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食べ過ぎに!鍼灸師が教える。消化促進ツボ&ストレッチ5選

2017.04.15

食べ過ぎに!鍼灸師が教える。消化促進ツボ&ストレッチ5選


「おいしいものやスイーツは別腹!」と食べ過ぎては、あとから胃やおなかが張って苦しくなることをくり返しています。そんなときに、「自分で胃腸の重苦しさを軽減するツボ押しとストレッチの方法」について、鍼灸(しんきゅう)師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長に教えてもらいました。

取材協力・監修



丸尾啓輔氏


鍼灸(しんきゅう)師。柔道整復師。太子橋鍼灸整骨院院長。「健康寿命をいつまでも!」と掲げ、整形外科勤務の経験を活かしたロコモティブシンドロームの改善を得意とし、リハビリ、鍼灸治療を行っている。


太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10

http://www.taisibasi.com/

■消化が追いつかず、胃の働きが低下する

食べ過ぎたときの、胃の不快感と改善法について、丸尾さんは次のように説明します。


「通常、胃の中の食べ物は2~3時間で消化されますが、短時間でいっぱい食べる、また、油っこいものをたくさん食べると、それらの消化が追いつかなくなります。


すると胃の働きが低下して食べ物が長時間胃にとどまるので、胃重(いじゅう)感を覚える、胃もたれやおなかの張りがひどく感じるようになります。これを改善するために、胃の働きを高めて消化を促すツボを知っておきましょう」

■食事中でもさっとひと押しできるツボ

「食べ過ぎたあとに激しく動くと、消化に必要な血液が十分に胃に集まらずに消化不良のもとになります。ここでは、椅子に座りながら食事中にでもさっとできる5つの方法をご紹介しましょう」と丸尾さん。


(1)ツボ:内関(ないかん)を指圧する



特徴

名前の通り、腕の内側にある、体のエネルギーの道筋の関所を意味します。胸から胃にかけての痛みや不快感に働きかけるツボで、慢性胃炎やみぞおちの痛み、また、乗り物酔いやつわりなどのむかつきに有用です。


位置

手のひらを上にして手首を体に向けて曲げたときにできる、腕の真ん中にある2本の筋の間で、手首のしわからひとさし指~くすり指3本をそろえてひじ側に移動した地点。左右にあります。


刺激法

もう一方のおや指で、気持ちいいと感じる強さで約10秒、3~5回指圧しましょう。神経の通る場所なので、強く押し過ぎないように注意してください。



(2)ツボ:陽谿(ようけい)を指圧する



特徴

「陽」は体の正面側を指し、ここでは手の甲を、「谿」は大きな谷あいを示しています。胃や腸の働きを活性化させるツボです。息苦しさやせき、冷えの改善にも作用します。


位置

手の甲を上にしておや指を反ったときにでる、2本の筋の間にあるへこんだところ。左右にあります。


刺激法

もう一方のおや指で、気持ちいいと感じる強さで約10秒、3~5回指圧しましょう。神経の通る場所なので、強く押さないようにしましょう。



(3)ツボ:中脘(ちゅうかん)を指圧する



特徴

胃の不調の特効ツボとして知られるツボです。「脘」とは「胃」を表し、その名の通り、「胃の真ん中」を示します。胃痛、消化不良、慢性胃炎、胃部不快感、胃もたれの対策として覚えておきましょう。腸の状態を改善する働きもあります。


位置

ひとさし指から小指までの4本を合わせて横向きに揃え、おへその上に置きます。おへそとみぞおちをまっすぐに結んだ線上で、合わせた4本の指の幅だけみぞおち側に上がったところ。


刺激法

両手のなか指をそろえて、やや強めに約10秒、3~5回指圧しましょう。神経の通る場所なので、強く押さないようにしましょう。押すときに口から息を吐きながら、指をはずすときに息を吸いながらくり返すのもいいでしょう。



(4)おなかそらしストレッチ



食後20分以上経ってから行います。椅子に浅く座って両足を地面につけます。両手を腰に当て、息を吐きながらゆっくりと後ろに向かって伸びをするようにおなかを反ります。3~5回、繰り返しましょう。おなかを反りながら、腸の運動を意識しましょう。食事中や食後すぐは避けてください。



(4)おなかひねりストレッチ



食後20分以上経ってから行います。(3)と同様に椅子に浅く腰かけて、両手を腰に当てます。息を吐きながらゆっくりと上半身を左右にひねります。左右1回ずつを1セットとして、3~5セットを繰り返しましょう。食事中や食後すぐはストレッチを控えるようにしてください。


最後に丸尾さんは、実践法についてこうアドバイスを加えます。


「胃や腸はリラックスしているときに活発に働くので、ゆったりと落ち着いた気持ちで行ってください。


また、『食べ過ぎたかな』と思ったときは、胃もたれや不調を感じる前にこれらの5つのステップを行うと、消化を助けて不快感を防ぐこともできるでしょう」



実際にこれらのツボ押しとストレッチをしてみると、胃のあたりの重苦しい張りが和らぐように感じ、クセになりそうです。このツボ押しなら、誰かと外食中でもこっそりできそうなのもありがたい次第です。一度試してみてはいかがでしょうか。



(取材・文 岩田なつき/ユンブル)

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(マイカラット編集部)