座を受けて、いかに自分が何も考えずに写真を撮っていたのかがわかりました……! フォトジェニックな写真を撮るために、 人気インスタグラマーさんは日々勉強し、努力しているのですね。今回Haruyoさんに教えていただいたテクニックは、今すぐ活用できるものばかり。早速、今日のランチを撮ってみようっと!


(取材・文:阿部綾奈 編集:ノオト)