パソコンやスマートフォンの操作を続けていると、夜には目の疲れがたまってなにやら重だるく感じます。パーソナルトレーナーのおぜきとしあきさんは、「ビジネスパーソンにはよく、目の疲れをセルフケアする方法を聞かれます。モニタに集中するなどで無意識に目を酷使するうちに、目の周囲の筋肉だけでなく、首や肩も緊張して疲労がたまります」と話します。そこで、目の疲れを癒すストレッチを教えてもらいました。

取材協力・監修

おぜきとしあき氏


ボディメイクスタジオ「Models モデルズ」主宰。AFAA認定パーソナルトレーナー。「ダイエット・ボディメイク専門のパーソナルトレーナー」の日本における第一人者。ボディメイク指導歴は20年以上、1万人超の指導実績を持つ。著書に『腹凹は太もも運動でつくれる 1日3分週3日でOK!』(SBクリエイティブ)、『5秒姿勢矯正ダイエット』(マガジンハウス)など多数。


Models モデルズ http://www.models.tokyo/

■首筋を伸ばして、首の周りのツボを刺激

「目の疲れを軽減するには、目だけではなく、肩、首のコリに働きかけるツボを刺激するとよいでしょう。一日の疲れに注目して、夜寝る前に実践してください」と話すおぜきトレーナーは、「スマホを閉じて布団の中でできるように、手と顔だけを使うストレッチを紹介します」と、次の3つを挙げます。



(1) 首の横を刺激する「ネックサイド」ストレッチ


(1)ベッドや布団の上に楽に座ります。一方の手を腰から真横に20センチほど離して伸ばします。


(2)手のひらを下にして床の方向に向けてぐっと押し、肩を下げます。


(3)(2)の状態で、伸ばした手の反対方向にゆっくりと首を倒して5秒ほど数えます。倒した首と伸ばした手で、首筋から手先までの伸びを感じてください。


(4)もう一方も同様に行います。左右各5秒ずつで1セットを3回、繰り返しましょう。


ワンポイントレッスン

首が長くなるイメージで伸ばしましょう。下に向けた方の手を、できるだけ下げるのがポイントです。また、顔がななめ上やななめ下に向く、曲がる場合は、首筋を傷めることがあるので、必ず真横に倒してください。耳が肩に近付くようにイメージすると行いやすいでしょう。首を伸ばしながら、首の周りにあるさまざまなツボを刺激します。



(2) 眉の周りのツボ刺激ストレッチ


(1)正面を向いて口を軽く閉じ、眉を頭上から引っ張るように思い切り上げます。


(2)(1)の状態を5秒キープしたら、元に戻します。


(3)(1)・(2)の動きを3~5回、行いましょう。


ワンポイントレッスン

左右の眉頭と鼻筋の一帯に、目に働きかけるツボが複数集まっています。眉を上下させることでそれらが刺激を受けます。また、眉を動かしにくい場合は、口をすぼめる、ななめ上にひっぱるなどでひょっとこのような顔を作り、口の周囲の筋肉をほぐしてから行ってください。



(3) 手の指の間をストレッチ



(1)一方の手のおや指とひとさし指を広げ、できる限り離すようにします。指の間が少し伸びを感じるまで広げましょう。ひとさし指から小指までの4本はくっつけますが、手や腕、指に力は入れないようにしてください。


(2)伸ばした状態で5秒キープしたら、元に戻します。


(3)もう一方の手も同様に行います。


(4)左右1回ずつの動作を1セットとし、3セットを行います。


ワンポイントレッスン

おや指とひとさし指の骨が交差するあたりに目に効く「合谷(ごうこく)」というツボがあります。そのあたりを伸縮すると、ツボの周辺が刺激されます。寝る前だけでなく、集中力が途切れたときや気分転換をしたいときにいつでも行ってください。



最後におぜきトレーナーは、「リラックスした状態で、呼吸をあまり意識せず、また途中で止めずに自然に行いましょう」とアドバイスを付け加えます。


いずれも、ツボの刺激とツボ周辺の筋肉のコリをほぐすストレッチで、試してみると、目や首、肩のまわりがさっとほぐれて心地よく感じます。すぐにできる方法でもあり、おぜきトレーナーおすすめの寝る前はもちろん、デスクワーク中や休憩中など、目の疲れが気になったときにはいつでも実践してはいかがでしょうか。



(取材・文 海野愛子/ユンブル)