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ほしいのは「サラサラヘア」!頭皮・毛髪ケアのキホン

2017.12.21

ほしいのは「サラサラヘア」!頭皮・毛髪ケアのキホン


乾燥やクセなど、何かと悩みの耐えない髪の毛……。話題の手入れ法はいろいろとありますが、「けっきょく、どうしたらいいの?」と思うことはありませんか?今回は、美容師の筆者が基本的なヘアケアについて解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

■洗髪(シャンプー)のキホン

●毎日洗うべき?

皆さんはどのぐらいの頻度で髪を洗っていますか?


朝と夜で1日2回?朝か夜の1日1回?それとも、1日おきとか2日おきでしょうか。この回数については、頭皮や毛髪の状態によって決めていただくとよいと思います。


たとえば頭皮が乾燥しやすい方とか、さほど汚れていない場合は必ずしも毎日洗う必要はありません。洗いすぎにより、かえって頭皮環境が悪化する可能性もあります。


シャンプーは、汚れと共に頭皮を保護する働きのある皮脂も洗い流します。過剰に取り除いてしまうと、それを補うために必要以上の皮脂を分泌しようとするため、余分な皮脂が毛穴詰まりを引き起こすこともあるのです。



また乾燥肌の場合はさらに潤いがなくなるため、頭皮が荒れてフケも出やすく、それによって雑菌が増え、ニオイの発生にもつながります。


大量に汗をかいたときや、汗、皮脂量ともに増える暑い季節、また大気や整髪料等で頭皮や毛髪が汚れた場合はきちんと洗うようにしましょう。放置すると、頭皮環境の悪化につながります。



●洗髪は朝するべき?夜するべき?

シャンプーをするタイミングですが、おすすめは「夜」です。


朝のシャンプーも気分がすっきりし、スタイリングもしやすいため悪くはないと思います。しかし成長ホルモンが夜の就寝時に多く分泌されることから、その前に頭皮等をきれいにしておくことは毛の成長を促すのに効果的です。

■髪を乾かすときのキホン

タオルドライ後、スカルプエッセンス(養毛剤や育毛剤等)を頭皮に塗布しマッサージをします。スカルプエッセンスは頭皮に潤いを与え、毛穴にも浸透することで、その有効成分が毛の成長を助けます。マッサージは血行をよくし、新陳代謝を促します。


次にアウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)を毛先の傷んだ部分を中心になじませ、粗歯の櫛で毛先から順番に全体をとかします。



その後、すぐにドライヤーで毛髪を乾かします。濡れた髪はキューティクルが傷みやすくなるうえ、雑菌繁殖の原因にもなります。


またスムーズなスタイリングのためにも自然乾燥はNGです。特にくせ毛の方はすぐに乾かさないとまとまりづらくなります。


まず根元から乾かしていきますが、ボリュームを出したい部分があれば、手櫛で軽くテンションをかけながら(少し引っ張る感じ)、立ち上がりを意識して乾かします。また流したい方向がある場合もそちらの方向にテンションをかけます。


全体が半乾きの状態になったらブロー用ブラシを用いてブローしていきます。ブラシを持ちながらのブローが難しい方は、くるくるドライヤーを使うと簡単ですし、ただ乾かすだけよりは仕上がりがよくなります。


温風で乾かした後は必ず冷風を当てて冷ましましょう。こうすることで熱によって開いていたキューティクルが閉じて表面が滑らかになり、スタイルもキープされます。このように夜の段階である程度、ヘアスタイルを形付けておくと、朝のスタイリングが数段楽になります。

■朝のスタイリングのキホン


●髪がボサボサ……

髪のもつれをほぐすため、髪全体を軽くブラッシングまたはコーミングします。

パサつきが気になる場合はアウトバストリートメントを塗布します。ただし乾いた毛髪に付ける際はべたついた質感になりやすいため、使用量や付け方に注意が必要です。


まず手のひらに適量をとり、両方の手のひらと指の間に伸ばします。それをいきなり髪の表面に付けてはいけません。手櫛も用いながら、毛先を中心になじませていきます。手に残ったトリートメントは乾燥や傷みの気になる部分に再度なじませますが、付け過ぎになるようでしたら洗い流してください。

●寝ぐせがひどい……

寝ぐせを直したいときは、根元部分から水で湿らせ、ブローをします。


うねった毛をまっすぐにしたいときはストレートアイロンを用いると簡単です。時間短縮につながるだけでなく、光を乱反射していたキューティクルがアイロンによって整うため、ツヤも出ます。このとき、表面の毛だけでなく、クリップ等を利用して髪をとめながら内側の毛も伸ばしておくと、まとまりがさらに良くなります。


ただしアイロンは髪を傷めやすいため、設定温度や時間に注意が必要なのと、決して濡れた髪に当ててはいけません。


事前にアイロン用ローション等を塗布しておくと、傷みを最小限に抑えることができ、さらにカールアイロンの場合は形成したカールが長持ちします。この場合も、ローションで濡れた髪は乾かしてから使うようにしてください。加えてトリートメントなどによる日頃のケアも忘れずに行いましょう。


その他、毛先を落ち着かせたいときはワックス、スタイルをキープさせたいときはスプレー等、スタイリング剤も様々な種類があるので、用途に応じて使いこなせば、さらに仕上がりがよくなります。



ヘアケアもスタイリングも、頭皮の状態、毛髪の質や長さによってそれぞれ方法は異なります。ここでは私が日常行っているケアも含め、基本的なものをご紹介しました。ぜひトライしてみてくださいね。


(執筆 秋田留美/山野美容芸術短期大学教授、美容師-健康検定協会-)