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紫外線だけが原因じゃない!? シミの種類と予防法

2017.12.21

紫外線だけが原因じゃない!? シミの種類と予防法


数年前の自分の写真を見て、「この頃はまだ、肌がツヤツヤしてる……」とため息をつくことはありませんか? 鏡で今の自分を見ると、ファンデーションでは隠せないほどのシミが……。やっぱりどうしても年齢を感じてしまいますよね。今回はこの、女性を悩ませる「シミ」について解説します。

取材協力・監修



朽木律子 先生


皮膚科医。オザキクリニック 目黒祐天寺院 院長。自身でコスメを開発するほどの美容マニア。美肌治療や注入治療(ヒアルロン酸、ボトックスなど)が得意。美容のプロとしての的確なアドバイスに定評があり、魅力を引き出するカウンセリングをうけたいと、全国からファンが来院する。

■そもそもシミって何?

シミは、種類も原因もさまざまです。

  • 代表的なシミ「日光性色素斑」

    5mm~1cmほどの色素沈着で、頬全体や身体などにできます。原因は加齢と紫外線で、30代頃から発生。脂漏性角化症、日光性黒子、老人性色素斑とも呼ばれます。

  • 女性ホルモンの変化で発生する「肝斑」

    薄い褐色のモヤッとしたシミで、左右対称に現れます。目の下に三日月のような形でも広がるのが特徴。30代~40代の、特に妊娠後期や更年期に発症・悪化しやすいといわれており、女性ホルモンが影響していると考えられています。

  • ターンオーバーの乱れからくる「くすみ」

    肌に透明感がなくなり、明るさが失われた状態。肌は、表皮の新陳代謝によって約28日周期で生まれ変わります。これをターンオーバーといいますが、このターンオーバーが何らかの理由(肌の洗いすぎ、紫外線、乾燥など)によって乱れることで発生します。

  • 遺伝的要素が強い「そばかす」

    鼻を中心に頬骨~人によっては顔全体、手や背中など身体中にできる、直径数mm以下の薄茶色のシミ。発生する原因は遺伝ですが、濃くなるのは紫外線が原因です。

  • 20代から発症する「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」

    肝斑と同じ部位に出やすく、誤診もしばしばあるシミです。3mmほどの均一な大きさの、粒粒とした青っぽいシミが広がるのが特徴。早い人で思春期~20代で発生します。メラニン色素が肌深層に存在しているため、レーザーなどの肌深層へ届く治療が必要になります。


このほかにも、ニキビやレーザー治療の跡が原因の色素沈着などがあります。

■シミを予防するには?

シミが悪化する最大の原因は紫外線です。また、肌へのダメージや生活習慣の乱れも影響することがあります。以下に、シミを増やさないためのポイントをご紹介します。


  • 1.紫外線対策をする

    ・日焼け止めはこまめに塗りましょう。「朝塗ってきたから大丈夫」と安心してしまいがちですが、塗って数時間で効果は半減します。2時間おきに塗りなおすようにするといいですね。


    ・紫外線予防は、秋~冬、天気が悪い日、室内でも大切です。あまりSPF・PAの高いものを選ぶ必要はありませんが、UV効果のあるファンデーションなどを使って対策するといいですね。

  • 2.肌へのダメージを避ける

    ・洗顔の際はなるべくソフトタッチで行いましょう。


    ・1日2回以上の洗顔は避け、こまめに保湿をしてください。

  • 3.生活習慣を見直す

    ・睡眠をたっぷりとりましょう。


    ・タバコは美容の敵です。やめるに越したことはありません。


    ・甘いものも食べ過ぎないように意識しましょう。


できてしまったシミを消すのはなかなか難しいもの。なるべく増やさないように、しっかりと予防することが大切です。



もし目立つシミができてしまった場合は自己判断せず、専門の医師に相談するのがベストです。間違った自己判断によるセルフケアは、肌にダメージを与えてしまうかもしれません。病院を選ぶ際は、なるべく治療メニューが豊富で実績豊富なところを選ぶようにしてくださいね。


(取材・文・イラスト 坂野りんこ/OFFICE-SANGA)